昭和の名将と愚将

昭和の名将と愚将

小説・文芸
800円 (税込)

4pt

恩賜の軍刀を与えられた秀才組に名将はいなかった
責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望……昭和の代表的軍人22人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す。

第一章 栗林忠道
第二章 石原莞爾と永田鉄山
第三章 米内光政と山口多聞
第四章 山下奉文と武藤章
第五章 伊藤整一と小沢治三郎
第六章 宮沢繁三郎と小野寺信
第七章 今村均と山本五十六
第八章 服部卓四郎と辻政信
第九章 牟多口廉也と瀬島龍三
第十章 石川信吾と岡敬純
第十一章 特攻隊の責任者 大西瀧治郎・冨永恭次・菅原道大

*電子書籍版では掲載されていない写真があります。

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昭和の名将と愚将 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    対談形式で、昭和の名将と愚将について個々に論評していく一冊。
    悪口や皮肉交じりの文体も相まって、読み易く面白かったです。
    名将とされた人は、総じて人格的にも優れ自分で責任をきっちり取れる人、一方で愚将とされた人は、責任転嫁をしたり、責任逃れをしながら戦後ものうのうと生きた人、などが取り上げられているように思いました。
    ただ、そういう人たちが戦後も生き延びられたってことには、ちょっとやるせなさも覚えます。
    知らない人が多かったのですが、名将とされた今村均さんの生き方は、他の書籍も読んでさらに掘り下げたくなりました。
    人としてどうあるべきか、ってことが結局は大事な気がする。

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    多少覚悟はしていたものの、やはり「特攻」の内実は暗澹たる気持ちにさせられる。あまりにも悲惨で、この上なく酷い。「国を護るための尊い自己犠牲」などと美談に仕上げて、思考停止してはならないと強く思った。戦前のごとく世論がどんどん右傾化している昨今、「特攻」や戦争そのものに対し、徹底的に考察されなければ、またこの愚が繰り返されないという保証はどこにも無いぞ……

    0
    2018年01月08日

    Posted by ブクログ

    やっぱトップに立つ人には“責任感”というものを強く持ってやっていただきたいものだとしみじみ思う。軍人だけでなく政治家だっても導く立場にある人は、“私”は捨てて“公”に徹するべきなのに、愚かと言われる人たちはみんな公より私に重きを置いてるんだねえ。

    0
    2021年05月05日

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争を指導した旧日本軍の将官に関して、その評価を碩学二人が話し合う対談形式の本。巷間言われている内容の他、実際に二人が取材した内容に基づく人物評価は読み応えが有る。

    0
    2025年05月22日

    Posted by ブクログ

    先日お亡くなりになった半藤一利氏と保阪正康氏の対談集である。
    保阪氏は「名将の条件」を、「理知的であること」「原則論に振り回されないこと」と、陸軍士官学校をはじめとする陸軍教育の弊害をあげて話す。半藤氏は、「決断を下せること」「目的を部下に明確に伝えられること」「情報を直につかむこと」「過去の成功体験にとらわれぬこと」「現場に身を置くこと」「部下に最善をつとめさせること」としている。お気づきのように、まさにリーダー論である。
    おなじ陸軍士官学校でも、アメリカは違うようだ。『ウエストポイント流 最強の指導力』では、危機に立ち向かうリーダーの三原則として、「リーダーは誰でも危機に直面する」「リーダーは誰も攻撃的でなくてはならない」「リーダーは誰でも自分の組織を勝利に導くため、全力を傾けなくてはならい」となる。半藤・保阪氏の名将論には、「勝つ」という視点がないが、ウエストポイント流ででは、「勝つ」ために強くなることを学び、「強い」ために恐怖を克服し、人格を陶冶し、組織に血を通わせ、失敗から学ぶことを知る。勝たなければ名将とはいわない。負けた武将への判官びいきがある我が国との違いかもしれない。
    ちなみに「愚将」の条件は、「責任をとらないこと」らしい。毎日ニュースで愚将たちを見ていることになる。
    あの戦争を率いていた軍事官僚たちの生死から学ぶことはおおい。

    0
    2021年02月25日

    Posted by ブクログ

    名将の条件(P14):①決断を自分で下す、②部下に作戦の目的を明確に伝えられる、③情報を自分の目や耳でつかむ。
    愚将の条件(P174):責任ある立場なのに無責任。
    現代に通じる真理だと思う。もう一つ現在につながるのは、名将が必ずしも出世階段を昇り詰めていない事。上手く忖度できるものだけが残っていく。どこかで聞いた話だ。

    0
    2018年04月23日

    Posted by ブクログ

    以前から気になっていた本だが軍人を名将と愚将に分けて語るというのは如何なものかという気持ちがあり、なかなか読む踏ん切りがつかず。だが、昭和陸海軍の失敗を読み、この二人の思想や話が好きで読んでみたくなったので読んでみた。名将に対しては良いエピソードにくわえ、悪いエピソードも交えて話しているので読んでいて面白い。米内光政や石原莞爾に対するエピソードは失礼な話になるがクスッとなる部分もあった。愚将に関しては自己顕示欲の塊のような部下を人を人と思わない人ばかりで読んでいて気が滅入る。

    0
    2014年05月19日

    Posted by ブクログ

    これ、面白いね。当時の日本陸軍、海軍両方から優れた指揮官とダメな人両方上げてその功罪を分析してるんだけど、基本的に優れた人ってどこか組織から剥離して(つまり本流ではなく)己の価値観を持ちながら現実と折り合っていける人なんだよね。(名将には当然硫黄島の栗林中将、今村さんやらが入ってます)。一方ダメ将軍は官僚的な人、己がない人、茶坊主やらなんだけど、これって今の日本人にもそっくり当てはまるんだよね。保安院、東電、郵政、日本の組織がジェネラリスト指向故必然的にダメな人を選んじゃう所って昔も今も変わらない。

    0
    2012年09月01日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望…昭和の代表的軍人二十二人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す。
    リーダーたるには何が必要なのか。

    [ 目次 ]
    名将篇(栗林忠道 石原莞爾と永田鉄山 米内光政と山口多聞 山下奉文と武藤章 伊藤整一と小沢治三郎 宮崎繁三郎と小野寺信 今村均と山本五十六)
    愚将篇(服部卓四郎と辻政信 牟田口廉也と瀬島龍三 石川信吾と岡敬純 特攻隊の責任者―大西瀧治郎・冨永恭次・菅原道大)

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年04月15日

    Posted by ブクログ

    半藤一利が描き、語る歴史ものが好きなので、これもその一環で。対談形式であることも利して、大変読みやすく、わかりやすいものになっている。内容も穏当で確か。

    0
    2011年03月23日

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