戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

770円 (税込)

3pt

4.4

日本が戦争へと傾斜していった昭和初期にあって、ひとり敢然と軍部を批判し続けた石橋湛山(後の第55代内閣総理大臣)。その壮烈なる言論戦を、戦火を煽りに煽った大新聞(朝日新聞、毎日新聞……)との対比で描いた名作。
――暴走する軍部に自らとすっぽりと身を寄せ、国際的孤立へと世論を導いたマスコミ。長引く閉塞感から、「乱」を望んだ一般大衆……。満州事変に端を発して、破局への道を踏み出した日本の一大転回期の真相を、“歴史の証人”湛山を通し、大ベストセラー『昭和史』の著者が初めて明らかにする。

※本書は2008年1月に東洋経済新報社より刊行された『戦う石橋湛山(新装版)』を電子書籍化したものです。

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戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月20日

    ロンドン軍縮会議、統帥権干犯問題の頃から、柳条湖、そして第二次大戦へとひた走る日本の、軍部の、メディアの狂気の中で、一人闘う石橋湛山の言葉たち。今読めば当たり前のようでも、当時の情勢の中ではどんなにか苦しく、重圧を押しのけての勇気ある言論だったか。朝日や毎日などの”大新聞”が軍部のお先棒を担いで書い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月16日

    2015.8.16
    良著。湛山の命懸けの主張が、当時の大新聞との対比でより鮮明に映し出されている。
    戦争を起こしたのは、軍部の責任であり、それはマスコミの責任であり、詰まる所、国民の責任である。

    経済合理性と、言論の自由とが最も大事だと改めて感じた。

    今の日本は、言論の自由はあるが、その言論は、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月15日

    気概のある政治家、石橋湛山。

    彼が今生きていれば、どのようなアジア外交をするのか、それだけを考えながら読んでいた。

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    Posted by ブクログ 2014年06月16日

    ★TBSラジオ荻上チキのセッション22での「日本の首相ベスト5」(正式タイトルは違うと思うが)を聞いていて、知らない首相の名として、石橋湛山の名があがっていたので、知りたいと思って手にとった。(確か、best5には入っていなかったが、リスペクトす神保哲生氏が最高の首相にあげていた)
    では、本の感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月09日

    戦前戦中時代に東洋経済新報社において、様々な圧力に屈すること無く自由の論調を主張し続けた経済人。大手新聞社が軍部に迎合する翼賛記事の掲載競争を行って当時の世論をミスリードしていたことに反発し、「伝統も主義も捨て軍部に迎合し形骸だけを残しても意味が無い。そんな醜態をさらすなら自爆して滅んだ方がまし」と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    野人首相は病気で1ヶ月で倒れてしまう。
    小日本主義思想で、満州は要らないと言って軍部にも眼をつけられる。
    東洋経済新報社はかれが編集長をしていたから、そこもまた軍部の眼の堅きにされたらしい。
    彼はきっと時代がよく見えていたのだろう。

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