【感想・ネタバレ】歴史に「何を」学ぶのかのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年09月24日

人はたえず挫折と我慢の日常をすごしている。どうせとか、いっそとか、覚悟しつつもなかなかいっぺんに思い切れない。そこに、せめての心情が大きく浮かびあがってくる

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Posted by ブクログ 2023年09月22日

半藤さんの文章はちょっと苦手、、と思っていたのですが本書は、エッセイテイストて大変読みやすくて内容もとても良かったです。歴史探偵を名乗る同氏の立ち位置とそこに至る思考など、首肯する点、勉強となる点が大変多かったです。多くの方に読んで欲しい良書と思います。

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Posted by ブクログ 2023年08月26日

太平洋戦争に自ら足を踏み入れていった時も、ボロボロになって敗戦を受け入れた時も、政治家と軍部と天皇の間で様々な駆け引きがあったことを、生き残った当事者たちへの取材で記録した半藤氏の著作。ほとんど皆が負けることが分かっていても、威勢の良い一部の勢力の掛け声に抵抗できずに地獄へ突き進む国民性。形は変わっ...続きを読むても戦後も繰り返されているのではないだろうか。連合赤軍とか、ビッグモーターみたいなブラック企業とか。

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Posted by ブクログ 2023年01月22日

作家の半藤一利さんの本なので読んでみた。
いろいろな歴史的なエピソードをまじえて歴史を学ぶとはどういうことかを語った本だった。

どちらかというとエッセイ的なテイストが強い。その分、楽しく読めるので歴史を学んでいくということについて気軽に体験できると思う。

そして歴史的なお話は面白く読めたが、本人...続きを読むの戦争というものに対する思想的な部分には必ずしも賛成できるものではないなと思った。

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Posted by ブクログ 2017年12月05日

最近の世界で起こるさまさな出来事を思うと歴史は繰り返してしまう…と不安ばかりだが、半藤一利さんの「歴史は簡単には繰り返さない」と言う章を読んで、そうかもしれないなぁと少し不安な気持ちが楽になった。それにはまずなぜそうなったのか?歴史を知らないといけない。背景になにがあるのかを。この年齢になってあらゆ...続きを読むることが繋がっていて歴史を知ることの大切さを特に実感をする。膨大な資料をよみこんだり、インタビューしたりと決して妥協しない姿勢はさすがだなと思う。

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Posted by ブクログ 2017年11月10日

<目次>
はじめに  歴史にまつわる不思議
第1章   天皇退位問題について
第2章   大好きな歴史上の人物
第3章   歴史探偵を名乗るまで
第4章   日露戦争と夏目漱石
第5章   「歴史はくり返す」
おわりに  「歴史を学ぶ」ということ

<内容>
著者が若い人を対象にした学習会が元だと思...続きを読むう。そういう語り口で書かれている。
近現代史に造詣の深い著者が、自分が歴史に関わる本を書くようになったいきさつや『日本の一番長い日』を書くにあたってのお話、そして現代的なテーマを「きちんと調べたうえで」語ってくれている。妙に訳知りそうな顔で「歴史」を語る輩に比べ、偉ぶったことは一切ないが、正確な歴史談義をしてくれている。歴史好きな、近現代史に興味を持つ中高校生に最適な本である。

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Posted by ブクログ 2017年10月01日

面白かった。やはり著者の本は安定的に読みやすい
と思いました。
天皇の退位問題から明治から昭和までの歴史を
わかりやすくまた、ご本人のこれまでの経緯を
いろいろ書かれています。
”日本のいちばん長い日”のお話を読んでいると
歴史って必然ではなく、偶然の積み重ねだけど
結局必然のように思えるということ...続きを読むかもしれません。
であれば、とりわけ、歴史観をゆがめて取ったり
自分の都合のよいように曲解することは大罪のような気がします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年09月23日

歴史の中にはまだまだ埋もれてますよ。それを調べることで、日本と言う国の姿が見えてくる。だから歴史は面白いのです 独裁者が、力の行使に必要な警察や軍を掌握すると、必ずと言っていいほど実行する事は何か。それは粛清なんです 民主政治は、特にやすやすと、独裁に転換すると言うことをよく覚えておいていただき...続きを読むたい 過去に目を閉ざすものは現在にも盲目になる

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Posted by ブクログ 2021年04月13日

旦那さんに「面白いけどあんまり集中し過ぎないで読める本を買ってきて」とリクエストした結果、買ってきてくれた本。
満点のチョイスです。
いや面白いって言ったら語弊があるし、すごく考えさせられる内容なんだけど、語り口が柔らかいからするっと読めるんだよね。
この本に限らずどれもとっても読みやすいので、本当...続きを読む広く読まれてほしいです。

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Posted by ブクログ 2018年08月03日

昭和史、幕末史、夏目漱石といった著者がこれまで書いてきたテーマを概観している印象。ちょっと物足りないかな、とも思ったけど、それは著者が何のために本書を出したか、というあたりを考えないといけないのだろう。天皇のお言葉やトランプ大統領の誕生。内向き化する世界各国。今ある世の中の動きに対して、あなたは何を...続きを読む思いますか?そうした問いを、これまで自身の描いてきたテーマとからめて、とりわけフリマー新書の読者となる若い人にむけて出しているのだと思う。まぁ、俺みたいなおじさんにも、考えなければいけないよなぁと思わせる話なんだけどさ。

歴史は繰り返すが、まったく同じように、ではない。歴史から学ぶことはできないのではないか、と絶望的な気持ちになることもあるけれど、でも知ることをあきらめてはいけない。少しでも良い未来にむけて、努力できたらいいね、と著者から励まされている気がした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年03月06日

出鼻をくじかれるように「最初に言っとくけど、歴史学んでもあんま役に立たないから!」あれー?と思いつつ読み始める。役に立つとか意味があるかないかとか、損得とか、しばしば自分はそういうことを気にしすぎた。
著者は、「知らない」でいてしかも「知ろうとしない」状況において、人は最も権力者の扇動に乗りやすいの...続きを読むだと言う。これって、権力云々の話を抜きにしても、例えばこの本を読むワタシのスタンスも同じようでなくてはならんのでは?その通りで、歴史を受け身で学んでいては、嘘っぱちの歴史ストーリーを信じ切って、綺麗事ばかりインプットして、40年ごとに人は悲惨な出来事を忘れてゆく。でも、いい話ばかり耳に残るのは当然。だってその方が聞いていたいし。だから、私たちは歴史を自ら学ばなければいけないのだと思う。人の話を全て肯定的に聞いただけで満足してはいけないのだと学んだ。批判的に(not否定的)本を読んだりってすごく難しい。ワタシはできる気がしないのだが、そのために必要なのは知識をつけることなのかも。以前「インプットしなきゃアウトプットなんかできない」と言う大前提を恩師の何気ない一言から知った。根本的に読書や勉強のあり方について再び考えさせられた。本の内容としては、なんだか歴史の講話を聞いているような感じが否めないので、若干個人的な期待とはそれていた。ただ、いくつか無知な自分に染み渡る偉人のエピソードもあり、特にはじめとおわりが興味深く読めた。またもう少し知識をつけてから読んだら面白いかなぁ。

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Posted by ブクログ 2018年02月24日

至極まっとうなことしか書いていないように思える。
好き嫌いは別として、著者を左翼とかアブナイ人とカテゴライズしたがるのはいけませんね。
正しい歴史認識はどうすれば可能なのか、史実とは何なのか。自分で考えられるようになるには、相応の準備が必要だよね。

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