半藤一利のレビュー一覧

  • 戦争というもの

    Posted by ブクログ

    毎年8月は極力戦争に関する本を読むようにしています。戦争を知らない私が、日本とは?日本人とは?という問いに向き合うときに戦争を知らなくていいのか?という想いがあるからです。戦争に触れれば触れるほど、平和な今の時代に戦争を知らないことの怖さを感じます。

    0
    2021年08月09日
  • ノモンハンの夏

    Posted by ブクログ

    著者の陸軍、特に辻政信に対する怒りを強く感じることができる内容であった。
    ただ、同じ立場、同じ時にいたとして、私たちは彼らより適切な判断を下せるのか、と考えると多分無理だろう。
    仕事をしていても、情報が足りず分析も充分でないまま、なんらかの判断を下し、まずやってみよう、としてしまうことは多々ある。理屈をこねくりまわすよりも行動するほうがリーダーとして認められることもあるだろう。ここで描かれる陸軍の面々についていってしまうことは少なくないのでは。大勢の人の命がかかっている戦争とは責任の重さは比べ物にならないが、、

    0
    2021年08月09日
  • 語り継ぐこの国のかたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第二次世界大戦へといたる日本人の「過ち」の半藤一利なりの捉え方。

    15歳のときに8月15日の終戦をむかえた半藤にとっては、いろいろな命題がある。
    ・薩長がつくり薩長が滅ぼした
    ・統帥権の問題は、帝国憲法制定の前から埋め込まれていた
    ・日本人固有の心性として、根拠なき自己過信、驕慢な無知、そして底知れぬ無責任という3つがあった
    ・海大、陸大の軍人の育て方に問題
    ・もともともっていた指揮官のイメージと参謀の関係が問題だった
    ・明治天皇は、対外的な問題をよく理解していた。昭和天皇には、情報がよく入らなかった
    ・第二次大戦で死んだ軍人のほとんどは餓死だった


    後半は、陸奥宗光を通じて、外交上の取り

    0
    2021年08月07日
  • 戦争というもの

    Posted by ブクログ

    ぼくの地元は土崎空襲の地域でした。空襲は終戦の前夜。あと1日降伏が早ければ。。。そんな話をひたすら聞かされ、小学校の学芸会では空襲を題材にした劇を演じました。

    また、ぼくの祖父母は子どもの頃に戦争を経験した世代。だから、食卓の会話として戦争の話が出てくることがふつうにありました。でも、もう少し年齢が下がると、祖父母も戦争経験がないということになります。だから、本書にある「最近のひとは戦争を知らない」という話は、ぼくが持っている印象よりもリアルなんだろうなと。

    さて、本書は、戦時下の「名言」とそれにまつわるエピソードをとりあげ、そこから教訓を学んでいくという構成になっています。ぼくがいちばん

    0
    2021年07月05日
  • 戦争というもの

    Posted by ブクログ

    半藤さんの最後の著作ということで読んでみました。
    内容としては、戦争が身近に感じられて、その分恐怖を
    覚える内容だと思いました。
    内容よりも最後の、奥さんと、編集者であるお孫さんの
    後記が胸にぐっとくる部分がありました。

    0
    2021年07月03日
  • ノモンハンの夏

    Posted by ブクログ

    日ソ蒙両軍の詳細な勢力状況が記され、第二次世界大戦開戦直前期の各国外交判断の経緯が情景として目に浮かぶ著作。

    0
    2021年06月29日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    日本史だけを見るのではなく、世界史の中でその出来事がどうして日本で起きたのかを見なさい。豪華なこのお二人の対談のメッセージです。明治維新の頃、欧米では何が起きていたか(ボーア戦争で英仏は手が離せず、アメリカは南北戦争)。高度経済成長が可能であった条件とは(冷戦、人口ボーナス、軍事費負担なし)。現在の日本の諸問題も、同じように世界の状況の中で考えなければならないだろう。
    それにしても、出口さんの博識ぶりにはあらためて驚愕。半藤さんがあとがきで書いておられますが、出口さんは対談中、一切のメモ書きを持たずに、これだけの内容をすらすらと話されたという。ビジネスの世界に身を置きながら、ここまで教養を深め

    0
    2021年06月18日
  • 歴史探偵 近代史をゆく

    ネタバレ 購入済み

    作者ならではの視点

    半藤一利という作家は好きで種々読んでいる。中でも昭和史シリーズは好きな本である。本歴史探偵シリーズは、前記昭和史に比較し、作者の個人的興味、主観の入り混じった、やや斜めから歴史に肉薄している点で興味深いものである。

    #深い #アツい #癒やされる

    0
    2021年06月07日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

    Posted by ブクログ

    陸海軍の対立、縄張り意識が大きな問題であり、この対立が敗戦まで続いた。戦争を始めたのはもはや誰であったのかわからなくなった。国のトップが対米戦争の危険性を知りながらも戦争を止めることができずに戦争に突き進んでしまった。

    0
    2021年06月06日
  • 昭和天皇物語 8

    Posted by ブクログ

    #漫画 #コミック #昭和天皇物語
    何とかして、何とかして、そっちじゃない方へ行きたいのに、濁流に流されていくように戦争に近づいてく……

    0
    2021年06月02日
  • 昭和天皇物語 8

    Posted by ブクログ

    急に政治性を帯びだした感あり、こんな感じでしたかね?ちょっと今までにない迫力ありです。
    この後どういう風に展開するのか、ちょっと面白くなってまいりました。

