半藤一利のレビュー一覧

  • 世界史のなかの昭和史

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    朝鮮情勢の命運に世界の注目が集まっているこのタイミングだったらこそ、昭和の戦争に向かっていったあの時代の世界と対比させて読むことができた。
    金正恩は現代のヒトラーなのか。少なくともヒトラーほどの野心はなさそうだだが今この時点ではなんとも言えない。だが金正恩を取り巻く世界情勢は80年前と変わらないようになってきたと思われる。経済発展を優先し、他国を顧みない現在は二度とあの大戦を起こさない方向に本当に進んでいるのであろうか。しばらくは朝鮮半島から目が離せない。
    これを読んでいるとif、if、ifとあの時にといったポイントがいくつもあり戦争を引き起こさなくても良かったのではないかと思えるが、それはや

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    2018年05月04日
  • 昭和の名将と愚将

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    名将の条件(P14):①決断を自分で下す、②部下に作戦の目的を明確に伝えられる、③情報を自分の目や耳でつかむ。
    愚将の条件(P174):責任ある立場なのに無責任。
    現代に通じる真理だと思う。もう一つ現在につながるのは、名将が必ずしも出世階段を昇り詰めていない事。上手く忖度できるものだけが残っていく。どこかで聞いた話だ。

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    2018年04月23日
  • 世界史のなかの昭和史

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    ネタバレ

    第一次世界大戦の終わりがドイツが降伏して終わったと考えていたが、実際はもっと複雑な内実で、その後のヒトラーの台頭を許す下地になっていることなど、結構知らないことが多々あった。改めてこの時代を学びなおす必要がありそうだ。

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    2018年04月22日
  • 昭和天皇物語 2

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    やんごとない身の上っていいんだか悪いんだか。今上天皇の人柄も気の毒なくらいにいい人だけど、昭和天皇もそうだったの? タカの愛情、理想的だよなあ。しっかり愛された子供は芯が強いぞ。

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    2018年04月20日
  • 世界史のなかの昭和史

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    ソ連憲法を起草したのがスターリン。
    スターリンは野心があるが政治的嗅覚が鋭い人間で、レーニンは遺言で彼をトップに絶対するなと述べていた。しかしスターリンはこの遺言公表を関係者に限るよう政治工作した。
    『日本におけるナチ第五列』日本におけるナチス宣伝工作を書いた大著。
    チャーチルが海相に復帰したとき、イギリス全艦隊がチャーチルが帰ってきたと伝言しあった。
    ★この出来事を別の著者はチャーチルがばかにされていた証拠としているが、半藤氏は尊敬されていた証拠とする。

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    2018年04月11日
  • 世界史のなかの昭和史

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    戦前、戦中の新聞が盛んに民草を煽り立てたということが、よくわかる。
    現代のマスコミも似ているような気がする。いつか来た道になるかも。

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    2018年04月10日
  • 昭和史の10大事件

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    昭和史の大家と天才小説家・意外な顔合わせのこの二人は東京下町の高校の同窓生(ただし30年違い)。硬軟とりまぜザックバランに語った痛快対談集。

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    2018年04月10日
  • 日露戦争史 2

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    1巻と同様、浩瀚な資料をもとに、当時の世相から戦局に至るまで詳細にまとめられており、とても勉強になる。
    しかし一方で、乃木将軍の軍事差配やその他評価については個人的な意見と反する点が多かった(私はこの将軍が好きなのだろう)。

     旅順戦で乃木の第三軍は数万名にのぼる死傷者を出し、司馬遼太郎を始めとして世の批判を受けた。しかしその内容は戦後感覚での批判であり、評価に値しないと感じる。

     日露戦争当時は戦車もなければ戦闘機もなかった。攻め手の最大の武器は「歩兵の突撃」だった。当時の作戦思想もある程度の歩兵の損害を前提にしている。つまり、銃剣を装備した歩兵の密集隊形で波状突撃を行い、第一波の8

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    2018年04月06日
  • 昭和史の10大事件

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    都立墨田川高校の先輩後輩という間柄の、半藤一利と宮部みゆきの二人が、実に楽しげに対談している。
    しかし語るのは、昭和に起きた、日本の運命を変えたともいうべき大事件ばかり。
    歴史探偵を自負する半藤氏は、「歴史はひとつの大きな流れに見えて、じつは多くの要素がパズルのように組み合わさっているから、一つの要素が変化したら、一見とんでもなく遠い関係のない場所のパズルも変容してしまう。それが歴史の意志というものの姿なのでしょう」と、喝破する。
    一方宮部氏は、小説家の目で、昭和15年が日本のポイント・オブ・ノーリターンの年だと指摘し、半藤氏と同様なことを語る。
    すなわち、三国同盟締結と大政翼賛運動が起きた年

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    2018年03月23日
  • 日露戦争史 1

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    とてもよく調べられていてとても面白い。
    打倒露国に燃える民草と軍部という社会的背景は確かに太平洋戦争時と似ているので著者が頻繁に比較調で述べるのはわからんでもないが、幾分冗長。なにを取っても昭和のダメ出しをするのは、逆に短絡的な主張に見える。

    個人的にこの二時代の違いは、国家の施政を担う実質的な意思決定者が、敵国との懸隔の差をどう受け止めていたかによると思う(この意思決定者に天皇は含まない。第一次大戦の独墺の皇帝がそうだったように、立憲君主制下の最高権力者は極めて民主的に振る舞った。責任閣僚の意見を無視できない制度だったからだ。)。明治の方が(元老たちは)相手との歴然たる差をその通りに受け止

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    2018年03月12日
  • もう一つの「幕末史」 “裏側”にこそ「本当の歴史」がある!

