半藤一利のレビュー一覧

  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    「実録」の編纂者の中に「エース」の存在を仮定し、その人物の思考を考慮しながら読み解いていく点に興味を持った。
    まだ手を付けていないが「実録」を読む楽しみが増えた。

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    2016年04月04日
  • ノモンハンの夏

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    資源など何もない不毛の地ノモンハンで、国境線を巡って日ソが衝突した。大本営の「不拡大」の方針を弱腰として退ける関東軍参謀の服部と辻。大本営も関東軍のメンツを重んじて強い命令をだせず、事件は多数の死傷者を出す戦闘へと拡大した。命令の曖昧さ、敵への侮り、情報の軽視、精神の過剰な重要視など、その後の日本軍の欠点がすべて現れた。現場の兵士は戦車に火炎瓶で立ち向かうなど勇敢に戦ったが、捕虜となった兵士に自決を強要するなど非情な対応。一方、参謀の辻はその後も太平洋戦争で指揮をとった。辻の悪魔的な狡猾さが印象に残る。またノモンハン事件と平行して、独ソ不可侵条約をめぐるヒトラーとスターリンの駆け引きも描かれて

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    2016年12月31日
  • もう一つの「幕末史」 “裏側”にこそ「本当の歴史」がある!

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    半藤さんの幕府側にたった歴史観は大好き。歴史は勝った人の側から語られるので、都合の悪いことは隠されるのですよね。負けた側から語る歴史は、おもしろい。そしてやっぱり、勝海舟さんはかっこいい。

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    2016年02月19日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    -2015/09/01
    ①特別攻撃隊の戦果報告を聞いた裕仁天皇は、「そのようにまでせねばならなかったか。しかし、よくやった」と語ったという。前半は天皇としての言葉、後半は大元帥としての言葉に裕仁天皇の苦悩があった。
    ②天皇はアメリカの短波放送で日本軍の所在を知る状態であったという。陸海軍が天皇に事実を伝えていなかったという事実。

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    2015年10月01日
  • 原爆の落ちた日【決定版】

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    日本に2発の原子爆弾が落とされるまでの様子が淡々と、しかし確実な現実として語られていく。多くの日本人が知るべき事実、それは日本も原爆開発を進めていたこと。けっして他人事ではないのだ。しかし確実に進行していく戦争の現実の前にその可能性は低くなっていく。
    歴史にifはないと言われるが、本書を読むと、何カ所も「もしあのときこうしていれば」という思わされるところがある。それでもなお、やはり日本への2発の原爆投下はある程度の必然性というか、不可避であったのだとうということも同時に理解していくことができる。
    最後の広島の描写も最低限でありつつも力強い。
    多くの人に読んでもらいたい1冊。

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    2015年08月21日
  • 戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

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    2015.8.16
    良著。湛山の命懸けの主張が、当時の大新聞との対比でより鮮明に映し出されている。
    戦争を起こしたのは、軍部の責任であり、それはマスコミの責任であり、詰まる所、国民の責任である。

    経済合理性と、言論の自由とが最も大事だと改めて感じた。

    今の日本は、言論の自由はあるが、その言論は、マスコミのバイアスが掛かっていないか?疑問に思うべきである。
    また経済合理性の視点はやや欠如しているのではなかろうか。
    たとえば、尖閣諸島や竹島を守る事による経済合理性はどうなのか?年間いくらの防衛費を払っているのか?それがどれだけのリターンをもたらしているのか?いっそうの事、そんな儲からない土地な

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    2015年08月16日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    陛下のご本心を知ったからといって、今更何が変わるのか?ということはあるが、とはいえ戦前の厳しい御決断を迫られる局面での陛下の息遣いを、生硬な文書から読み解く試みは、好奇心を大いに刺激するとともに、既知の日本近代史の解釈に、別の視座を与えてくれる、非常に興味深い一冊だった。

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    2015年07月26日
  • 昭和史裁判

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     半藤氏のわかりやすい記述による戦中、戦後の一史。対談風になっているのでよりよかったのか、加藤氏のコメント、弁護?がよかったのか、時代背景とともに把握できた。無論全てを網羅しているわけではないが、類書をあたるうえでの大きな参考になる。そして通史感覚を得られるのが良い。
     高校の教科書っというわけにはいかんだろうが、良い教材にもなるのでは?

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    2015年05月27日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    宮内庁が編集した『昭和天皇実録』は、単に事実を載せるだけではなく、どの様に昭和天皇を見せたいのかの意図が働いていると著者達は語っている。
    しかも重要な部分では”エース”が登場していると推測しており、宮内庁と著者陣との攻防も楽しめる。

    この様な著者陣の豊富な知識、洞察力があって初めて『昭和天皇実録』を読み解くことが出来るのであろう。

    さらに違う場面を取り上げた続編を是非出して欲しい。

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    2015年05月17日
  • あの戦争と日本人

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    『日本のいちばん長い日』の半藤一利氏が日露戦争から太平洋戦争までの歴史の流れを日本人の資質とともに解説したもの。『日本人のいちばん長い日』が素晴らしく質の高い本であったのと同様この本も読む価値のある本である。


