半藤一利のレビュー一覧

  • 幕末史(新潮文庫)

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    半藤一利さんの本は優しく、読みやすいので好きです

    長編の作品ですが、興味ある幕末を分かりやすく解説してます

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    2025年02月11日
  • 昭和天皇物語 1

    無料版購入済み

    バスに乗って読み始めたが、冒頭の昭和天皇とマッカーサー元帥の会見を読んで、思わず涙が出そうになった(出ていたかも?)
    戦争下手だが人徳のある乃木大将が教育係で、少年だった昭和天皇との相撲を取る写真は有名だが、どのように人格形成されて行かれたのかは知らなかった。

    この後、5·15事件、2·26事件、ノモンハン事件、張作霖爆死事件、満州建国、大東亜戦争、太平洋戦争、原爆投下、敗戦、東京裁判、GHQ支配、人間宣言と全国御幸と大事件が続いて行く訳だが、どうされて居たのか興味は尽きない。

    #感動する #タメになる #深い

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    2025年02月05日
  • 新版 昭和史 戦後篇 1945-1989

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    『歴史探偵』の異名を持つ作家、半藤一利氏による語り下ろしの『昭和史』その後編です。敗戦から復興し講和条約を経て主権が回復し、高度経済成長を経てバブルに突入、そして崩壊する激動の時代が綴られております。




    本書は『歴史探偵』の異名を持つ作家、半藤一利先生による「語り下ろし」と言う形でまとめられた『昭和史』の完結編であります。高校の授業ではこの辺のところがたいてい、時間切れで終わり、あとは受験勉強で補っていくしかないわけですが、できれば中高生にこそ、本書を読んでいただきたいな、と読みながら考えておりました。

    昭和史は未だに謎の部分や、解釈によっては紛糾することの多いことでありますが、半藤氏

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    2025年01月20日
  • 戦争というもの

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    ノモンハンの夏を読み終わった直後に読んだ。
    最近色々勉強して日本の戦争はやむを得ななかったという認識を持ち始めてる自分に対して、ガツンとやられた気がする。
    お前は本当に戦争の悲惨さがわかってるのかと。

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    2025年01月13日
  • 昭和の名将と愚将

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    対談形式で、昭和の名将と愚将について個々に論評していく一冊。
    悪口や皮肉交じりの文体も相まって、読み易く面白かったです。
    名将とされた人は、総じて人格的にも優れ自分で責任をきっちり取れる人、一方で愚将とされた人は、責任転嫁をしたり、責任逃れをしながら戦後ものうのうと生きた人、などが取り上げられているように思いました。
    ただ、そういう人たちが戦後も生き延びられたってことには、ちょっとやるせなさも覚えます。
    知らない人が多かったのですが、名将とされた今村均さんの生き方は、他の書籍も読んでさらに掘り下げたくなりました。
    人としてどうあるべきか、ってことが結局は大事な気がする。

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    2024年11月17日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    教科書で習った薩長史観の問題点を見事に説明した良書。
    筆者両名がいわゆる賊軍地域の出身だが、私には非常に客観的な内容に感じられた。

    阿部正弘が幕府で開国、富国、強兵をグランドデザインとして描いた話、そしてそれを実行した話は初耳。本人は先が見えるから、広く意見を集めたのも、皆んな開国しかないという結論に落ち着くはずだいう思いがあったのではというのは納得。ソ連のゴルバチョフになぞらえたのもわかりやすい。

    色々あったにせよ、せっかく幕府と朝廷が開国で一致した時に、そうはさせるかと薩長が暴力革命に動いた。本当に尊王開国がやりたいのであれば、公武合体でも良いはずだが尊王討幕に動いたのは関ヶ原からの積

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    2024年09月01日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    3人の世代が異なる歴史学者の先人がとても分かりやすく、なぜアジア太平洋戦争はおこったのか?なぜ?無謀とも言える戦争に突き進んでしまったのか?そんな戦前から開戦に至る史実を知見を交わして浮き上がらせる。あの世界大戦を概要を学ぶ上でも入門書として最適な一冊。新書とは思えない重みがある。

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    2024年08月30日
  • ノモンハンの夏

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    2024.08.18〜10.04

    自分が賢いと思っている奴ほど哀れな奴はいない。
    そんな奴らに踊らされてしまう奴らも、また哀れである。
    都合の悪いことはひた隠し、言葉を巧みに操って誤魔化す。
    そんな最低のことをして、日本を苦しめたにも関わらず、戦後、のうのうと生き、しかも国会議員にまでなる。どんな神経をしているのか、疑ってしまう。立候補するのも凄いが、そいつを選んだ国民も凄い。
    今の世の中って、そんな歴史の上にたっているんだ、と思うと、納得する部分もある。綺麗事では済まないことも多いかと思う。しかし、それを良しとしまうのは間違いだよね?私の考えは、甘いのだろうか。
    本当に戦時中の人間の心はわ

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    2024年10月05日
  • 昭和天皇物語 15

    匿名

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    胸が痛い

    思いとうらはらに物事が進み引き返せない状態。
    はかり知れないジレンマや苦悩が痛いほど伝わってきました。

    もっとしんどい展開が待っていると思いますが、読み進めたいと思います。

    #深い #タメになる

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    2024年08月11日
  • 昭和天皇物語 15

    購入済み

    苦しい

    毎巻、昭和天皇の苦しみをなぞったお話で、読んでるだけで苦しいのだから、
    当時の国のトップとしての苦しみは計り知れない。
    でもこうやって昭和初期の戦争の話を読めることは、本当に有難い。
    次巻も楽しみです。

