半藤一利のレビュー一覧

  • 歴史探偵 昭和の教え

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    「日本のいちばん長い日」を読んだ時も思ったが、半藤さんの文章は難しい言葉(戦前の軍のことなど)でもスルッと読めて面白い。シリーズでいくつかあったし、長編もまた手にとりたい。

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    2025年06月07日
  • 昭和の名将と愚将

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    太平洋戦争を指導した旧日本軍の将官に関して、その評価を碩学二人が話し合う対談形式の本。巷間言われている内容の他、実際に二人が取材した内容に基づく人物評価は読み応えが有る。

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    2025年05月22日
  • 昭和天皇物語 16

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    ネタバレ

    ハルノート通告、真珠湾奇襲、開戦、ミッドウェー敗退。 米国に追い込まれ、短期決着への一気呵成。
    駆け抜ける様に一気に破滅への展開。 
    しかし当時の世論は回避どころか、突き進む事へ勢い付けていた。この空気感は怖い。 
    現在いまはどうか…。

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    2025年04月06日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    ネタバレ

    太平洋戦争に関しては日本史の授業で習ったぶりで、大体の流れや事件の名前など表面的なものしか理解できていなかったことがわかった。日本以外の視点を持つことができて改めてメディアの影響の強さを実感した。

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    2025年02月10日
  • 新版 昭和史 戦後篇 1945-1989

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    とても分かりやすく読みやすいのですが、本人が体験した時代なので、客観的な考えを取り入れてくれたら良かったです。でもやはり面白い!

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    2025年02月05日
  • 昭和天皇物語 16

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    開戦

    とうとう開戦。
    ハル・ノートにしても、宣戦布告の遅れにしても、興味を持って
    調べるなりしなければ、知らぬまま、もしくは誤解したまま、かもしれない。
    緊張感とともに、天皇の悲しみが伝わる巻。

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    2025年02月02日
  • 昭和天皇物語 16

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    いよいよ真珠湾攻撃が始まる。ミッドウェー迄一気に進むので、この先は敗戦に至る昭和天皇の苦悩が描かれていくのでしょうか?

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    2025年02月01日
  • 昭和史裁判

    匿名

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    昭和戦前期の首相などの政治家(広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一)と昭和天皇合わせて5人について、
    歴史探偵で作家の半藤一利さんと東大教授の加藤陽子さんが対談した本。

    分かりやすい注釈が随所にあるにもかかわらず、私の方に予備知識がなさ過ぎて、
    「何を言っているか分からない」状態になってしまったところが多々><

    だけど、昭和天皇について言及したものについては初めて触れた。
    「昭和天皇にとって、日中戦争は初陣だった」
    なんて言われてみなければ気が付かない感じ。
    そうか、その頃まだ昭和天皇は20代だったのかとか^^;

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    2025年01月13日
  • [真珠湾]の日

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    これだけ、戦争はいかん、という教育を受けながらも、真珠湾への奇襲が大成功した様に、痛快さを感じざるを得なかったところに、本作を読んだ意義があったのではと思う。
    戦争になって欲しくない、と言う気持ちを抱きながらも、どこかに沸々とした「一発わからせてやりたい」という気持ちもあって、大東亜共栄圏、アジア民族の盟主、のような都合の良い大義が結びついてしまい、ボロボロになるまで止まれなかったのか。ではなぜ実際に、窮鼠猫を噛むに至ったのか、日中戦争あたりの話を勉強したい。

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    2025年01月08日
  • ソ連が満洲に侵攻した夏

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    太平洋戦争終結直前のソ連侵攻がどのように行われたのか、そしてそれが何をもたらしたのか。
    この悲惨で冷酷な戦争の現実は忘れてはならないと強く感じました。 半藤一利さんに感謝です。

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    2025年01月03日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    日本人なのでどうしても日本史と言う見方をしてしまいますが、世界の中での日本の歴史と言う視点を持つ事の重要性を学びました。
    大きな流れや全体を俯瞰する視点はビジネスでも役立つと思います。

    日本人の教養のなさや勉強のしなさは、現役世代としては耳が痛い話ですが、昭和の人たちだって満員の通勤電車の中で新聞とか本とかを読んでいたと思いますので、労働時間の問題だけではないような気がします。
    今の時代、スマホからはいくらでも知識や情報が得られると思いますが、それを知性として生活や仕事に生かす事は、本も読まずにスマホに齧り付く人々には、そもそもそんな視点すらないのではと心配になります。
    本書でも新書を3、4

