半藤一利のレビュー一覧

  • あの戦争と日本人

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    先の戦争を肌で知っているこういう人はじきにこの世からいなくなってしまうんだな。非常に惜しい。
    戦争を文字や伝聞でしか知らない2世、3世の政治家ばかりになった日本の行く末は実に暗い。いまや日露戦争で薄氷の勝利をした後のような世相に見える。
    それと、あとがきの内容は納得。マスコミと言う名の暴力機関が国を誤らせてゆく。しかもそれはすべて金のためだ。

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    2017年11月30日
  • 昭和天皇物語 1

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    昭和天皇の生涯を描く。
    物語のは、明治天皇崩御から始まります。平成の今と違って現人神だった天皇家という存在で、どんな幼少期を過ごしたのか。周囲の人間は、どんな風に接してきたのか。それが昭和天皇に、与えた影響とは。

    とりあえず、即位してからの物語が楽しみです。太平洋戦争は避けて通れないですからね。どうして、戦争になってしまったのか。その時、何を思っていたのかです。

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    2017年11月19日
  • あの戦争と日本人

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    全国民が読むべき。てか、これを教科書に教えるべきじゃないか。我々はもっともっと、あの戦争のことを学ぶべきだと思う。半藤さんの冷静に事実を見つめる目と人間、国への愛情が本当に素晴らしい。

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    2017年10月13日
  • 歴史に「何を」学ぶのか

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    ネタバレ

    人はたえず挫折と我慢の日常をすごしている。どうせとか、いっそとか、覚悟しつつもなかなかいっぺんに思い切れない。そこに、せめての心情が大きく浮かびあがってくる

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    2017年09月24日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    掛けた歳月24年5カ月、総ページ数12,000ページ。87年に渡った昭和
    天皇 の生涯を綴った『昭和天皇実録』の編纂が終了し、今上陛下に
    奉呈された のが2014年9月。

    そして、今年3月から一般刊行が始まった。早々に予約をしたのは
    いいが、 全19巻を5年かけて刊行することを予約語に知って愕然とした。
    それまで 何があっても生きていなくちゃ。

    既に刊行された2巻は手元にあるのだが、未だ手を付けていない。
    読もうと思った矢先に、本書が出版されたからだ。昭和天皇の
    崩御後、関連の書籍が多く世に出たので時間のある限り読んだ
    のだが、それでも知らないことが多い。

    なので、『昭和天皇

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    2017年08月21日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    なぜ日本人はリーダーには泰然自若を求め、参謀を重要視するようになったのか。西南戦争、日露戦争を受けて、国家としてのリーダーのあり方を定める際に、その原型が作られたのだという。本書では、太平洋戦争における、愚将、名将の考え方、行動を具体的に取り上げながら、日本型リーダーの陥りやすい傾向を指摘する。太平洋戦争時のリーダーに見られた、学歴に由来する自信過剰、情報の軽視による無知蒙昧、逃避癖、無責任。これらは、リーダーに、至誠、礼儀、信義、気力、質素といった資質を求める傾向とともに、現代でも我々の発想の奥深くに根付いているのではないかという。

    著者の長年に渡る昭和史についての講演のエッセンスをまとめ

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    2017年04月30日
  • 日露戦争史 1

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    1巻を読み終わろうというところなのですが、異常に面白い。政治面・軍事面だけではなく、マスコミの報道の仕方や民衆の反応、また文人の想いが書き残されたものなどを拾って当時の状況を多面的に追いかけているのが良い。
    そして、やはり当時の日本の指導層の登場人物が濃い。伊藤博文を中心に、山県有朋、桂太郎、山本権兵衛、児玉源太郎、小村寿太郎、林薫(駐英公使)、etc.
    その駆け引きは深くもあり人間味もあり…

    どちらも今更で当たり前なのですが。

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    2016年12月19日
  • 日露戦争史 2

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    これまで太平洋戦争史はそれなりに詳しく読んで来ましたが、日露戦争については詳細をきちんと認識していませんでしたので大変に興味深く第2巻はかなり一気に読んでしまいました。(と言っても軽い読み物ではないので相応に時間が掛かりましたが)
    二百三高地の壮絶な戦いによる奪取前に28センチ砲の砲撃によりロシアの旅順港内における艦隊はほぼ壊滅的な打撃を受けていたのが実際のところ(つまり戦略的には二百三高地の奪取にはもはやそこまでして拘らなくても良い状態だった)とは初めて知りました。

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    2016年12月19日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    現代史にあまり興味はなかったが、一般教養として手に取ってみた。非常に勉強になったし、現代史を勉強しないといけないと思った。

    一つの事象、判断をその小さな視点だけでしか見ないのが今までの日本史だと感じた。世界情勢があっての、日本のある事象であり、判断なのだ。日本国内のある事象を論じるときも、日本史ではなく、世界情勢の中で論じられるべき。

    そんな意識を植え付けられた。

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    2016年10月28日
  • マッカーサーと日本占領

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    掘った芋いじるな→What time is it now? 蛇の目傘→General MacArthur なんて発音を楽しんでたことを思い出しました。 半藤一利氏、渾身の書「マッカーサーと日本占領」、2016.5発行です。1903年陸士を一番で卒業、4年間の平均が98.14点だったというマッカーサー、目立ちたがる身の持しかたで崇敬もされ、嫌忌もされたとか・・・。民主化による太平洋のスイスの建設を。天皇との11度の会談によって戦後の日本の行く末が~。マニラでの本間元中将裁判での夫人の妻としての誇りに感動を。

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    2016年08月22日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    稀代の教養人である半藤・出口両氏の対談本。