    #切ない #怖い #ダーク

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    2024年08月04日
  • レイテ沖海戦〈新装版〉

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    この海戦の全体像を刻一刻と出来る限り描写した作者の半藤一利さんの地道な努力や登場される方々の体験した事を考えると星5以外考えられない。

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    2024年06月15日
  • 墨子よみがえる

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    読書で久しぶりに感動した。『墨子』は最近続けて諸子百家を読む中で、知名度も低かったのでなんの期待なく読み始めたのだが、半藤一利氏の歯切れのいい文体や筆者を「隠居」、編集者を「おろく」と呼ぶ会話形式で敷居を低くしてくれたお陰で、すんなり『墨子』の世界に入ることができた。半藤氏のお名前を知ったのも亡くなったというニュースが初めてだったので、それまで知らなかったことが非常に悔やまれた。世界各地で相変わらず戦争が頻発する現代に、「今こそ『墨子』が読まれるべき」という半藤氏のストレートな意見は溜飲の下がる思いだ。墨子が「兼愛」「非攻」を掲げるも受け入れられなかったのは時代に握りつぶされたからだろうか。そ

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    2024年06月14日
  • 昭和天皇物語 3

    匿名

    購入済み

    内面に響く作品

    この作品は単なる歴史マンガではなく、昭和天皇の内面を丁寧に描いている。 時代の流れの中で、昭和天皇がどのように行動し、何を思っていたのかが生き生きと描かれている。大元帥陛下であり大天皇陛下としての側面だけでなく、一人の人間としての側面も捉えられており、日本人としてのアイデンティティーを見つめ直すきっかけになる作品だ。
    昭和天皇については、崩御時のシャッター街のイメージしかない世代もいる。しかし、この作品を読めば、従来あまり知られていなかった昭和天皇の素顔に触れることができる。 東宮御学問所での教育を受ける様子なども描かれており、新鮮な発見がある。
    まだ序盤の描写ではあるが、今後の展開が気になる

    #アツい #共感する

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    2024年05月27日
  • 昭和天皇物語 4

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    普通選挙じゃない時代の空気感がよく伝わってくる。
    裕仁親王は外遊で自由を知ったとあるが、一方で原敬が普通選挙は時期尚早というのもわかる気がする。
    今もそうだけど「お上がいいように与えてくれるの文句言いながら待つだけ」じゃだめだよね。

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    2024年05月23日
  • 人間であることをやめるな

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    児玉源太郎の冷酷なまでのリアリズム、時局に逆らい小日本主義を提唱し続けた石橋湛山など歴史な学ぶことを訴え続けた著者のエッセンスがここにある。

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    2024年05月20日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    ネタバレ

    「維新」とは新政府が後につけた正当化の呼び名。阿部正弘のグランドデザインと引き継いだ大久保。伊藤、山縣の権威付けに利用された吉田松陰(この人へも低評価)。統帥権が西南戦争からの山縣の発想で帝国憲法前にできていたとは知りませんでした。世界を見てきた者と内しか知らない者。権力に対する執念の有無。これまでは新政府側からの時代小説やドラマで語られることの多かった「明治維新」。確かに最近幕府側からのストーリーも増えてきましたね。その方が公平で立体的に考察できますね。やはりこの時代は面白い。お二人の対談、グッド。

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    2024年03月21日
  • 日露戦争史 3

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    今回もわかりやすい講義?のような本で戦争の中の戦闘だけでなく政治面でも終わらせることの難しさやその中で奮闘した方々の話を垣間見ることが出来ました。改めて戦争は良くないことだという事を感じました。

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    2024年03月17日
  • 日本人の宿題 歴史探偵、平和を謳う

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    歴史探偵を自称しながら、昭和史をテーマにした優れた著作を多く残した半藤一利先生を悼む書である。内容は、生前出演したラジオ番組の書き起こし。それゆえ過去の著作で綴られてきたものではあるが、訃報をきっかけに「どんな人だったのだろう?」と興味を持った人が手に取るにはちょうど良い塩梅ではなかろうか。

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    2024年02月25日
  • 靖国神社の緑の隊長

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    2024.02.15〜2024.02.16
    戦争なんてして、楽しいですか。戦争をした結果、なにを得られるのですか。
    どの話も、笑顔になれないものでした。どの話に出てくる人も、辛い。だから、私は、誰からも笑顔を奪わないように生きていきたい。
    そして、半藤氏が書かれたように、私も「日本がいつまでも平和でおだやかな国であることを、亡くなったひとたちに誓」う。

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    2024年02月16日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    ■関東軍の暴走
    ■国際協調の放棄
    ■言論・思想の統制
    ■中国侵攻の拡大
    ■三国同盟の締結
    ■日米交渉の失敗
    この10年間をこのように分けていくとこんなに解りやすかったとは、という思い。結局国民には事実を伝えることなく、自分達の立場を曲げられないことを前提に「仕方ない」という言い訳でアメリカとの戦争に突っ込んでいった日本。Sunk Cost や他人、上官、天皇の立場を忖度して判断、決断した、責任を取らない、取りたくない、という傾向は何十年も前から培われたものだった。そう思うと、変えるのにはまだまだ時間が掛かりそうだ。誰かに決めてもらう癖、習慣を変えないとこの国はまた低迷するだろう。この変化も外圧

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    2024年02月11日