半藤一利の作品一覧
「半藤一利」の「昭和天皇物語」「戦藻録[新漢字・新かな版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「半藤一利」の「昭和天皇物語」「戦藻録[新漢字・新かな版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京大学文学部国文科卒。1965年『日本のいちばん長い日――運命の八月十五日』で作家デビュー。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞を受賞。『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞受賞。単著、共著、編著それぞれ数多くの著書がある。
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1926年から満州・上海での一連の事件・戦争は前線陸軍の単独行動と暴走(天皇・元帥の命令なしで行動「統師権干犯」)軍の陰謀から満州事変へと発展、更に分派(統制派と皇道派)との争いから、皇道派による2.26事件(政治腐敗や農村貧困を訴えた)により国政は軍事一色へと大きく傾いた。結局、現在でも置かれた環境の機運で事が悪くても進めざるを得なくなる政治体質は変わっていないと感じた。史実で昭和天皇への報告は偽りが多く、当初内閣、軍隊官僚が事件発端の軍人行動を軍律で押さえ付けられなかった怠慢責任は重大で且つ致命傷で、その後の第2次世界大戦への火蓋は、近衛文麿首相など強力なリーダーシップのない人物が祭り上げ
バスに乗って読み始めたが、冒頭の昭和天皇とマッカーサー元帥の会見を読んで、思わず涙が出そうになった(出ていたかも?)
戦争下手だが人徳のある乃木大将が教育係で、少年だった昭和天皇との相撲を取る写真は有名だが、どのように人格形成されて行かれたのかは知らなかった。
この後、5·15事件、2·26事件、ノモンハン事件、張作霖爆死事件、満州建国、大東亜戦争、太平洋戦争、原爆投下、敗戦、東京裁判、GHQ支配、人間宣言と全国御幸と大事件が続いて行く訳だが、どうされて居たのか興味は尽きない。
Posted by ブクログ
『歴史探偵』の異名を持つ作家、半藤一利氏による語り下ろしの『昭和史』その後編です。敗戦から復興し講和条約を経て主権が回復し、高度経済成長を経てバブルに突入、そして崩壊する激動の時代が綴られております。
本書は『歴史探偵』の異名を持つ作家、半藤一利先生による「語り下ろし」と言う形でまとめられた『昭和史』の完結編であります。高校の授業ではこの辺のところがたいてい、時間切れで終わり、あとは受験勉強で補っていくしかないわけですが、できれば中高生にこそ、本書を読んでいただきたいな、と読みながら考えておりました。
昭和史は未だに謎の部分や、解釈によっては紛糾することの多いことでありますが、半藤氏