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気軽に読みやすい
宮城谷さんと言えば緻密な構成と歴史と漢字文化の厚さが魅力だと思います。それに対し、この作品は気軽で読みやすく、宮城谷さんとコーヒーブレイクしているような気分で読み進むことができます。
Posted by ブクログ
春秋時代や戦国時代に、少しだけ興味がある。
どうやって知るか、となると、研究書にしても、何を読んでいいかわからないし、読みこなせるとも思えない。
そこで、何か小説で、と宮城谷さんの本のお世話になる。
本書は、古代中国の文化や文献を素材にした随筆なのだけれど、同時に夏王朝の頃を描いた出世作、「天空の舟」などを書いた頃の話や、故郷蒲郡についてのエッセイもあった。
宮城谷さんは、英文学をやってきた人だったことも、本書で初めて知った。
また、立原正秋ら、大学の恩師たちとの関わりと修業時代のことも何度も出てきた。
正直、この世代の作家が、大学の文学誌(早稲田文学)で世に出ていくというコースがあるのかとは思っていなかったから、驚いた。
高校時代に作家になることを志し、大学時代外国語をマスターしつつ、文体を確立させ、そしてさらに数年かけて書くべき題材を見つけた。
こんな風に作家になっていく人は、今いるのだろうか。
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