    まず、両氏の尋常ならざる読書量に驚かされる。
    そして、自分の不勉強さと無教養を思い知らされる。

    主たるテーマは、近現代の日本を、世界史の流れと結びつけて捉えることにある。
    両氏の語る内容は、現代(日本)社会の抱える問題点を浮き彫りにする、極めて深いものであるが、それでいて非常に分かりやすい。

    とにかく「多く」かつ「深く」読書をしようと思わされた。

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    2016年08月20日
  • 日本国憲法の二〇〇日

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    本書の解説に梯(かけはし)久美子さんが最後に述べているところが読後の気持ちにぴったりなので、掲げます。『いまと未来ばかり見ていても、進むべき道が見えてこないことがある。それぞれの時代を生きた人たちの、過去からの声に耳を傾けるところからはじめるのもいいのではないだろうか。』

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    2016年06月19日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    ちょっと見方を変えれば、いまでもいろんな会社で繰り広げられていることが書かれており、日本人の変わらなさ加減にがっかりしてしまう。だいたい、この本で”悪い例”として挙げられている人のほとんどが戦後を悪びれもせず生き延びていることに驚いた。が、こうして本として学べる形で世に出ていることに感謝すべきだと思う。
    結果が正しく評価するための論理的な思考ができていないために、「経歴に傷がつく」などといって隠蔽してしまう。間違いを正して一歩一歩段階的に前進していくという観念がないために、やみくもな前例踏襲か”斬新”と称した滅茶苦茶な戦法の、どちらも実効性のないやり方しか選べない。上に立つ人間は威徳を備えなけ

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    2016年06月01日
  • マッカーサーと日本占領

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    本書は、米軍の空襲で焦土となった町にたたずむ女性の写真をカバーに掲げ、また、巻頭の24ページを使って、占領期日本の光景を、生々しい写真で伝えることから始まっている。そう、我ら日本人は、ここから立ち上がって来たのだ。著者は、「マッカーサーの顔なんか見たくもない」と言う。この言葉こそ、戦後を生きてきた人びとの反骨心の原点であろう。マッカーサーによる6年足らずの統治下において、さまざまな大変革が成された。そして、それらはいまだに、憲法問題、国防問題、教育問題、沖縄問題、人権問題などなど、世論を二分して、この国を揺り動かしている。先の大戦から70年を経て、日本人にとっては、これらの問題の現代的事情をふ

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    2016年05月19日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    「実録」の編纂者の中に「エース」の存在を仮定し、その人物の思考を考慮しながら読み解いていく点に興味を持った。
    まだ手を付けていないが「実録」を読む楽しみが増えた。

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    2016年04月04日
  • ノモンハンの夏

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    資源など何もない不毛の地ノモンハンで、国境線を巡って日ソが衝突した。大本営の「不拡大」の方針を弱腰として退ける関東軍参謀の服部と辻。大本営も関東軍のメンツを重んじて強い命令をだせず、事件は多数の死傷者を出す戦闘へと拡大した。命令の曖昧さ、敵への侮り、情報の軽視、精神の過剰な重要視など、その後の日本軍の欠点がすべて現れた。現場の兵士は戦車に火炎瓶で立ち向かうなど勇敢に戦ったが、捕虜となった兵士に自決を強要するなど非情な対応。一方、参謀の辻はその後も太平洋戦争で指揮をとった。辻の悪魔的な狡猾さが印象に残る。またノモンハン事件と平行して、独ソ不可侵条約をめぐるヒトラーとスターリンの駆け引きも描かれて

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    2016年12月31日
  • もう一つの「幕末史」 “裏側”にこそ「本当の歴史」がある!

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    半藤さんの幕府側にたった歴史観は大好き。歴史は勝った人の側から語られるので、都合の悪いことは隠されるのですよね。負けた側から語る歴史は、おもしろい。そしてやっぱり、勝海舟さんはかっこいい。

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    2016年02月19日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    -2015/09/01
    ①特別攻撃隊の戦果報告を聞いた裕仁天皇は、「そのようにまでせねばならなかったか。しかし、よくやった」と語ったという。前半は天皇としての言葉、後半は大元帥としての言葉に裕仁天皇の苦悩があった。
    ②天皇はアメリカの短波放送で日本軍の所在を知る状態であったという。陸海軍が天皇に事実を伝えていなかったという事実。

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    2015年10月01日
  • 原爆の落ちた日【決定版】

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    日本に2発の原子爆弾が落とされるまでの様子が淡々と、しかし確実な現実として語られていく。多くの日本人が知るべき事実、それは日本も原爆開発を進めていたこと。けっして他人事ではないのだ。しかし確実に進行していく戦争の現実の前にその可能性は低くなっていく。
    歴史にifはないと言われるが、本書を読むと、何カ所も「もしあのときこうしていれば」という思わされるところがある。それでもなお、やはり日本への2発の原爆投下はある程度の必然性というか、不可避であったのだとうということも同時に理解していくことができる。
    最後の広島の描写も最低限でありつつも力強い。
    多くの人に読んでもらいたい1冊。

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    2015年08月21日
  • 戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

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    2015.8.16
    良著。湛山の命懸けの主張が、当時の大新聞との対比でより鮮明に映し出されている。
    戦争を起こしたのは、軍部の責任であり、それはマスコミの責任であり、詰まる所、国民の責任である。

    経済合理性と、言論の自由とが最も大事だと改めて感じた。

    今の日本は、言論の自由はあるが、その言論は、マスコミのバイアスが掛かっていないか?疑問に思うべきである。
    また経済合理性の視点はやや欠如しているのではなかろうか。
    たとえば、尖閣諸島や竹島を守る事による経済合理性はどうなのか?年間いくらの防衛費を払っているのか?それがどれだけのリターンをもたらしているのか?いっそうの事、そんな儲からない土地な

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    2015年08月16日