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「昭和史」対話篇、待望の文庫化。
『世界史のなかの昭和史』が刊行され、代表作「昭和史シリーズ」が完結――それらのエッセンスを、12本の対談で理解できる!
あの戦争の指揮官たちのそれぞれの戦後。
硫黄島の戦いに殉じた栗林中将の手紙。
東京空襲の夜に凧を揚げていた少年。
「阿部定事件」で中断した国会。
反安保デモの終わった夜――。
激動の「昭和史」を目撃した半藤氏と12人の対話がポスト平成時代に問いかける。
「私たちは『昭和』をこう生きた。君たちはどう生きるのか?」
もはや対談者の多くが鬼籍に入られたいま、この本そのものが「昭和史」です。
〈対談者とテーマ〉
●澤地久枝――ふたつの戦場 ミッドウェーと満洲
●保阪正康――指揮官たちは戦後をどう生きたか
●戸高一成――なぜ日本人は山本五十六を忘れないのか
●加藤陽子――天皇と決断
●吉村昭――東京の戦争
●梯久美子――硫黄島と栗林忠道
●野中郁次郎――撤退の本質
●野坂昭如――繁栄という名の貧窮
●宮部みゆき――熱狂の昭和
●丸谷才一――戦争と艶笑の昭和史
●佐野洋――清張さんと昭和史
●辻井喬――希望と喪失の世紀
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