半藤一利のレビュー一覧

  • 日中韓を振り回すナショナリズムの正体

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    ネタバレ

    留学時代、世界の色々な国の友人らと話していて、これまで自分は恥ずかしいほどに歴史を、特に近現代史学んでこなかったと自覚して以来、ずっといつかきちんと考えてみようと思っていた。

    半藤氏の昭和史などを読んでから、ついに気になっていたこの本を手にとった。

    一番印象に残ったのは「過去の戦争の直接の責任は自分にはない。しかし人間としてはあってはならない悲惨なことをしたことが悲しいし、かつての加害国の人間として歴史を繰り返さないよう努力をする」という趣旨の部分だ。
    自分がマジョリティ側、もしくは力を持つ側にいるあらゆる社会問題を考える時にも感じていたことだが、自分自身の行動でないことに対して過剰な罪悪

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    2021年04月04日
  • ノモンハンの夏

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    参謀本部と関東軍そして前線の将官・参謀達の行動を経糸に、日ソ英独の外交戦を緯糸にして描かれる昭和14年の夏。
    著者がヒトラーやスターリンと並べて(スケールは小さいが)「絶対悪」とまで呼ぶ辻政信の人間離れした独善と好戦性には読みながらも吐き気を禁じえない。
    そんな一部の特殊な構成員に引きずられ意思決定を誤り続ける陸軍中枢エリートに著者の筆は当然に厳しいが、対象的にもみえる昭和天皇の評価には、生粋の戦後民主主義者の本懐が伺える。

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    2021年02月25日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    ネタバレ

    明治維新へ繋がる歴史を変えたのは龍馬さんだと思っていたが。。竜馬がゆく、に影響されている。
    お二人の対談から、幕府の阿部正弘であり、世界を見てきた大久保利通なんだとか。で、長州の人たちがこの国をダメにしたとか、特に山県有朋。色々と勉強になりました。開国、外に目を向けておくことが大事!

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    2021年02月13日
  • 『史記』と日本人

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    半藤氏が亡くなったニュースを見て、どんな人物なのかを知りたくて読む。
    史記に対する造詣が深い。その著者である司馬遷の生涯や人物像についてもとても詳しく2月8日は、司馬遷の日らしい。文学者3名の鼎談であるが、中国の歴史から日本の歴史まで広範にわたる内容でこれぞ教養と思った。司馬遼太郎は、司馬遷から名前を取ったとのことも初めて知りなるほどと感心した。

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    2021年02月12日
  • ノモンハンの夏

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    筆者は極力冷静になろうと努めていますが、それでも怒りを隠しきれていません。それがこの事件の酷さを物語っています。

    情報の軽視、自軍に対する根拠なき過信、命令の曖昧さ、現地軍の暴走とそれを止められない中央の無能さ、責任の所在の曖昧さ、自重論を悪と見なす風潮、太平洋戦争の敗因がノモンハンで既に現れていたといえるでしょう。そして、そこから全く何も教訓を得ていないことに愕然とします。

    当時の軍部の病理を知る上でも非常に価値のある本だと思います。

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    2021年01月30日
  • ノモンハンの夏

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    まずはお勧めしたい一冊

    先頃亡くなられた半藤氏の渾身の一作です。当時の陸軍(関東軍)の首脳部がいかに堕落した組織だったかよくわかります。
    関東軍が統帥権という彼らにとっての絶対的なコンプライアンスを無視して、自分達の利益(見栄や権威も)を追求する事に夢中になっているという事が詳細に書かれています(その一方で敵対する者達には「統帥権干犯!」とヒステリックに騒ぐ)。
    そして際立つのは辻政信という怪人の存在。彼だけに全責任を負わせる事は出来ませんが、間違いなく渦の中心にいた人物です。
    そういった事変の表と裏について解り易く書かれています。ノモンハン事変について知りたいならば是非お勧めしたい一冊です。

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    2021年01月26日
  • 昭和天皇物語 6

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    昭和天皇の気丈さ、覚悟、重みなど、うまく表現されていた。
    自分も見習いたいと思う場面が多々描かれていた。

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    2021年01月04日
  • 昭和天皇物語 4

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    摂政にするよう陛下から皇后に指示していたのに、皇后はそれを無視して自分が政治を動かしていた。
    原敬が摂政の動きをしていたらそれを非難。国家機能が停止してもお構いなく。権力を得るとこうなるのかと。

    イギリスの貴族の佇まい、振る舞いに関する受け止めには多少疑念は残るものの、教訓としては正しく受け止めたい。

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    2021年01月04日
  • 昭和天皇物語 3

