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わずか20歳の青年は「摂政」の座に…!!
ヨーロッパの地で
「君主と国民とが近く親しい姿」に感銘を受け、
自らの未来に明るいものを感じて帰国した
裕仁(ひろひと)青年を待ち受けていたもの。
それは、旧態依然とした弟君や政治家・軍人達、そして
快方に向かう見込みのない父・大正天皇の姿であった…。
誰よりも大正天皇の病状を危惧し、青年の帰国に備えて
「摂政」の設置を急いできた時の総理・原敬(はら・たかし)。
「平民宰相」と慕われてきたこの男の身にも異変が!?
そして訪れる運命の日、“9月1日”――!!
風雲急を告げる最新刊です。
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誰もが知っていて、実は知らない昭和天皇の激動の生涯。
昭和天皇の幼少期からを描き、人格形成の過程も垣間見られる作品。数えで5歳の頃から養育係として仕える足立タカとのやり取りや、初等教育の過程での周囲との立場の異なりへの気持ちの表れなどから、感じることは昭和天皇も庶民と変わらぬ人であるということ。
あの時代に何を思い、どう行動したのか。大元帥陛下であり大天皇陛下として、そして象徴として、人間として。
昭和天皇の内面を描きつつ、突き進む時代が描かれている今作は、ただの歴史マンガとしては括れない。
改めて、日本とは何か、日本人とは何かを見つめ直すきっかけになるような内面に響く作品だ。
原敬の奥方の心境がずしんと
私は原敬の妻でございますよ・・・(覚悟はしかと・・・!)という奥さんの独白を読んで、少し前に、安倍晋三元首相の奥様の手記を何処かで読んだのを思い出しました。無論、現在は滅多なことで首相に危害が及ぶようなことはありませんが、時代が時代とはいえ、必ず、ご家族は「ただ生きてさえいてくれればよかった」とお思いになったに相違ありません。
私は正直、原敬を清廉潔白からは程遠いと見ていますし、たいした業績を残した人物とも思っていませんが、ご本人とご家族が覚悟を持って危険な時代の一国の党首を務められ、凶事に斃れたことは、これはもう、あっぱれ以外の何者でもないと思います。
安倍首相ともども、ご冥福をお祈りいたします。
Posted by ブクログ
首相原敬暗殺される!そして元老山県有朋死去…国葬だったのはこの漫画で知りました。明治、昭和天皇に挟まれあまりクローズアップされて来なかった大正天皇に焦点が当たっているのもいい。大正天皇、令和の御世にいらしたらもっと自分らしく生きて長生き出来たのかなとも思う。上皇陛下が退位されるに辺り会見で摂政を置くのに云々仰っていたのはこの巻に出てくる、御璽を渡すまいと大正天皇が嫌がるエピソード、それに近い事は祖母節子皇太后から幼少期お聞きしていたのかも知れないと思った。なんと二十番までもある!?世界漫遊の歌を天皇の一家は最後まで歌うのです、という裕仁親王の回想の中の元気な大正天皇の姿が哀しい。
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