明治維新とは何だったのか――世界史から考える

明治維新とは何だったのか――世界史から考える

小説・文芸
1,650円 (税込)

8pt

あのとき、日本を動かしたのは、龍馬でも松陰でもなかった! 『幕末史』『昭和史』の半藤一利と『仕事に効く 教養としての「世界史」』の出口治明が明治維新後の150年を語る。維新最大の功労者は誰なのか? 【巻末収録】半藤一利・出口治明選 明治維新をより深く理解する書籍ガイド35冊。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

明治維新とは何だったのか――世界史から考える のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    萩旅行から帰ってきて、幕末から明治にかけての歴史が分からなかったので手に取った本。あれ?松蔭先生も伊藤博文もめちゃくちゃ小物扱いされてる?と、新たな視点で読めて、とても面白かった。世界遺産にまでなっているけど、なんか違うのかな、とまで思ってしまう。ただこれも、ひとりの意見として受け取らなきゃいけないんだよね。はて、私の考えはどう着地するのか、まだ判断出来そうもない。

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    教科書で習った薩長史観の問題点を見事に説明した良書。
    筆者両名がいわゆる賊軍地域の出身だが、私には非常に客観的な内容に感じられた。

    阿部正弘が幕府で開国、富国、強兵をグランドデザインとして描いた話、そしてそれを実行した話は初耳。本人は先が見えるから、広く意見を集めたのも、皆んな開国しかないという結論に落ち着くはずだいう思いがあったのではというのは納得。ソ連のゴルバチョフになぞらえたのもわかりやすい。

    色々あったにせよ、せっかく幕府と朝廷が開国で一致した時に、そうはさせるかと薩長が暴力革命に動いた。本当に尊王開国がやりたいのであれば、公武合体でも良いはずだが尊王討幕に動いたのは関ヶ原からの積年の恨みを晴らす機会だったというのもあながち間違ってないのかもしれない。
    戊辰戦争はやらなくてもよかった復讐の為の戦争。

    維新という言葉も薩長革命の正当化、吉田松陰の神聖化も伊藤博文と山縣有朋の正当化という視点も納得。

    ただ明治政府が開国、富国、強兵政策で江戸時代に世界に遅れをとったのをたった数十年で取り返したのは、勉強をして世界を知った人達のおかげ。

    明治維新の評価に見直しをかける動きがある今、賛否両論の本を何冊か読みたくなった。

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    非常に面白い!幕末、明治期を深く知ることが出来る本です。河井継之助の長岡藩が好きだったのですが、何故薩長軍と戦わざるを得なくなったのか、腑に落ちました。

    0
    2021年10月04日

    Posted by ブクログ

    幕末から明治にかけての歴史を対談で丁寧に明らかにされている。対談といっても濃い内容で読み応えがあった。

    0
    2020年02月29日

    Posted by ブクログ

    碩学のお二人の明治維新論 やはりただ者ではない 特に出口氏は圧巻
    経済の視点で「数字」で歴史を分析すると見えてくる世界が違う 迫力も

    1.統帥権の独立 これは山縣有朋の仕業 言語道断 治安維持法も
     強権的国家主義者のようで、結局は自分の権力拡大 ポスト確保
     軍国主義をもたらし、結局は国家の滅亡
     司馬遼太郎は坂の上の雲で終わらせてはダメ、昭和の大敗戦まで同じストーリー

    2.開国のグランドデザイン 阿部正弘 大久保利通
     開国-富国-強兵 帝国主義の世界と戦う
     勝海舟も同じ認識 西郷を説得し、江戸を守った 焼け野原になったら日本は終わり
     国家の危機 人材登用を広く正しく行えば、歴史は変わる
     門閥制度→実力主義・実績主義
     cfフィンランド国家の危機 1991年破綻

    3.1938年近衛声明の阿呆さ 戦争の相手を無視してどう始末するのか
     「始末」の大切さが判らなくなってしまう
     全く同感 現代のアベノミクスも同じ 始末の考えはない デフレ脱却が欲しいだけ
     現政権=現日本の幼児性は共通するものがある 歴史の怖さ

    0
    2018年11月10日

    Posted by ブクログ

    幕末維新史は初心者でしたが、これは分かりやすくて面白いです。幕末から太平洋戦争までの、思想的、人脈的な全体の流れが理解できました。
    巻末の推薦書を、今度は読んでみよう。

    0
    2018年09月04日

    Posted by ブクログ

    もう明治維新150年とか薩長土佐で勝手にやってくれと思っている人たちにとっては当たり前の視点・史観では有るけど、それがこの2名の対談でより明確になっていて大変心地が良い。よく太平洋戦争の総括が不十分である事への指摘が多いが、そもそも日露戦争当時戦争への総括が不十分であり、その実際が広く国民に知らしめられなかった事により、再び「鎖国」となり、それ太平洋戦争へ繋がっているという指摘は重要だし、それは今の我が国の現状にも重なって見える。戦争は外交・政治の一手段である、これは即ち戦争中であろうとその前段階であろうと相手との対話と交渉が必要である事を示している。日中戦争時の近衛内閣の「国民党とは交渉に値せず」は、現状の我が国の北朝鮮政策と重なって見えてきて仕方がない。右手で棍棒で殴り合いながらでも、左手の指一本ぐらいは相手と繋いでおくのが外交であり、政治である。結局戦争は政治の一手段である以上対話でしか終わらないのだ。

