日本海軍の興亡 戦いに生きた男たちのドラマ

日本海軍の興亡 戦いに生きた男たちのドラマ

650円 (税込)

3pt

3.8

日本海軍とは、いかなる歴史をたどった組織であったのか。東郷平八郎、秋山真之、山本権兵衛、山本五十六、角田覚治ら、海軍史にその名を刻む名提督・名参謀の真実の姿とは。そして、戦史に残る、数々の名勝負・名場面は、どのような人々の決断によって、展開されていったのか……。本書では、勝海舟による創始から、日清・日露戦争の勝利によって、日本を世界の第一級国に押し上げた、“栄光の明治時代”、軍縮条約に対する意見の衝突によって、次第に組織に歪みを生じてゆく、“苦悩の大正時代”、そして、開戦反対派の努力もむなしく、太平洋戦争に参戦、あげくの果ての徹底的敗北により、組織解体に陥る、“悲劇の昭和時代”にいたるまで、波瀾に満ちた、日本海軍の興亡史を、代表的人物の言動を中心にしながら、ドラマチックに描き上げてゆく。「海軍に厳しい海軍ファン」である著者の目が、海軍の功罪をあます所なく示してくれる、海軍ファン必携の書。

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日本海軍の興亡 戦いに生きた男たちのドラマ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年01月08日

    『昭和史1926-1945』を読んで「半藤先生、ずいぶん陸軍嫌いの海軍ageなんだな」と思ったのだが、海軍の歴史にスポットを集中させた本書では、それがさらに顕著。愛憎ないまぜの冷静さを欠いた筆致には、一種異様な迫力がある。

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    Posted by ブクログ 2011年11月15日

     名著だとおもう。「海軍」について、明治から昭和まで、連続して描くというのは難しいだろう。本書でも、歴史として語られる明治海軍と、同時代史的な趣のある昭和海軍の間に多少の断絶感を否めないが。

     日本海海戦前の連合艦隊首脳のギリギリの決断。軍縮条約の意味。南太平洋海戦での角田提督。古賀長官の積極果敢...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「陸軍が悪玉で海軍は善玉」みたいなフレーズを良く聞くけれど、読む限りでは海軍も陸軍と同じように官僚化していて似たようなもんだったんだな〜と。山本五十六らの抵抗虚しく日本が日米決戦へ向けてひた走っていく件は悔しい思いでいっぱいになる…。

    一方で、藤井大佐や角田少将ら立派な海軍軍人を知ることができたの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月19日

    海軍のこと、全然わかりません。
    山本五十六とか東郷平八郎の名前くらいは聞いたことがありますが、いつの戦争で活躍した人なのかはさっぱり。

    だから、読んでも読んでも内容が全然頭に入ってこない。
    ごめんなさい。
    勉強して出直してきます。

    心に残ったのは1922年のワシントン会議での全権大使だった加藤友...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月09日

    過去を振り返って失敗の本質を知りえたとしても、その流れをどうしようもなく同じ失敗を繰り返すのでは?と考えさせられる。その流れが"空気"であり、日本人はその"空気"を醸成し易い気質を持っているというのが山本七平「空気の研究」に書かれている。「空気の研究」で周恩来...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年11月07日

    宮部みゆきの『蒲生邸事件』のテーマにもなっているが、歴史の大きな流れ、特に1つの国家・組織が破綻していく流れというのは、個人ではどうにもとめられないものがある。

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