    0
    2021年05月30日
  • 昭和天皇物語 8

    Posted by ブクログ

    能條純一『昭和天皇物語 (8)』小学館。

    昭和3年、若き天皇の思いと政府、日本軍との思いの相違は少しずつ大きな溝に。激動の昭和史の中心に身を投ずる若き天皇。詐欺師のような母子に翻弄される今の皇室とは雲泥の差のあるこの時代の人びとの天皇に対する畏怖と敬虔な思い。

    しかし、随分と端折り始めたストーリー展開は大味でしかなく、前の7巻とのアンバランスさを感じる。

    中国大陸で起きた張作霖爆殺事件への日本軍の関与を否定する田中義一の報告の嘘を見破り、内閣総辞職を促す裕仁。田中義一に替わり、総理の地位に就いた濱口雄幸も凶弾に倒れる。やがて、中国大陸にきな臭さが漂い始める。

    定価650円
    ★★★★

    0
    2021年05月29日
  • 昭和天皇物語 8

    Posted by ブクログ

    張作霖爆殺事件の真相を隠そうとする陸軍軍部、時の総理大臣 田中義一。
    何か隠していることに気づき、嘘の報告をした田中総理に裕仁親王は辞意を求める…

    0
    2021年05月29日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

    Posted by ブクログ

    好きな2人の対談。
    宮崎監督が半藤さんとの対談を希望された様で、
    終始半藤さんと会話出来るのが楽しくて仕方ないといった印象を文章からも受け、読んでいてこちらもワクワクする。
    愛国談義とはあるけれど、直接的な政治発言は少なく、風立ちぬ公開あたりの対談なので、風立ちぬに関する話題がメイン。その中で戦争体験の話がチラチラと出てきて、お二人の反戦への想いが見え隠れする。
    半藤さんが亡くなられたので、もう2度とこの対談を見る事は出来ないのかと思うと寂しい。

    0
    2021年05月15日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

    Posted by ブクログ

    文藝春秋営業部が書店や取次会社に配っていたパンフ「新刊のお知らせ」に連載されていたエッセイと書籍に未掲載のものを合わせた氏の遺作。

    生前に企画され、氏の逝去後に出版された一冊。多岐にわたるテーマの文をまとめたもの。20年以上の連載(1回書籍化)なので時期的にも話題的にも極めて広範囲。

    江戸のご隠居さんのべらんめえ調に近い気さくな文体が良い。 [歴史探偵 忘れ残りの記 (文春新書 1299)]の感想

    文藝春秋営業部が書店や取次会社に配っていたパンフ「新刊のお知らせ」に連載されていたエッセイと書籍に未掲載のものを合わせた氏の遺作。

    生前に企画され、氏の逝去後に出版された一冊。多岐にわたるテ

    0
    2021年04月30日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

    Posted by ブクログ

    映画「風立ちぬ」公開に合わせて、公開前と公開後に実現した長時間座談の内容を記録したもの。半藤一利さんの追悼特集を読んで、やはりちょっとは読んでおきたいと思い手に取った。宮崎駿72歳、半藤一利83歳、8年前の対談である。

    お二人とも軍事オタクだから、軍艦や飛行機の話になれば花が咲く。そのあい間にお二人の半生もちょこちょこ出てきて面白い。そしてやはり「風立ちぬ」の中身に突っ込んだ話が半分くらい占めて、私はあまり評価していなかったこの作品をも一度見直したくなった。

    以下面白かった部分の要旨を箇条書き。
    ・半藤一利「日本は、海岸線が長くて、資源が無くて、守れない、持てない国だ。それなのに、基本的に

    0
    2021年04月18日
  • 歴史と戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    数ある半藤一利さんの著作の中から、日本の近現代史に関するものをまとめた本。

    「歴史探偵」として、主に日本の近現代史を追っていた半藤一利さん。80冊以上ある半藤一利さんの著作から、主に戦争に関連することをまとめたのが本書になります。

    本書を読むと、日本は果たして過去の失敗から何かを学んだのだろうかと疑問に感じてきます。

    本書には終戦後、陸軍や新聞社が資料を燃やした話が出てきます。つい最近も似たような話がありましたね。こちらは燃やしたのではなく、裁断したり消去したりしたのですが・・・。

    0
    2021年04月10日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

    Posted by ブクログ

    「戦争論」、「半藤一利」、「佐藤優」ってきたら、読まざるをえない。
    そして期待を裏切らない。
    本当に、本当に、面白かった…!
    2人とも実体験に裏打ちされてるから、リアルさが重い…。
    私たちは話されたもの、書かれたものを読むでしょ。
    でもこのお二人は直接会話をするわけで、その時の表情、しぐさとかを全力で見てるんだよね。
    こういうのはとっても貴重。

    0
    2021年03月30日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

    Posted by ブクログ

    先日逝去された著者の絶筆となったあとがきが収録されたエッセイ集。
    文芸春秋社の「新刊のお知らせ」に連載されたものや、「銀座百点」に綴ったものが6章で構成されている。
    『昭和史おぼえ書き』では、著者らしい警句も。
    「若いものがやたらにおだてられるのは、国家があらぬ方向に動き出したとき」とか。
    終戦後一夜にして、軍国主義の権化たちが民主化の旗振りとなり、その厚顔無恥を思い知らされた経験から
    「このぬけぬけとした自己欺瞞は今に続いているのではと。いや、もっとひどくなっているのではないかと」、憂慮する。
    また、横文字まじりの略語が氾濫する現状を嘆き、「せっかくの日本語の語彙が貧しくなるのは、日本の財産

    0
    2021年03月30日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

    Posted by ブクログ

    今年の1月に亡くなってしまった歴史探偵のエッセイ集。
    自分の父親と同級生の半藤さんは、とても豊富な歴史知識と、東京下町の情報をたくさん残してくれました。ありがとう。

    0
    2021年03月22日