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    倫理とは、実人生で実践してこそ初めて倫理と呼べる。本当にそのとおりだと思った。
    現代にも通ずる。現代にこそ通ずる。そう思った。

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    2021年01月04日
  • 昭和天皇物語 2

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    足立タカの心得が読まれる場面、及び、殿下がかつて自ら作成した「竹山」印を捨てる場面に感銘を受けた。読めてよかった。深い感動を覚えた。

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    2021年01月03日
  • 昭和天皇物語 1

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    素晴らしい切り出し。マッカーサーと昭和天皇の面会から。この一場面だけで、マッカーサー同様、昭和天皇を知りたくなった。
    乃木大将や教育担当の杉浦重剛の生き様も垣間見れて、一巻からすごい作品と出会えた感。

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    2021年01月03日
  • 昭和天皇物語 1

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    興味深い

    幼少期から丁寧に描かれていて明治の政治家との関わりであったり当時の歴史もよくわかって大変勉強になりました。漫画だと頭に入りやすくて助かります。

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    2020年12月30日
  • 昭和天皇物語 7

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    昭和史

    面白い面白くないを超えています
    日本の近代史は正直全く学校で学んでこなかったので本書は本当に有り難いです

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    2020年12月30日
  • 昭和天皇物語 7

    ネタバレ 購入済み

    ついに御即位

     ついに大正天皇陛下が崩御され、昭和天皇陛下が即位される時代が来ました。
     物語は佳境に入りつつあると思います。

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    2020年12月10日
  • 昭和天皇物語 7

    購入済み

    壮大な漫画昭和史

    文字だけの歴史書や文芸書と単純に比較するのは適切ではないが、漫画というフォーマットだからこそ出来ることがあると思い知らされた。文字で読む歴史上の出来事と異なり、人物の表情や吹き出しでセリフを見ることで臨場感や現実感がかなり感じられる。遠い昔の出来事が実際に血の通った人間が関与して起きたことだという実感が持てるという意味で、この作品の作者の絵のスタイルも寄与している。昭和天皇という人物が一人の人間としてどのような人だったかを知る良いとっかかりにもなる良書。

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    2020年12月05日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    歴史作家の半藤一利氏と立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏の対談である。この二人の対談なのだから内容が濃いのはもちろんだが、改めてこの二人の教養の高さを感じた。

    最近は自分が信じたいことが書いてあるものしか読まないという人が増えています。そして日本では中国はこんなにもひどいという本はたくさん出版されています。でも中国には「日本はこんなにひどい国だが中国はこんなにも素晴らしい」という内容の本はほとんど見当たらないようです。中国にとってもはや日本など眼中にないのです。

    この二人が共通して危機感を持っているのは日本人の知性の劣化です。OECD諸国の大学進学率の平均は62%で日本は50%で最低レ

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    2020年11月17日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    太平洋戦争に向かって社会の様子が変わっていった昭和初期。本書では当時の新聞、雑誌などジャーナリズムが国家による統制を受け、やがて自らを守るため、販売部数を伸ばすため、戦争に協力する記事を掲載するようになった経緯が詳しく述べられている。
    昔の話といって片付けられるものではない。新聞、雑誌であればまだ自分と異なる意見も目に入るが、今はニュースはネットで確認する時代。ネットの悪いところは、自然と自分の賛同するニュースしか見なくなることだ。人々の意見が一気に極端なほうへ片寄るリスクは、当時よりもむしろ今のほうが大きいのではないかと思う。

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    2020年10月16日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    半藤さんの昭和史から来ました。 
    半藤節は健在で、複雑な幕末史も、軽妙な語り口で噛み砕かれ、すらすら読めてしまいます。
    幕末史というと、なんとなく独立したイメージがありましたが、昭和・大正・明治・幕末と地続きで連なっている感覚を実感できます。

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    2020年10月16日
  • 昭和天皇物語 6

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    おもしろい!

    マンガだとよりリアルに時代背景などわかります。

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    2020年08月23日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

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    2020/06/19令和を生きる半藤一利
    平成のキーワード
    デフレ閉塞感
    災害 内平外乱
    インターネット

    小選挙区制の弊害ヒットラーを生む
    原発の失敗ドイツメルケル首相は撤退日本は脱原発に舵を切れない
    情報過剰の中で視野は狭くなり、情報のタコツボ化
    全体主義国力が弱く社会が混沌思考停止や復習が復習が1種の幸福感自分で考えるのは疲れるエーリヒフロム自由からの逃走
    昭和天皇独白録

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    2020年07月24日