半藤一利のレビュー一覧
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購入済み
面白い。
軍部独裁に走る前の日本は面白い。しかしだな、昭和帝が聡明であったなどというようなシーンはついぞ見たことがない。現実にはすっとぼけた池沼のイメージしかない。フィクションとして割り切って見ることをオススメする。
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Posted by ブクログ
講義の内容をまとめたものなので、非常にフランクで読みやすい。司馬遼太郎の幕末は良くも悪くもエンタメ要素があるので、冷静に歴史としての幕末史を見てみましょうという本である。
色々トピックはありすぎるが、メインは慶喜だろう。大政奉還を決断したという意味で評価されるが、それ以外は非常に利己的で保身的な人物としか思えない。維新後は趣味人で、様々な遊びをしていて、実は本人は幸せだったんじゃないかと思うと、非常に現代人らしい人だ。
あとは半藤さんが勝海舟を評価しているのは頷ける。この人も自分勝手で保身的と評価されやすいが、何度も殺されかけている割に護衛を付けない辺り、龍馬に似た豪胆さもある。なんだかんだ役割として役人であり、西郷さんや慶喜と渡り合う辺り、律義でもあるのだ。
幕末というと志士の側から語られる事が多い中、幕府、外国からの視点も合わせて見てみるという点で本当に読みやすく面白い本だと思う。 -
購入済み
意外と知られてない昭和天皇
まさかマンガで読めるとは。
昭和天皇といえば、私(35歳)世代なら、崩御のシャッター街とかアニメの延期のイメージしかない。でも親世代が持つ、親愛と敬愛は忘れられない。
この歳になり、色々と書籍を読み天皇を知り、改めて昭和、特に終戦の歴史を知れば天皇という存在の大きさに驚く。
まだ一巻は幼少期だけれど、このあとには摂政の経緯、即位、そして開戦が待っている。さまざまな思想やイデオロギーで幾らでも描かれる昭和天皇。この作者がどの様な切り口で描くかは分からないけど、それでも伏線はしっかりと積み上げている。
今上天皇の生前退位、女性(女系)天皇、女性宮家など、まさに国民と天皇の関係を問われる時代。ぜひとも一読頂き、自分の住むこの国の今が「何によって成り立つ」のか、関心をもつキッカケになればと思う。
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購入済み
凛々しい陛下とか分かってない。
もっとすっとぼけた風貌だったろ。
あの何考えてるか分からない雰囲気が逆に得体の知れなさにつながって神格化に拍車がかかっていたのに・・・
まあそれでも内容は読ませるので、楽しみな作品と言っておこうか。 -
Posted by ブクログ
掛けた歳月24年5カ月、総ページ数12,000ページ。87年に渡った昭和
天皇 の生涯を綴った『昭和天皇実録』の編纂が終了し、今上陛下に
奉呈された のが2014年9月。
そして、今年3月から一般刊行が始まった。早々に予約をしたのは
いいが、 全19巻を5年かけて刊行することを予約語に知って愕然とした。
それまで 何があっても生きていなくちゃ。
既に刊行された2巻は手元にあるのだが、未だ手を付けていない。
読もうと思った矢先に、本書が出版されたからだ。昭和天皇の
崩御後、関連の書籍が多く世に出たので時間のある限り読んだ
のだが、それでも知らないことが多い。
なので、『昭和天皇実録』に取り掛かる前段階の予習として本書は
最適なのではないだろうか。昭和史に詳しい4人それぞれが、持論を
展開しながらも『昭和天皇実録』の主要と思われる部分を読み解いて
いる。
本書のメインとなっているのが戦前から終戦までだったので、『重臣たち
の昭和史 上・下』を読んでおいてよかった。これが予備知識として
役に立った。
幼少時の話も興味深かったのだが、今まで昭和天皇の関する作品を
読んでいて何故、軍部の暴走をみすみすお許しになったのか疑問に
感じてたんだよな。
だが、半藤氏の以下の発言ですとんと自分の中で何かが繋がった。
「実は私は、昭和天皇には三つの顔がある、と考えているんです。
ひとつは「立憲君主」としての天皇、もうひとつは陸海軍を統帥する
「大元帥」。そして両者の上位にさらに、皇祖皇宗に連なる大祭司で
あり神の裔である「大天皇」がおわす、というのが私の仮説です。」
ふたつの異なる立場の間で、板挟みになっている昭和天皇像が
克明に浮かび上がるではないか。
もうひとつの発見は、これまで内容が明らかにされていなかった
「拝聴録」である。折々に昭和天皇が侍従を相手にご自分の胸の
うちを語られた聞き書きである。
やっぱりあったんだな。だた、どこにあるのかがはっきりされていない。
今上陛下のお手元にあるのではないか…とも言われるが。
この「拝聴録」がいつか一般に公開されたら、昭和史が今以上に
興味深くなるかもしれない。
本書の4人の語り手の解読を参考に、そろそろ『昭和天皇実録』に
取り掛かろうかな。でも、その前に昭和史を今一度復習しておいた
方がいいかも。
『昭和天皇実録』本体を読み通すのは無理…と言う人でも、昭和史に
興味がある人にはダイジェストとしていいかもしれない。