あらすじ
202年1月12日に長逝された半藤一利さんが生涯の最後まで訴え続けたこと。それは「歴史に学べ」ということでした。本書は半藤さんがものした数多くの文章や講演から、そのエッセンスを集約したものです。
明治人のリアリズム、大正期の石橋湛山が示す理想のパワー、昭和天皇の懊悩、そして宮崎駿の投げかける問い。昭和史研究の第一人者が残した軽妙にみえて重い言葉です。
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Posted by ブクログ
半藤一利のエッセイ集『人間であることをやめるな』を読みました。
半藤一利の作品は、昨年読んだ『手紙のなかの日本人』以来ですね。
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いまの日本は「天上大風」、すなわち、ものすごい勢いで荒々しく吹きまくる嵐のまっ只中にある。
解決する道はなかなかみつからない。
中国がどうの北朝鮮がどうのということではなく、日本国そのものが大転換期、解体しつつある、先行きは不安ばかり、といってもいい。
そうした「行き止まり」のときに、日本人は、とくに若い人たちは、どう生きたらいいのか。
そうなんです。
明日に光明をもてない、「行き止まり」であればあるほど、物事をきちんと考え、真面目に、自分のなすべきことを困りつつウンウンと唸ってやりつづけながら、君たちは人間であることをやめないで生きなさい、と。
──ことし1月12日に長逝された半藤一利さんが生涯の最後まで訴え続けたこと。
それは「歴史に学べ」ということでした。
本書は半藤さんがものした数多くの文章や講演から、そのエッセンスを集約したものです。
明治人のリアリズム、大正期の石橋湛山が示す理想のパワー、昭和天皇の懊悩、そして宮崎駿の投げかける問い。
昭和史研究の第一人者が残した軽妙にみえて重い言葉です。
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半藤一利が2009年(平成21年)から2015年(平成27年)に発表した文章や講演からエッセンスを集約し、2024年(令和6年)に刊行された作品です。
■墨子と龍馬と
■明治の将星のリアリズム――名言『坂の上の雲』
・前口上
・軍備増強における奇跡
・苦しみ抜いた末の開戦
・二〇三高地は日露戦争の天王山なり
・二〇三高地攻略の「ドラマ」
・乃木の武士道と日本軍の国際法遵守精神
・日露戦争“辛勝”と“空しき”官修史書
・「馬鹿かァ、お前は」のカタルシス
・バルチック艦隊はどこに現れる!?
・東郷平八郎の逡巡
・天気晴朗ニシテ浪高シ!?
・「ナレドモ」の意味するもの
・「勉メテ並航戦」で戦えという命令
■石橋湛山と言論の自由
■昭和天皇の懊悩と歴史探偵の眼
■人間であることをやめるな
■編集部付記
■初出一覧
2021年(令和3年)1月12日に長逝された半藤一利さんが生涯の最後まで訴え続けたこと……それは「歴史に学べ」ということでした、、、
本書は半藤さんがものした数多くの文章や講演から、そのエッセンスを集約したものです……明治人のリアリズム、大正期の石橋湛山が示す理想のパワー、昭和天皇の懊悩、そして宮崎駿の投げかける問い。
昭和史研究の第一人者が残した軽妙にみえて重い言葉です。
2019年(令和元年)に半藤一利が、おびただしい数の記事の切り抜きやコピーのファイルを編集者に見せて、
「そんなに急がねぇけど、まあ読んでみてよ。本になるかな」
と持ち掛けてきたことがきっかけとなり、その中から、坂本龍馬や『坂の上の雲』、石橋湛山、昭和天皇、宮崎駿に関する記事5篇が選ばれて収録されています、、、
日露戦争のことは、あまり詳しくないのですが『明治の将星のリアリズム――名言『坂の上の雲』』を読んでいると、司馬遼太郎の『坂の上の雲』に興味が沸いてきましたね……いつかは読んでみたいですね。
また、タイトルにもなっている『人間であることをやめるな』では、宮崎駿が、映画『風立ちぬ』で伝えたかったことを半藤一利が解説、、、
明日に光明も持てない『行き止まり』であればあるほど、
物事をきちんと考え、
真面目に、自分のなすべきことを困りつつウンウンと唸ってやり続けながら、
君たちは人間であることをやめないで生きなさい
『風立ちぬ』の印象が少し変わりましたね……いろんな気付きや刺激のあった一冊でした。
Posted by ブクログ
日露戦争はあまりよく知りませんが、この1冊を読んで興味がわきました。また、この時代はホントに自分が弱いことを再認識させられました。
作者の知識と興味の幅にも感心しました。