半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和天皇物語 1

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    能條さんらしい、表情に引き込まれる感じ。
    乃木さんが亡くなる間際に迪宮様が発した言葉が本当なら、卓越した洞察力と人間力を感じるなあ

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    2019年11月24日
  • 半藤一利 橋をつくる人

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    文藝春秋などの雑誌の編集長、重役、昭和史という作品で有名な著者の半生をつづったエッセイ。どのようにして昭和史が書かれたのか、昭和と著者の格闘の様子がリアルだった。子供の頃の昭和の姿が面白くて、知らない異文化を見ているようだった。戦争体験も、かなりリアルで実感がこもっていた。戦争というものに関わってきた人らしい重みのある言葉の数々で、とても勉強になりました。昭和天皇を客観的に分析し、2つの側面があるという指摘も面白かった。戦争はやはりいかんなと思った。

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    2019年11月20日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

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    平成について識者が語るとこんなに面白いか、と感心した。半藤氏は多くを昭和まで遡っている。
    二人共に、客観的な事実と身近な体験を元に語っているので説得力がある。昭和史の泰斗たる半藤氏が悠仁親王に歴史の講義をしたというエピソードはホッとする。

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    2019年09月11日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

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    以前から両氏の著作は追いかけてはきたけれど、まさかこの2人が対談して、それが1冊の本になるとは思わなかったよ。ざっくり平成30年間を振り返る内容で、手に取る前の期待は裏切られなかった。おなじみの池上解説&半藤史観。

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    2019年08月26日
  • 昭和天皇物語 4

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    このシリーズは購入して家に置いておかなくてはと思っていたのに一時帰国で買い忘れた。何度も繰り返し読みたい漫画。外遊を終え自由を肌に感じた裕仁親王が時代を動かす幕開け、興奮フル。

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    2019年08月25日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

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    ネタバレ

    6章に日本が「地政学的に武力で守れない国であること」、「核兵器を持てない明々白々な理由」が書いてある。なるほどなぁ、こういう説明は、初めて読んだ。

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    2019年08月24日
  • ノモンハンの夏

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    満蒙国境事変であるノモンハン事件を、国家間の駆け引きから、連隊レベルの動きまで幅広く記述。
    当時の国際政治も興味深いが、やはり、上級司令部の断固たる指導、統制の欠如とか、幕僚の本分とか、そういうところが反面教師的に勉強になった。

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    2019年08月15日
  • 昭和天皇物語 4

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    外遊中の裕仁親王(皇太子、のちの昭和天皇)であるが、日本では大正天皇の容態が芳しくなく、時の総理である原敬は、裕仁親王を折衝に据えることを決定。皇后との暗闘が続く。

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    2019年07月26日
  • 語り継ぐこの国のかたち

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    ネタバレ

    タイトルを見て違和感を感じたのだが、やはり司馬遼太郎著「この国のかたち」を引き継ぐという意味が込められていた。
    本書を読むことで、なぜ著者が昭和史にこだわってこられたのかを理解することができた。そして、今の政治に対するメディアの在り方が非常に悪く、信念を通すメディアの登場を切に期待する。また、今の時代はSNSを通して誰でも発信することができる時代であるため、自分でも知識を高めて、この国が将来どうあるべきかを真剣に考えて発信していきたいと思う。

    さて本書であるが、エッセイ風に明治、大正、昭和と歴史とともに語り継がれている。前半では明治天皇の和歌を通して日露戦争を振り返る。その後の太平洋戦争まで

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    2019年07月14日
  • 歴史と人生

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    これは個人的に、ものすごくハマった。恐らく半藤氏のファンの方であれば、これまで読まれてきた著書のエッセンスだけを切り取ったような本であるので、復習とか再確認という意味でよくまとめられた本となるのだろう。

    今まで著者と出会えなかったのは、まったく自身のセンサーの問題だが、遅ればせながらでも、今回著者と出会えたことは大きな収穫だ。

    経歴に、松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめたとあり、「週刊文春」や「文藝春秋」の編集長、専務取締役を経てから、作家となったとあり、Wikiで調べれば、夏目漱石が義父という。もうこれだけで、作家としての興味レベルは最上級。

