半藤一利のレビュー一覧
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陸軍佐官級エリートにより、1976〜1978年の足掛3年全15回にわたって「偕行社」の月刊機関誌に連載された座談会に、半藤さんが解説を加えたもの。
所謂「海軍善玉論、陸軍悪玉論」が粉砕されるような内容。陸軍幹部(多くはその後陸上自衛隊幕僚へ)が、戦後30年を経て話す内容なので、当然、組織擁護、自分擁護、海軍への責任転嫁、の内容も多い。
事後の後出しジャンケン的批判ではなく、「そのときその場所で、他にどういう決断が取り得たか」という観点で読むと、解説中に出てくるような「運命と思うほかはない」(木戸幸一内大臣)とまでは行かずとも、「このままジリ貧となるよりは、一丁暴れてみたい」、という時代の空 -
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著者の最晩年、2019年に口述の形で語り下ろした自伝。「昭和史」をライフワークとするまでの経緯として、東京大空襲の体験、疎開体験から文藝春秋入社後の坂口安吾、伊藤正徳との出会い、『日本のいちばん長い日』刊行をめぐるエピソードなどが語られる。詳しくは言及されないものの、文春内部での組合運動や『諸君』創刊反対運動など、著者の知られざる一面にも触れられる。『昭和天皇独白録』をめぐるスクープの部分は、改めてウラを取っておきたい。
附録として収録されたエッセイ「四文字七音の昭和史」は、観点としてとても面白い。明治維新以後の国策宣伝・プロパガンダには確かに四文字熟語のスローガンが多い。著者は日本語の -
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戦争の生き証人達に取材してきた半藤一利によるリーダー論の決定版『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』を読みました。
半藤一利の作品は先週読み終えた『歴史探偵 忘れ残りの記』以来ですね。
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決断力に欠け、情報を軽視し、従来のやり方に固執して、責任をとろうともしない。
これは、太平洋戦争の指揮官たちにみられる共通の悪弊である。
なぜ、こういうリーダーしか日本陸海軍は戴けなかったのか。
エリート参謀たちの暴走を許したものは何だったのか。
日露戦争時には東郷平八郎、大山巖という名将、そして秋山真之という名参謀がいたのに、どこでどう間違えてしまったのか。
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"歴史探偵"半藤一利とジブリの宮崎駿監督の対談本。"風立ちぬ"上映後の対談ということで、同作の舞台でもあった関東大震災~戦後すぐくらいの昭和初期の思いで語りが中心。お互い好きだという夏目漱石についての語りもあり。タイトルから連想されるような零戦・戦艦長門、日本海海戦の裏話あたりのミリタリーねたもあるけれど、それも昔語りの中の一つという感じかな。個人的には昔の東京下町の風景などお二人(&ご両親etc)を通してみる昭和の姿が興味深かった。東京大空襲で他人に助けられた半藤少年と、関東大震災で突き放された堀辰雄の対比も心に残る。
タイトルは半藤氏のコメントから