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Posted by ブクログ
<上下巻を通してのレビュー>
中原の小国鄭は、超大国晋と楚との間で、絶えず翻弄されていた。
鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。
「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と・・・・・
夏姫という春秋時代を通じて西施と並び称される美女を通して、その時代の様々な国の様子や君臣のあり方などが描かれています。夏姫には嫌いを通り越して怒りの感情さえ抱いてしまう・・・・・子の子南は辛かったでしょうね。それ以上に夏姫も過酷な運命に翻弄されて辛かったのでしょうが、どこをどう探っても好きになれる要素がないのです。(途中から夏姫を無視して読みました)
覇権は斉の桓公から晋の文公へ、そして楚の荘王へと移行してゆくなかで、どれだけの策略がめぐらされ、どれだけの血が流されたんだろうかと真剣に考えてしまいます。
優れた君のもとには優れた臣がいる。愚劣な君のもとには愚劣な臣がいる。
どの時代でも力のない小国はつらいものですが、鄭と陳の2つの国だけはどういう事情があろうと好きになれません。
話の流れは好きなのですが、夏姫が好きになれないので・・・・・
Posted by ブクログ
あらすじを書くと夏姫は傾国の美女という印象だが、むしろ人形のように強い意志を持たず、運命に流されて行く女性として描かれる。
題は夏姫春秋だが、主人公はそれを取り巻く男達であり、魅力的な男が出てこない前半はさほどでは無い
。終盤、物語は一気に盛り上がり面白くなる。それは楚王と最後に夏姫を救うことになる巫臣のキャラクターによるところが大きい。
しかし、ちょっと詰め込みすぎです。次々に現れる登場人物(それが又、色んな名前をもっている)。本筋から外れるようなエピソード。
どんどん変化する登場人物の気持ち。もう少し枝葉を刈り込んだら、もっと面白い話になったと思います
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