半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和天皇物語 8

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    張作霖爆殺事件の真相を隠そうとする陸軍軍部、時の総理大臣 田中義一。
    何か隠していることに気づき、嘘の報告をした田中総理に裕仁親王は辞意を求める…

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    2021年05月29日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    好きな2人の対談。
    宮崎監督が半藤さんとの対談を希望された様で、
    終始半藤さんと会話出来るのが楽しくて仕方ないといった印象を文章からも受け、読んでいてこちらもワクワクする。
    愛国談義とはあるけれど、直接的な政治発言は少なく、風立ちぬ公開あたりの対談なので、風立ちぬに関する話題がメイン。その中で戦争体験の話がチラチラと出てきて、お二人の反戦への想いが見え隠れする。
    半藤さんが亡くなられたので、もう2度とこの対談を見る事は出来ないのかと思うと寂しい。

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    2021年05月15日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

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    文藝春秋営業部が書店や取次会社に配っていたパンフ「新刊のお知らせ」に連載されていたエッセイと書籍に未掲載のものを合わせた氏の遺作。

    生前に企画され、氏の逝去後に出版された一冊。多岐にわたるテーマの文をまとめたもの。20年以上の連載(1回書籍化)なので時期的にも話題的にも極めて広範囲。

    江戸のご隠居さんのべらんめえ調に近い気さくな文体が良い。 [歴史探偵 忘れ残りの記 (文春新書 1299)]の感想

    文藝春秋営業部が書店や取次会社に配っていたパンフ「新刊のお知らせ」に連載されていたエッセイと書籍に未掲載のものを合わせた氏の遺作。

    生前に企画され、氏の逝去後に出版された一冊。多岐にわたるテ

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    2021年04月30日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    映画「風立ちぬ」公開に合わせて、公開前と公開後に実現した長時間座談の内容を記録したもの。半藤一利さんの追悼特集を読んで、やはりちょっとは読んでおきたいと思い手に取った。宮崎駿72歳、半藤一利83歳、8年前の対談である。

    お二人とも軍事オタクだから、軍艦や飛行機の話になれば花が咲く。そのあい間にお二人の半生もちょこちょこ出てきて面白い。そしてやはり「風立ちぬ」の中身に突っ込んだ話が半分くらい占めて、私はあまり評価していなかったこの作品をも一度見直したくなった。

    以下面白かった部分の要旨を箇条書き。
    ・半藤一利「日本は、海岸線が長くて、資源が無くて、守れない、持てない国だ。それなのに、基本的に

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    2021年04月18日
  • 歴史と戦争

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    ネタバレ

    数ある半藤一利さんの著作の中から、日本の近現代史に関するものをまとめた本。

    「歴史探偵」として、主に日本の近現代史を追っていた半藤一利さん。80冊以上ある半藤一利さんの著作から、主に戦争に関連することをまとめたのが本書になります。

    本書を読むと、日本は果たして過去の失敗から何かを学んだのだろうかと疑問に感じてきます。

    本書には終戦後、陸軍や新聞社が資料を燃やした話が出てきます。つい最近も似たような話がありましたね。こちらは燃やしたのではなく、裁断したり消去したりしたのですが・・・。

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    2021年04月10日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

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    「戦争論」、「半藤一利」、「佐藤優」ってきたら、読まざるをえない。
    そして期待を裏切らない。
    本当に、本当に、面白かった…!
    2人とも実体験に裏打ちされてるから、リアルさが重い…。
    私たちは話されたもの、書かれたものを読むでしょ。
    でもこのお二人は直接会話をするわけで、その時の表情、しぐさとかを全力で見てるんだよね。
    こういうのはとっても貴重。

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    2021年03月30日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

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    先日逝去された著者の絶筆となったあとがきが収録されたエッセイ集。
    文芸春秋社の「新刊のお知らせ」に連載されたものや、「銀座百点」に綴ったものが6章で構成されている。
    『昭和史おぼえ書き』では、著者らしい警句も。
    「若いものがやたらにおだてられるのは、国家があらぬ方向に動き出したとき」とか。
    終戦後一夜にして、軍国主義の権化たちが民主化の旗振りとなり、その厚顔無恥を思い知らされた経験から
    「このぬけぬけとした自己欺瞞は今に続いているのではと。いや、もっとひどくなっているのではないかと」、憂慮する。
    また、横文字まじりの略語が氾濫する現状を嘆き、「せっかくの日本語の語彙が貧しくなるのは、日本の財産

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    2021年03月30日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

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    今年の1月に亡くなってしまった歴史探偵のエッセイ集。
    自分の父親と同級生の半藤さんは、とても豊富な歴史知識と、東京下町の情報をたくさん残してくれました。ありがとう。

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    2021年03月22日
  • 昭和の名将と愚将