    「あの戦争」とは太平洋戦争のことだが、どう呼ぶかによってイデオロギーの問題が生じるからとの説明だが、「あの戦争」という呼び方がこの本にはふさわしいように思う。

    本書では、日露戦争の「勝利」が、「あの戦争」への道筋に与えた影響は大きいと論じる。さらに、日露戦争とあの戦争における指導者の覚悟と責任感の違いが、状況をさらに悪いものにしたのだという。

    最後に「新聞と日本人」として、長いあ

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    2015年03月29日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

    購入済み

    丁々発止

    奥深い鍛錬を続けてこられたお二人の、引き出しの多さと深さに心踊らされて読み終えました。短かくて残念です。もっとページ数を多くしても充分に面白い対談であったろうにと悔やまれます。

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    2014年07月17日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    ネタバレ

    昭和史を専門とする2人の対談集ですが、中身は予想以上に濃いです。タイトルは意味深で、メディアが利益を追求する限り、「不買運動」などには屈するのが必然、だからそうならないように事前に策を練る必要があるという事実を、昭和初期の歴史から導きます。2.26事件から真珠湾までわずかに5年。おかしくなると坂を転がるように加速度がつくのが日本。どうも最近、東日本大震災が日本という国の「終わりの始まり」じゃないかと思えてしょうがない。原発処理、秘密保全法、道徳の教科化など、ろくでもないことが多すぎる。お薦め。

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    2014年05月03日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    日本を愛する大先輩二人が楽しく話されているのを、こちらも楽しく読ませていただきました。

    映画「風立ちぬ」をきっかけに次々と浮かび上がる昭和の記憶。
    半藤さんはそれをこれまでの著作で残してきているし、宮崎監督も映画という形で自分なりに残しておきたかったんだなぁと改めて感じました。
    半藤さんの聴き方の巧さといったら…さすがすぎる!

    いい年なのにいつもどこか不安がっている自分を励ましてくれた一冊です。

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    2014年04月06日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    対談の形で進行するが、整理されているのと、注釈が細かくつけられているため、非常に読みやすくわかりやすい。
    本書の最後に、各人が書いた文章があり、その主題で、それぞれがどこに主眼を置いているのかがわかる。それを前提としてもう一度読み直すのも興味深いと思う。

    「永遠の0」で、本当にこんな戦争だったのだろうかという疑問がわいた。小説は史実ではない。
    そしてこの本を読んだのだが、戦争というものがはじまり、継続していくということが、こういう形で行われていたのか、という再確認でもあった。国を存続させるために、やむなく開戦に至ったのだという認識を改めざるを得なかった。

    日本人とはどういう民族なんだろう、

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    2014年03月25日
  • あの戦争と日本人

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    今、あの戦争について知っている人、知りたいと思っている人がどれほどいるだろうか?
    日露戦争をはじめるときと太平洋戦争をはじめるときの違いがよくわかった

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    2014年03月09日
  • 体験から歴史へ─〈昭和〉の教訓を未来への指針に

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    ネタバレ

    立花氏の講演内容をチェックしたくて購入した。
    今の日本は、戦後の日本とおなじくらいやばい状況であることに日本人は無頓着でのんびりしているという指摘があった。
    借金が日本は他先進国に比べべらぼうにあり、このような国は歴史的にみて淘汰されるという内容にはドキッとした。

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    2013年09月22日
  • 日本国憲法の二〇〇日

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    ネタバレ

    イラクへの米国駐在が問題視されている現在の状況と比較し、米国の日本統治がいかに成功したのかを感じるのですが、やはりマッカーサーの高い理想があったと思います。9月2日のミズーリ号での降伏調印式の際、僅か3分の演説の格調の高さに日本の間外交官加瀬俊一氏(今年5月末に101歳で死去)は感動したといいます。「地球上の大多数の国民を代表して集まったわれらは不信と悪意と憎悪の精神を懐いて会合したのではない。過去の出血と殺戮の中から、信仰と理解に基礎づけられた世界がまた人類の威厳とその抱懐する希望のために捧げられるよりよき世界が、自由と寛容と正義のもとに生まれ出んことを。それは私が熱望するところであり、また

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    2013年08月24日
  • 戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

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    気概のある政治家、石橋湛山。

    彼が今生きていれば、どのようなアジア外交をするのか、それだけを考えながら読んでいた。

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    2013年03月15日
  • ぶらり日本史散策

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    これは面白かった。一編一編をすぐに読み終わってしまうのが勿体なくて、舐めるように読んだ。

    めも
    第二次世界大戦における海軍の見方が大分変わった。

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    2013年01月11日
  • 山本五十六

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    半藤一利の映画じゃないほうの山本五十六。再編集なので中で重複が沢山有るもののうまれ、気質、戦略眼が詳細に書かれている。如何に悲壮な思いを抱いて対米戦に臨んだかもはや切ない。しかし一帝国海軍軍人である為に闘うのである。
    ラブレターまで暴露されてしまっているのは可哀想だが

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    2012年07月13日