    ある時期から、「歴史探偵」を名乗ら

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    2019年07月07日
  • 歴史と戦争

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    「日本のいちばん長い日」の半藤一利。彼の著書の中での言葉を、時間軸に整理して並べたある意味著作集。
    知っていた話もあれば、もちろん知らなかった話も。
    「昭和史」も読まなきゃって積読になっているけど、早く読まないと。
    後世に伝えなきゃいけないっていう言葉もたくさんあります。新書ですが、これは永久保存版にしようと思います。

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    2019年05月29日
  • 昭和天皇物語 3

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    昭和天皇の生涯を描いた漫画の第3巻。お妃選びが難航する中で、初の外遊に出かけることに。昭和天皇が皇太子時代に沖縄に立ち寄っていたとは知らなかった。長州閥のドン・山県有朋の悪人ぶりが凄いのだが、(原作者の1人である)半藤一利が山県嫌いなんですかね?

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    2019年05月24日
  • 昭和天皇物語 2

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    昭和天皇の生涯を描いた漫画の第2巻。明治天皇と乃木希典が亡くなり、東郷平八郎を中心とした教育チームが立ち上がる。神武天皇以来の皇統を建前とする関係上、進化論を教えてよいのか悩む東郷学長の姿が、明治史観の苦しさを物語っているように思われる。

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    2019年05月24日
  • 昭和天皇物語 1

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    今まであまり知られてこなかった昭和天皇の生涯を描いた漫画。皇孫(明治天皇の孫)から始まるところが、時代を感じさせる。

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    2019年05月24日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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     大戦当時の陸軍中堅層による座談会。当時の生々しさが伝わってくる。

     通常のことながら、当事者たちは後世の我々のような視点を持つことなく、その中でもがいていた感じが伝わる。

     ただし、そこはかとなく蛸壺化した認識が垣間見える。特に海軍との連携不足というより、音信不通状態など。

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    2019年04月28日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

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    昭和史に精通する2人の知識人が太平洋戦争について対談。主として半藤一利が日本軍を総括し、佐藤優が日本外交について語り、敗戦が今の日本にどう影響をもたらしたのかを論議する。

    さすがに2人のトークは当時の国家同士の陰謀、策略を簡潔にまとめてくれて、読み応えがある。2人が互いの知識を認め合い、楽しそうに語っている姿が見えてくる。一般人が下ネタや上司の悪口で盛り上がるのと同じ感覚なんだろう。

    で、昭和の日本軍に欠けていたものは失敗の経験だった。人間や組織は失敗を経て、学び、次につなげるのだが、日本軍は日露戦争の勝敗をあいまいにし、近代兵器による戦争を知らないままだった。そして、ノモンハン事件での敗

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    2019年03月14日
  • ビッグコミックオリジナル 2019年6号(2019年3月5日発売)

    購入済み

    よかった

    今回は日本本がなくて良かった

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    2019年03月07日
  • 語り継ぐこの国のかたち

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    久し振りに読んだ半藤もの。司馬遼太郎さんにノモンハンを書いた本は無い。なぜノモンハン事件を書かなかった、書けなかったが、これを読んでよくわかった。

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    2019年02月13日
  • 昭和天皇物語 1

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    ・この本は、私が知らなかった、昭和天皇のことがよく分かりました。次は平成天皇の本が出ればいいなと思います!とても面白かったです。
    ・この本には、私があまり身近ではない昭和天皇の青春の日々が分かりやすくマンガ本になっていて、とても面白いです、ぜひ読んでみて下さい。
    ・6年生の授業で戦争のことを学んでいるからです。1945年ラジオで降伏を伝えた昭和天皇について知りたいからです。

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    2019年01月23日
  • 語り継ぐこの国のかたち

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    半藤一利氏の歴史書であるが、何時もの冷静な筆致とは異なる印象を受けた
    遺言のような熱い思い入れが感じられた
    現在の日本の有り様に強い警鐘を鳴らす
    それは、昭和の日本に似た取り返しのつかない誤りを犯しつつあるのでは、という問題提起である
    歴史に関わる者として、この現状に不甲斐なさを感じている、悲憤慷慨の書である
    恩師の司馬遼太郎氏が存命なら、手を携えて世間に訴え、インパクトをなしえたのではという忸怩たる思いも窺える

    日露戦争を大勝利として大盤振る舞いし、リアリズムに蓋をしたツケが大敗戦
    国民も軍人もイケイケあるのみ
    謙虚さを忘れ、傲岸さは、アジアの人びとを見下した
    欧米の力を侮り、精神力で凌駕

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    2019年01月19日