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    先日お亡くなりになった半藤一利氏と保阪正康氏の対談集である。
    保阪氏は「名将の条件」を、「理知的であること」「原則論に振り回されないこと」と、陸軍士官学校をはじめとする陸軍教育の弊害をあげて話す。半藤氏は、「決断を下せること」「目的を部下に明確に伝えられること」「情報を直につかむこと」「過去の成功体験にとらわれぬこと」「現場に身を置くこと」「部下に最善をつとめさせること」としている。お気づきのように、まさにリーダー論である。
    おなじ陸軍士官学校でも、アメリカは違うようだ。『ウエストポイント流 最強の指導力』では、危機に立ち向かうリーダーの三原則として、「リーダーは誰でも危機に直面する」「リーダ

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    2021年02月25日
  • ノモンハンの夏

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    ネタバレ

    天声人語に感化されて,初めての半藤一利。一体どれだけの資料にあたってるんだと思う。情報を与えられても評価する力が無いので,端々で評価を加えてもらえるのも有難い。
    他の本も読まなきゃだ。

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    2021年02月15日
  • もう一つの「幕末史」 “裏側”にこそ「本当の歴史」がある!

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    非常に読みやすい。
    歴史好きの人には少し物足りないかもしれないが、幕末のリアルを感じれるので非常に興味深い。

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    2021年02月10日
  • 昭和天皇物語 7

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    ネタバレ

    ついに長く患っていた大正天皇が崩御。大正天皇は即位時代も長い明治、昭和の両天皇に挟まれこうやってその姿を描かれる事があまりなかったからこの漫画で見れて良かったです。47歳、昔にしても若すぎる崩御ですよね…。歴史にもしもを言っても仕方ないけど、令和の今にいらしたらもっと長生きされたかなあ…。

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    2021年01月25日
  • 昭和天皇物語 7

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    本巻は、一旦休憩、踊り場、足踏みといったところか。
    まだまだ期待させてくれる状況であるため悲観しない。

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    2021年01月04日
  • 世界史のなかの昭和史

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     ヒトラーやスターリンの動きがわかるので、昭和史が立体的に語られている。それにしても太平洋戦争に突入していく日本って哀しい。情報があったとしてもそれを見ない、反対だったとしても従う、悪いことは言わない、思わない。
     マスコミの酷さは今も変わらない。たぶんこれからも変わらずに、一丸となって失敗へと向かう手助けをするのだろうなぁと思いました。

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    2020年12月29日
  • 世界史のなかの昭和史

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     日本がなぜ必敗の太平洋戦争に突き進んでいったのか、ということが世界史的な観点から書かれています。アメリカと戦ってはいけないという人は多かったのに、軍部に口を封じられ、マスコミに国民は踊らされ、まともな人が発言しなくなった。
     ドイツもヒトラーのような人が行っていることを知りながら、熱狂的にナチスを支持してユダヤ人虐殺しながら無謀な戦争に突き進む。
     
     戦後75年経っていますが、我々日本人は戦前の愚かな昭和史についてキチンと学んでいません。最近では「自虐史観」とか言って過去に目を閉ざしています。「過去に目を閉ざすものは、現在にも盲目になる」(ワイツゼッカー大統領1985)。
     現代に生きるビ

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    2020年12月20日
  • 昭和天皇物語 1

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    1巻だとまだまだ序盤で、これから面白くなるのかな、という感じ。次巻もも買ってみようと思った。(買った。)昭和天皇が、「臣民を顧みず、戦争に向かって突き進んだ」という人間には描かれていないのが興味深い。本当にそうだったのか。だとしたら、これからがすごく気になる。

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    2020年12月18日
  • 歴史と戦争

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    ネタバレ

    文春新書の「父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ?」を読んだ後に、本書を読んだ。ある程度、戦争に関する知識の下地ができたうえで本書を読めたことが非常によかったと思う。

    本書は、昭和5年生まれ(今年で90歳)の著者・半藤一利氏の著書から、本書のテーマ「歴史と戦争」にあった文章をセレクトして、一書に編集されたものだ。幕末・維新・明治から近代にいたるまで、特に近代では一年ごとに、その時を述べた著者の文章がセレクトされている。

    著者のすべての著書の中から、文章をセレクトし、それを時系列にプロットしつつ、全体として一つの読み物として完成させる、この膨大な作業に対し編集者に敬意を表するとともに、そ

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    2020年12月17日
  • 昭和天皇物語 7

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    #漫画 #昭和天皇物語
    これは……満州事変なのかな? 自分の子供の死を嘆く間もない香淳皇后が何とも言えない。

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    2020年12月13日
  • 昭和天皇物語 7

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    能條純一『昭和天皇物語 (7)』小学館。

    激動の昭和史の幕開け……

    この時代の天皇は政治にも、軍にも絶対的な権力を持っていた。しかし、何時の時代も政治家など権力を手にした者は必ず悪事を働き、私服を肥やそうと暗躍する。天皇もこうした政治家に絡め取られ、やがて戦争へと……

    そんな戦争への道程の香り漂う第7巻。大正天皇が崩御し、25歳の裕仁皇太子は天皇となる。第124代の天皇……

    本体価格591円
    ★★★★

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    2020年12月03日
  • 遠い島 ガダルカナル

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    さすが半藤さんの手によるもので読みやすい。
    小章の小見出しがその時の誰かの象徴的なセリフなのも面白い。

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    2020年11月29日