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    2024年12月12日
  • ノモンハンの夏

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    ◾️小説ではなく、筆者によるノモンハン事件の検証。関係者の日記や証言、ソ連側の記録をベースに、時系列でノモンハン事件を追った。
    ◾️2001年第1刷、2021年2月第24刷。1年に1刷か2刷出来のロングセラー。
    ◾️筆者もあとがきで認めているが、「筆者の怒りがペン先にこもっているなあ」と感じることが多々あった。
    ◾️P.453に野戦重砲兵第一連隊長三嶋大佐の陳述が掲載されているが、これがノモンハン事件の全てを語っており、ビジネスの世界においても同様のことが起きうると感じた。
    ◾️祖父がノモンハン事件に従軍したと聞いており、祖父の苦労や事件で亡くなった方々のご冥福を祈りたい。

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    2024年12月01日
  • 歴史探偵 開戦から終戦まで

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    半藤一利のエッセイをまとめたもの。

    太平洋戦争のについての話は最初だけで、それ以降は普通のエッセイだった。

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    2024年11月17日
  • 其角俳句と江戸の春

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    えげつない教養を必要とする古典のオマージュ句を複数詠んでる其角の句を現代人の(と言っても並より造詣は深い)著者が一句ずつ悩んで調べて解釈を披露する、なかなか面白い本でした。有名な「鶯の身をさかしまに初音かな」の句あんまり面白くなくない? は確かにと思った。

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    2024年11月02日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    日清戦争で戦争は儲かると国民に思わせてしまった。
    日露戦争の日本はこれ以上戦争を続けられない状態でルーズベルトに仲介を頼んで、日本の国力を考えれば120点の講和条件を得た。
    ただ日本政府はメディアや国民に正しい情報を知らせず、勝った勝ったと発表していたので、賠償金が取れないとわかった世論が激昂し政府が攻撃され、さらにその恨みが仲裁をしたアメリカに向き、反米感情が芽生えた。

    国民に戦況を正しく伝えなかったのがことの発端だが、そこから海軍軍縮条約からの脱退、国際連盟脱退、ノモンハン事件と進み、太平洋戦争と続く。

    このパターンは国家でも企業でも個人でも同じ。傷が浅いうちに引き返せば何とかなるのに

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    2024年10月30日
  • 昭和天皇物語 15

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    いよいよ東条内閣が組織され、開戦についてもはっきり言及されるに至った。経過は知っている訳だけど、忸怩たるものがありますわな。

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    2024年10月07日
  • [真珠湾]の日

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    半藤一利さんと言えば第二次世界大戦などのノンフィクション。真珠湾の日に何があったのかという掘り下げかと手にしたが、読みはじめたらそれ以前からの様々なやり取りから始まる実録であることがわかった。
    アメリカ側との交渉、所謂ハルノートというれるものの様である。

    歴史の一つとして、真珠湾攻撃というものがあるが、そこに至るまでの過程、その最中の国や軍の会話がありありと記録されていたことに驚く。
    何より、この歳になるまで「日本が先制攻撃を仕掛けてアメリカを怒らせた」勝手にそう思っていたが、それまでには様々なやり取りがあり日本も待ったり交渉したり譲歩したりとしていたとある。
    それなのに起こった戦争は実に残

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    2024年09月29日
  • 昭和天皇物語 15

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    いよいよ太平洋戦争に。しない方がいいのはわかってるのにすることになってしまうのは、なんなんでしょうね。なんとしてもそこをすり抜ける術を身に付けなければと再認識させてくれました。

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    2024年09月09日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

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    ネタバレ

    もともと歴史は好きでしたが、薩長が正義の幕末史観を転換させてくれたのが、半藤氏数々の著書でした。
    特に、勝海舟を深く知れば知るほど、「半藤先生ありがとう」と心の中で深く深くお礼を申しました。

    そんな半藤氏の遺作となるこの本を読むのは、多少気の重いところもあったのですが、読み始めると目からうろこがドサドサ落ちる面白さ。
    何よりも、疑問に思ったことはすぐに調べる歴史探偵の姿には、まだまだ追い続けねばならない大きな背中がありました。

    いくつか付箋をつけた部分をば。

    滝廉太郎が作曲した、有名な『花』の歌詞。
     春のうららの墨田川
     のぼりくだりの船人が
     櫂のしずくも花と散る
     ながめを何にたと

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    2024年09月01日
  • マッカーサーと日本占領

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    毎年、終戦記念日前後に読む太平洋戦争関連の本で、今年はこれまでに読んだことがなかった終戦から占領期に関する本をピック。その期間で欠かすことの出来ないのが占領軍GHQの最高責任者、マッカーサーという存在。賛否あれども、現代に続く日本の戦後の行く末を決定づけたと言える。著者は、当時の日米政府の記録や関係者の著作と関連本、昭和天皇の通訳の日記、そしてインタービューを通して、マッカーサーがどういう意図を以ち、どのような背景で主要な意思決定を行ったのかに迫っている。

    傲岸不遜でナルシストであり、野心家でもあったマッカーサーだが、経験なクリスチャンでもあり、自由を信奉する民主主義者でもある。日本の降伏調

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    2024年08月21日