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山霊がつかわした青年、長身清眉の介推は、棒術の名手となって人喰い虎を倒した。やがて、晋の公子重耳に仕え、人知れず、恐るべき暗殺者から守り抜くが、重耳の覇業が完成したとき、忽然と姿を消した。名君の心の悪虎を倒すために……。後に、中国全土の人々から敬愛され神となった介子推を描く、傑作長編。
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Posted by ブクログ
介子推。 宮城谷さんの小説『重耳』を読まなければ、その名前すら知らず、興味を持たなかった。 権力欲とは別の場所にいて、そして、賢母の助力もありながら、神になった人物。 「人から何かを得ようとするのであれば、その人にまず与えなければなりません。救ってもらいたいなら、まず救ってあげることです。」 ...続きを読む 「竜は天にのぼらんと欲し、五蛇は輔をなす。竜はすでに雲にのぼり、四蛇はおのおの宇にはいるも、一蛇は独り怨み、ついに処るところをみず」 幾多の困難とその功績は史書の中には詳しく記載されてないという。 しかし、晋の文公が介子推に対する、行動が民の心を打ち続けたのだろうと感じた。
かっこいい!人を信じ大切にするってどういうこと、そのひとつの答えに見える。中国でも最も有名な英雄のひとりだし、残ってるエピソードでも元から信義の人なんだけど、こうやって細やかに、心境もいっしょに描いてくれると、隣に立ちあがってくるかのようで、幸福な余韻が残る。幸福というよりは切なさだけど、でもこんな...続きを読む人間がいるというのは幸福なことだ。
何度も読み返しては、こみ上げるものを抑えられません。剣でなく戟でもなく、一本の棒をふるう。神速の風は、ただひたすら君主を守るための清らかな力。
宮城谷氏の多くの作品では、主人公格は君主や宰相といった、国政を左右する立場の人間であることが多いため、このように最後まで下っ端だった人間を描いているこの作品は、その意味で新鮮である。春秋戦国のダイナミックさからは離れた、非常に純粋で美しい作品である。
人生のバイブル(大げさ?)。 主人公の介推があまりにも潔白すぎる印象はあるけれども、「こんな風にすがすがしく、潔く行きたい!」と思わずにはいられません。 この作品がきっかけで宮城谷昌光氏の作品を読むようになりました。
「重耳」に関わるもう一人の人物・介子推の物語。命をかけて重耳に仕えその身を守りながら、功績を認めてもらえなかったその瞬間の彼の絶望はどれほどだったのか。切なくなりますね。重耳を行動で諌めたといえる人だと思います。
春秋時代の覇者の一人「重耳」を影で支えた棒の達人「介子推」をかいた本なり。 介子推の清廉な様は男として惚れ惚れするものがあるなり。 この本で宮城谷昌光先生の作品に魅了されてしまったなりよ。
中国の伝説は高尚な人な人が多い
なぁ、と感じます。 介子推は強くて高潔でまさに仙人みたいなひとでした。 その潔い生き方には心が洗われます。 でも、他の宮城谷作品にくらべると、 物語の流れで盛り上がりに対して、 介子推がどんどん盛り下がっていくので(笑) 爽快感が物足りないです。 勢いのある最後ではありませんが...続きを読む、 そこには、 欲にまみれた人間社会から、 少し遠ざかることができるような、 清涼感があります。 次は重耳が読みたくなりました。 実は先に重耳を読んだ方が面白いです。 介子推はスピンオフみたいな感じなので。 ぜひ、電子化をお願いします!!!
『重耳』を読んで興味を持った介子推。 中国・春秋時代、賤臣として、重耳が晋の王位(文公)につくまで19年に及ぶ苦難の亡命生活に従い重耳を陰から助けた介子推。 人知れず尽力した介子推の功績は重耳に届くことはなく、論功行賞の対象にはならず、功臣の要求に応じて論功行賞を行ったりそれどころかそれまで命を狙っ...続きを読むていた者も受け入れるという重耳に失望したということです。 認められなかったことではなく、敬愛する主君への失望から、故郷の山へ去ってしまう介子推。 生きのびるのが精一杯の想像を超える苦難を乗り越えたのに、19年も、それはもうやってられないですよね。 なんだか哀しい。
山霊がつかわした青年、長身清眉の介推は、棒術の名手となって人喰い虎を倒した。 やがて、晋の公子重耳に仕え、人知れず、恐るべき暗殺者から守り抜くが、重耳の覇業が完成したとき、忽然と姿を消した。名君の心の悪虎を倒すために・・・・・。 後に、中国全土の人々から敬愛され神となった介子推を描く、傑作長編 ...続きを読む重耳の19年間にわたる放浪生活をともにした人物です。 「重耳」を読んでからこちらを読むのがお勧めです。これは俄然、2作セットですね。 故郷の緜上から、重耳に仕えるために狐氏の邑を訪れた介子推。 重耳の長い放浪生活を裏から支え続け、重耳が晴れて晋の君主となった後に、自分の思いとは違うものがそこにあるという理由で、誰にも告げずにこっそりと身を隠してしまいました。 介子推を一番理解していたのは、天敵であり続けた閹楚です。 閹楚なら、身を隠したまま再び世に出てくることのなかった介子推の気持ちが十分に分かると思います。 「龍欲上天 五蛇為輔 龍已升雲 四蛇各入其宇 一蛇獨怨 終不見處所」 (龍は天を望み5匹の蛇がそれを助けた。今龍は天に上ることができ、4匹の蛇もそれぞれいるべき所にいる。だが、1匹の蛇だけひとり恨みいるべき所もない) 介子推の従者が上記の書面を宮門に掲げました。 この書面によって介子推の働きの全貌を始めて知って後悔した重耳(文公)が、緜上に柵をめぐらして介子推の封邑とし「介山」と呼ぶとともに「我が過ちを銘記し、善人を表彰する」こととした・・・・・と言われています。 自らの姿を消すことによって君子に訓戒を与えた介子推の行動は美談として受け継がれています。 物語としては、状況把握や感情移入しやすい類であり素直に面白いのですが、『だからといって、一生隠れ続けなくても・・・・・』というのが素直な気持ちです。
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