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    歴史には常に表と裏があるというか、視点をかえればいくらでも見方があるということにもなります。歴史は言ってみれば「勝者のもの」と言えるでしょう。そういう意味で、勝者が作り出した歴史からは見ないという感じですね。
    幕末の本はいろいろ読んでますが、人によって「誰を推すか」が大変面白いです。この方は幕臣のある方を推していましたが、それも1つの視点として興味深く読めました。

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    2018年02月13日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    恥ずかしながら歴史に関する知識ゼロの私にとっては、どの話も新鮮で、そしていかに日本が「世界のなかの国のひとつ」であるかを知りました。
    不勉強であることは悪じゃないけど罪になるよな。うん。

    それと、本の主旨とは違うけど……
    歴史修正って単語が囁かれつつあるけど、出口さんがこの本でも仰るようにに、目の前に出された言説に根拠はあるか、それをチェックするように心掛けないといけないのだと、改めて肝に命じた。
    「君たちはどう生きるか」にもリンクする話かな。
    あと、ポスト真実の話とも絡むことだ。

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    2018年01月18日
  • 昭和天皇ご自身による「天皇論」

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    歴史探偵:半藤一利が、昭和の終わり頃に様々な雑誌で発表した「昭和天皇」にまつわる文書を集めた一冊。テロ・戦争・平和と、人類史全てが凝縮された時代を生きた昭和天皇は、何を思い、また国民にどう思われていたのか。本書はその答えを明示してはくれず、ただ断片的なヒントを提供するのみだが、改めて、昭和史最大のキーとなるのは昭和天皇ご自身であるのだなとの思いを強くした。まだまだ、もっと知っていかねば……

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    2018年01月08日
  • 若い読者のための日本近代史 私が読んできた本

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    「本に解説など要らぬッ」をモットーとしている半藤さんが、浮世の義理から敢えて書いた、色んな本の解説を集めたブックガイド。とりあえず、大岡昇平と吉村昭の著作は、今後読んでみることに私の中で決定したゾ。

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    2018年01月08日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    4時間/回x4回のインタビューをライターがおこしたものらしい。そのせいか随分読みやすい。かつおもしろい。自分の仕事のスタイルが戦中の参謀に結構近いのがなかなかショック。。自省。

    印象深い箇所
    142p ハンスフォンゼークト将軍曰く、参謀教育とは、天才を作ることではない。能率と常識とを発揮できる通常人員を育成することにある。

    リーダーの条件
    1 最大の仕事は決断にあり
    2 明確な目標を示せ
    3 焦点に位置せよ
    4 情報は確実に捉えよ
    5 規格化された理論にすがるな
    6 部下には最大限の任務の遂行を求めよ

    3が一番見落としやすい視点かなと思う。


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    2017年12月29日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    半藤 一利さんという方は、知らないです。けど、三国志についての対談本が出ていたので買いました。

    「バカの壁」の人との対談よりは、おもしろく読めました。
    まあ、それでも宮崎 駿は、基本的に人の話聞いちゃいないんですけどね。
    それでも、政治的な話が全面にでないで、自分のマニアな趣味とかが中心になっていた方が魅力的だし、素直で楽しいと思います。

    心性としては、実は宮崎 駿って、百田 尚樹とそんなに変わらないと思います。

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    2017年12月27日
  • 仁義なき幕末維新 われら賊軍の子孫

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    この本は菅原文太氏の急逝でお蔵入りしていた「幻の対談」が半藤一利氏や文藝春秋社の想いにより実現。半藤さんはもちろんだが、文太さんの知識に驚かされる!

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    2017年12月26日
  • 仁義なき幕末維新 われら賊軍の子孫

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    ネタバレ

    俳優の菅原文太氏が生前歴史作家の半藤一利氏としていた対談が書籍化されたもの。幕末から明治にかけての薩長政権にとって都合のいい歴史に塗り替えられているという視点で幕末明治の大物やアウトローの枠組みに当たる人斬りまで語られていて興味深い内容が多く、また菅原文太の歴史にたいしての博識さに驚かされた。

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    2017年12月23日
  • 歴史に「何を」学ぶのか

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    最近の世界で起こるさまさな出来事を思うと歴史は繰り返してしまう…と不安ばかりだが、半藤一利さんの「歴史は簡単には繰り返さない」と言う章を読んで、そうかもしれないなぁと少し不安な気持ちが楽になった。それにはまずなぜそうなったのか?歴史を知らないといけない。背景になにがあるのかを。この年齢になってあらゆることが繋がっていて歴史を知ることの大切さを特に実感をする。膨大な資料をよみこんだり、インタビューしたりと決して妥協しない姿勢はさすがだなと思う。

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    2017年12月05日
  • 歴史に「何を」学ぶのか

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    <目次>
    はじめに  歴史にまつわる不思議
    第1章   天皇退位問題について
    第2章   大好きな歴史上の人物
    第3章   歴史探偵を名乗るまで
    第4章   日露戦争と夏目漱石
    第5章   「歴史はくり返す」
    おわりに  「歴史を学ぶ」ということ

    <内容>
    著者が若い人を対象にした学習会が元だと思う。そういう語り口で書かれている。
    近現代史に造詣の深い著者が、自分が歴史に関わる本を書くようになったいきさつや『日本の一番長い日』を書くにあたってのお話、そして現代的なテーマを「きちんと調べたうえで」語ってくれている。妙に訳知りそうな顔で「歴史」を語る輩に比べ、偉ぶったことは一切ないが、正確な歴史

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    2017年11月10日