半藤一利のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
歴史を知ることの大切さを感じるようになった。それは大人なんだから、とか教養として、という部分もないわけじゃないんだけど、それ以上に今現在、自分の身の周りを考える上で重要な示唆があると感じるからだ。
五・一五事件の話があった。
首相が暗殺されたというあの事件で、殺された首相犬養毅の孫である犬養道子氏は、被害者の家族であるにもかかわらず、世間的には非難されたのだという。米を売ってもらえなかった、なんてエピソードが添えられていた。
被害者であるにも関わらず、同情的な空気とか、理屈に合わないものによって叩かれる、なんてことは今の世に、それも遠い報道の世界だけじゃなく、身の回りにもあるんじゃないだ -
Posted by ブクログ
海に囲まれて、独特の歴史を作り上げてきたニッポン。それゆえに日本人は日本史を他の世界と切り離して考えたくなる。それはそれで日本固有の文化、性格を賞賛されることもある。が、その結果、日本はガラパゴス的な発想で世界から置いてけぼりになりがちだ。小さな島に閉じこもらず、グローバルな視点を持とう。まずは世界史の中から日本史を覗いてみよう。というのが本書の趣旨。
語るべき人は半藤一利と出口治明。非学者の中で歴史を語るべき巨頭といえば、この2人。2人は日本人へ日本史を正しく理解せよと訴える。
近代において、日本は植民地化されず、自らの手で近代国家体制へ移行することができた。また、大戦の敗戦後もいち早く -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『昭和史』『日本のいちばん長い日』で知られる半藤一利氏とライフネット生命代表取締役兼会長の出口治明氏の対談本。ともに歴史に造詣が深い方かつ、流れや補足説明がきちんと盛り込まれているので読みやすい。
2020年の新学習指導要領「歴史総合」にもつながるような「世界史の中の日本史」が描かれている。グローバル化かナショナリズムかが問われる現代だからこそ、世界全体を見渡し、戦後から現代へのつながりを見つめ直す、契機となる一冊。
特に印象的だったのは以下の2点。
・自尊史観(日本は素晴らしいと語ること)は、自虐史観の裏返しで、元を辿れば同根である
・「経線思考」(本来は違うのにイエスと言い続けて現 -
-
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 日本は特別な国という思い込みを捨てろ
第2章 なぜ戦争の歴史から目を背けるのか
第3章 日本が負けた真の理由
第4章 アメリカを通してしか世界を見ない危険性
第5章 世界のなかの日本を知るためのブックガイド
第6章 日本人はいつから教養を失ったのか
<内容>
『昭和史』の半藤一利さんと『全世界史』の出口治明さんの歴史をキーワードとする対談集。二人の意見は一致していて、”無教養”な日本人(それは、現在だけでなく、明治期はOKだが、戦前の指導者も無教養だったと著者たちは言う)が、日本を誤った道へと導きつつある中、世界史を踏まえた日本を学び(それは「本」を読むことに尽 -
Posted by ブクログ
あとがきにも本人が書いてらっしゃったけど、半藤さんが楽しそうに喋ってんなぁー、というのが印象的でした。戦時史に関する相当な知識や経験を持っているという自負があろう私が、まだ新たな気づきや学びが得られたという知的満足感からなのかなと思ってます。議論は同じレベルか、それ以上の人とやらないと自分を高められないですね。
ないようとしては、対談形式なので、互いがフォローしたり、質問しあったりと非常に読みやすかった。ロシア人の合理的な考え方からすると、今回のプーチン来日は成果がないだろうなと思えて仕方ない。
軍部の学ばなさをなぜ後世で学ばないのかが甚だ不満。過去を否定するには近すぎるのだろうけど、それでき -
- カート
-
試し読み