半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和史1926-1945
    歴史から学ぶことはたくさんあって大切なことは反省した後にちゃんと行動にうつすことだと思いました。著者が既に亡くなってしまっていると知りとても残念ですがこのような本を残してくれていてとてもありがたいと思いました。
  • 昭和史1926-1945
    曽祖父が海兵として過ごしたその時代、なぜこんなにも愚かな戦争をしなければいけなかったのか、知りたいので読み始めました。

    むすびの章に書いてある「歴史に学べ」は、今においても耳痛。

    約80年前に事実起こった戦争、なんとなく今の日本で口にすると右っぽく、変わり者と思われるような…この風潮…うーん!
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  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える
    「維新」とは新政府が後につけた正当化の呼び名。阿部正弘のグランドデザインと引き継いだ大久保。伊藤、山縣の権威付けに利用された吉田松陰(この人へも低評価)。統帥権が西南戦争からの山縣の発想で帝国憲法前にできていたとは知りませんでした。世界を見てきた者と内しか知らない者。権力に対する執念の有無。これまで...続きを読む
  • 日露戦争史 3
    今回もわかりやすい講義?のような本で戦争の中の戦闘だけでなく政治面でも終わらせることの難しさやその中で奮闘した方々の話を垣間見ることが出来ました。改めて戦争は良くないことだという事を感じました。
  • 昭和史1926-1945
    呆れ、怒り、悲しみ、そして怒り‥
    負の感情しか湧き起こらない。

    以前父に読んでみるといいよと渡されたものの、昭和の歴史はつらくて苦しくてつい避けていたけれど、じっくり時間があるので向き合ってみました。
    半藤一利さんの優しい語り口で、読みやすく終戦までの昭和を考えることができました。

    これほど多く...続きを読む
  • 日本人の宿題 歴史探偵、平和を謳う
    歴史探偵を自称しながら、昭和史をテーマにした優れた著作を多く残した半藤一利先生を悼む書である。内容は、生前出演したラジオ番組の書き起こし。それゆえ過去の著作で綴られてきたものではあるが、訃報をきっかけに「どんな人だったのだろう?」と興味を持った人が手に取るにはちょうど良い塩梅ではなかろうか。
  • 昭和史1926-1945
    どういう流れで、日本が戦争に突入していったかがよく分かった。二・二六事件がその後の意思決定に与えた大きさ。また(力ある)個人の考え、主張で日本の方針がどんどん変わっていくのがよく分かった
    現在にも通じる教訓がたくさんあった。
  • 靖国神社の緑の隊長
    2024.02.15〜2024.02.16
    戦争なんてして、楽しいですか。戦争をした結果、なにを得られるのですか。
    どの話も、笑顔になれないものでした。どの話に出てくる人も、辛い。だから、私は、誰からも笑顔を奪わないように生きていきたい。
    そして、半藤氏が書かれたように、私も「日本がいつまでも平和で...続きを読む
  • 太平洋戦争への道 1931-1941
    ■関東軍の暴走
    ■国際協調の放棄
    ■言論・思想の統制
    ■中国侵攻の拡大
    ■三国同盟の締結
    ■日米交渉の失敗
    この10年間をこのように分けていくとこんなに解りやすかったとは、という思い。結局国民には事実を伝えることなく、自分達の立場を曲げられないことを前提に「仕方ない」という言い訳でアメリカとの戦争に...続きを読む
  • 昭和史 戦後篇 1945-1989
    日本が昭和期において辿ってきた政治、社会、文化等を大まかとはいえ分かりやすく理解できる良著。
    日本昭和史を抑える際の有能な一冊。
  • 昭和史1926-1945
    日本史、特に近代日本の主要な歴史的事件や重要人物について不勉強のため、この機会に一読。
    明治維新は攘夷運動という内乱を誘発しながらも、最終的には海外との国交をひらき、西洋から近代的な合理性を学ぶにいたる。しかし、日露戦争以降、日本は急速的に軍国化の風向きを帯び始める。
    著者の提示する40年区切りはと...続きを読む
  • 昭和天皇物語 13

    せつなくなります

    大戦前の大戦へ向かう話です
    教科書では、サラリと終わってますが
    このシリーズを読むと、いろいろ考えさせられて
    当時の時代を考えると、こうなってしまうのかと
    せつなくなります
    でもそれだけに一気に読んでしまいます
  • 昭和天皇物語 2

    浮かび上がってくる

    教科書などでなんとなく名前だけ知っている、太平洋戦争で色々な役割を演じた人たちが血肉を持った人間として描かれており彼らも現実世界に実在していたのだと、当たり前の事を考えさせられる
    現人神として今よりずっと神聖不可侵扱いだった天皇陛下が人として描かれておりとにかく読み進めてしまいます
  • 昭和史 戦後篇 1945-1989
    シリーズ前作同様、講義形式でほんと分かりやすい。やはり戦後も国際情勢に大きく左右されてきたのですね。国際情勢と天皇と安保。そして、ひもじさ。この時代で形ができ今に直結してる訳ですから、この時代、ほんのちょっと前のこと、しっかりと勉強すべきだと改めて思いました。
  • 昭和天皇物語 1

    興味深い

    人名としては知っていた乃木大将や、個人的には平和な治世だったので好感を持っていた大正天皇などが血肉を持った人間として描かれておりとても理解しやすい。
    漫画の偉大さを感じる。
    一方でこういった歴史ものの人物史はリテラシーをもちつつ読む必要があるなとも思う。
  • 太平洋戦争への道 1931-1941
    最後に半藤氏が諭すように言われている通り、我々は学び続けないといけない。令和になって戦争を知らない世代だけになり、いつか来た道をまた歩きだしてる気がしている。威勢だけは良いが、覚悟の全く無い人たちが政治を動かし、戦前と同じくらい社会の不平等も拡大してきた。なんとも不気味である。
    ただこの本を読んでア...続きを読む
  • 世界史のなかの昭和史
    半藤さんの昭和通史三作目。少しずつこの時代が立体化してきました。ヒトラーとスターリンに転がされ続けた日本。それにしても松岡と近衛のトホホ振りには目を覆いたくなります。国際政治は冷徹。根拠なき自信や根性だけでは生き残れません。日米開戦後の国際情勢の把握、分析、諜報はどうなっていたんでしょうか?知りたい...続きを読む
  • 昭和天皇物語 1
    『ミカドの肖像』を読んで俄然天皇や皇族に関して興味が湧いてきた中で、ちょうどLINE漫画に配信されているものを見つけました。

    2023年現在。まだ連載中なんですね。LINE漫画で無料配信分しか読めていないですが、有料分購入して一気読みしたいくらい面白かったです。

    『ミカドの肖像』で印象的だった昭...続きを読む
  • 昭和史1926-1945
    正直、この時代の通史を初めて学びました。戦国時代や明治維新も良いとは思いますが、この時代こそ、今、我々が真に学ばなければならない時代だと思いました。全員合唱は危険。むすびの章にあるように、無責任の嵐、空気で決まる、反省(過去からの学び)をしない、独りよがり、抽象概念を声高に言う、世界情勢把握の欠如、...続きを読む
  • 昭和天皇物語 12
    二・二六事件の顛末を描く。
    陸軍の粛清に動くが、結果、
    軍部大臣現役武官制が復活し、
    さらなる軍部の暴動を招く結果になる。