    0
    2018年05月06日

    Posted by ブクログ

    幕府側/薩長側の状況、幕末の志士の考えていたことを、知の巨人お二方が対談形式で詳細に解説。明治維新の本質が理解出来る一冊です。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    奇跡の人材登用が生んだ日本の近代化

    〜開国→富国→強兵のグランドデザインと武士階級の自己改革〜

    ■概要
    作家の半藤さんとライフネット生命創業者の出口治明さんの対談。薩長栄光の歴史とされる明治維新を幕末の動乱の時期から、各藩/各人の思惑に焦点を当てることで、明治維新をどう観るかを問いなおす。明治維新を見なおすことは、人間ドラマにとどまらず、人材登用や複雑な利害関係者との交渉など、現代社会にも多くの示唆を与える。

    ■所感
    明治維新をよく理解していなかったが、歴史作家の大家である半藤さんと、歴史と哲学に精通し"啓蒙経営者"と呼べる出口さんの知見から明治維新を学びなおせる。薩長、坂本龍馬、岩倉使節団くらいしか知らなかったが、各人の明治維新において果たした役割を学べた。
    ただ歴史をなぞるのではなく、現代の意思決定に学べる要素が大きい。情報収集から情報公開の大切さ、人材配置などはいつの時代も肝になる。
    歴史は勝者が作るというのが、明治維新(薩長革命)にも当てはまると痛感。

    ■詳細メモ
    ・明治維新(明治政府誕生)は薩長の暴力革命
    関ヶ原の戦い以降の200年の禍根を薩長が晴らした、それが明治維新。幕府の開国決定が尊王攘夷につながったものの、攘夷は無理と判断した薩長が尊王倒幕に傾いた。
    そもそもの尊王は、家康?が廃止した「幕府が朝廷にお伺いを立てます」を復活させたあたりから始まっていた。攘夷は開国に伴い生まれたが、薩英戦争と下関戦争で海外の実力を知り断念。まず倒幕が作家の目的に。

    ・ただ人材登用は抜群
    たとえ薩長を中心とした西軍(官軍)びいきの人材配置でも、奇跡のピースがピタリとはまった。狭義の明治維新かつ(武家政治終了)は暴力革命でも、広義の明治維新(日本の近代化)は当時の素晴らしい人材とその登用術のおかげ。

    ・活躍したのは誰か?
    - 勝海舟の様に幕府側からも支えた人が。〇〇人に入るのは薩摩人、京都人などが当時の概念だったのに対し、初めて「日本人」を概念にした。幕府と薩長で争っている場合ではない、と一気に人々を啓蒙した。
    - 隠れた構想家、阿部正弘。グランドデザイン。出口治明さんが選ぶ功労者第1位。
    - 坂本龍馬はアイデアのパクリスト、ただ構想力とコーディネート力が抜群。秀吉やビルゲイツタイプ。
    - 大久保利通は阿部正弘の構想(グランドデザイン)を実行に移した、視座が高い。出口治明さんが選ぶ第2位。
    - 伊藤博文や山縣有朋は"小粒"。それでも伊藤博文は日露戦争の落とし所をわきまえていた、現状把握ができる人。山縣有朋はシビリアンコントロールを日本から無くした。統帥権の独立が後の大戦の悲劇に
    - 徳川慶喜はよく分からない。鳥羽伏見の戦いで錦の御旗を見ただけで撤退したのは謎
    - 岩倉具視は謀略家の腹黒(かなり悪く書かれている)。ただ岩倉使節団は明治維新に寄与した。(倒幕後の国家隆盛に欠かせない)
    - 西郷隆盛は革命家。毛沢東に近い(詩人であり農本主義、ロマンチスト)。だから革命後の政府で上手く立ち回れなかったが、革命には欠かせない人。

    ・明治維新の成功の要諦
    阿部正弘が「開国→富国→強兵」の順に進めようとしたこと(出口さん)。日本には資源がない、しかも鎖国で海外の情報ない。だからまず開国しないと富国も強兵もできない。
    なお、日露戦争以降、日本が誤った道に進んだのは「閉国」路線を歩んだから(司馬史観に近い)。これでは海外の正確な情報つかめず、兵器開発や戦術面でも劣る、だから大和魂と白兵戦法のゴリ押しで大戦では悲劇を生んだ。
    開国後の吉田茂は「強兵」をアメリカに任せて、開国と富国に集中。これが戦後復興に寄与した。

    ・勝海舟、西郷隆盛らの自己改革
    武士階級が封建社会と決別しようとしたことも忘れてはならない。自己改革できる覚悟ないと「維新」は成し遂げられない。これも阿部正弘がアヘン戦争の現状を知っていたからこそ、開国やむなしとできた。ただそれを受け入れた幕府側の武士(阿部もその一部だが)の功績、勝海舟こそ立役者。(半藤さん)

    0
    2021年12月18日

    Posted by ブクログ

    読みやすい!

    対話形式なので読みやすさは抜群、するすると頭に入ってきます。
    仕方のない事ですが、贔屓目で見ている部分が多々見受けられるので、読み手は注意して読む必要があると思いました。
    内容は本当に素晴らしく、より幕末について詳しく知ることができました。

    0
    2021年10月10日

明治維新とは何だったのか――世界史から考える の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す