晏子(四)
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晏子(四)

693円 (税込)

3pt

崔杼は慶封と手を組み君主を弑した。一旦は崔杼の専制が成ったかにみえたが、崔氏は分裂崩壊し、代わった慶氏も謀せられた。脆弱不安の政情下、晏嬰は天の意志、民の声を全うしうるのか。後代、司馬遷がその御者になりたいとまで敬慕した晏嬰。彼の毅然たる進退の冴えは、様々な組織に生きる我々現代人にも深い感銘を与えるだろう。稀代の聖人の人生の哲理を捉えた巨編、堂々の完結。

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晏子 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 晏子(一)
    737円 (税込)
    強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変……。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編。
  • 晏子(二)
    671円 (税込)
    太公望以来の斉の悲願、東方の国、莱の併呑。その重責を一身に負った将軍晏弱は僅か五千の兵でそれを成し遂げると宣言した。迎え撃つ莱の智将王湫は一万の精兵を束ね、虎視眈々と斉軍の到来を待ち受ける。圧政に苦しむ敵国の民。彼らの命を何よりも尊ぶ人倫の人、晏弱のとった戦略は凡百の策士には及びもつかぬ大胆なものだった。策略と計略が水面下で激しく交錯する緊迫の第二巻。
  • 晏子(三)
    693円 (税込)
    晏弱は死んだ。斉は偉大なる英傑を失った。幼少よりその天才を発揮した息子晏嬰は古礼にしたがって三年に及ぶ篤い服喪に入った。斉は周王朝の意志を奉じて魯の攻略を繰り返す。魯は援軍をもとめ、晋傘下の十二か国の大連合軍が魯のために集結した。襲いかかる連合軍の怒濤の駆塵。軍師も軍略もない斉軍は連合軍の猛攻をどう凌ごうというのか……。話題の歴史巨編、絶体絶命の第三巻。
  • 晏子(四)
    693円 (税込)
    崔杼は慶封と手を組み君主を弑した。一旦は崔杼の専制が成ったかにみえたが、崔氏は分裂崩壊し、代わった慶氏も謀せられた。脆弱不安の政情下、晏嬰は天の意志、民の声を全うしうるのか。後代、司馬遷がその御者になりたいとまで敬慕した晏嬰。彼の毅然たる進退の冴えは、様々な組織に生きる我々現代人にも深い感銘を与えるだろう。稀代の聖人の人生の哲理を捉えた巨編、堂々の完結。

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晏子(四) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    痛快な前半2巻と、心の強さ・優しさを感じる後半2巻。
    主人公は僕も読むまで知らない人物だったけど、内容も量も読み応えがあって良かった。
    孟嘗君、楽毅と続けて読んだけど、どんどん作品にはまっていく。

    0
    2014年05月08日

    Posted by ブクログ

     春秋戦国時代の斉の宰相の話です。歴史から生き方を学ぶといいますが、考えさせられる物語ですね。來の国を領土としたやり方、「社稷を主とす」という言葉は名言ですね。どんな時代にもぶれない生き方をしていきたいものです。

    0
    2012年05月29日

    Posted by ブクログ

    現在でも墓所に花が途絶えることが無いと言われるほど、敬愛されている晏嬰。この巻は何度も読み直してしまいます。

    0
    2010年12月07日

    Posted by ブクログ

    晏弱晏嬰親子二世代のお話。
    もう、本当に最初から最後まで感動しっぱなしの作品でした。

    こういう風に生きたいもんです。
    無血開城した男。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    登場人物の解像度が高く、現代の日本に生きる自分とは大きく環境も時代背景も異なる長編は読み応えがあった。自分だったらどう考えどう行動するかを考えながら読むと深く味わえる小説であった。
    長編を読み切ったが、巻末解説の以下の一文が全てを表しているように感じる。
    ・ゆっくりやりなさい。疾く走っても、かならず

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    ひとたび小さな声を発しても国の隅々までその声が伝わる。君主でされも憚られる小さな大声。声を上げなくてもそのたたずまいから国中ににらみを効かす怪人。沈みゆく国を背負い聖人となって何を見るのか。

    0
    2022年01月01日

    Posted by ブクログ


    目まぐるしい政変の傍らで、何人殺されても同じ言葉を刻む史官のエピソードが印象的。

    晏嬰の筋の貫き方も、対比の中で、一層、際立つのか。

    大義、歴史、民、幅 ――― 

    考えさせられることが多い。

    0
    2019年01月04日

    Posted by ブクログ

    崔杼が謀反を起こしたが没落し、晏子が宰相となる。

    1巻から登場し、晏弱を認めていた崔杼は憎めない人物で、展開が残念だった。
    全体的に時代の流れが分かりやすく、晏子の逸話が丁寧に織り込まれ、読んでいて楽しかった。

    0
    2014年02月06日

    Posted by ブクログ

    宮城谷昌光さんとの出会いの一冊です。
    それ以来、夢中になりました。
    そんなこともあり、新鮮さも手伝い、思い出の一冊です。
    どの本から入っても、面白いと思います。
    天空の舟、重耳、晏子が私のベスト3です。

    0
    2012年02月22日

    Posted by ブクログ

    中国春秋時代に生きた篤実と正義の政治家、晏子の物語。ヒーロー伝ではなく、宰相として、参謀として、そして人として、どう生きるか、が描かれている。史実や歴史書などの多くの情報に支えられた宮城谷昌光さんの文章。司馬遼太郎さんの後継者一番手と感じる。

    0
    2022年06月13日

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