それからの海舟

それからの海舟

770円 (税込)

3pt

幕末の動乱期の中、勝海舟はどう生きたのか。新旧相撃つ中で旧幕臣たちの生計をたてる道を探り、福沢諭吉らの批判を受けながらも、旧幕府勢力の代弁者としての発言力を確保して徳川慶喜と明治天皇の会見を実現。また一方では逆賊とされた盟友西郷隆盛の名誉回復に尽力した海舟の後半生に光を当てた名評伝。

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それからの海舟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月30日

    勝海舟という人物について、あまり知識を持っていなかったが、ようやっとその偉大さがわかった。江戸城無血開城は大手柄。しかし、それでも戊辰戦争を防げなかったところにこの国の問題があるということがわかる。

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    Posted by ブクログ 2010年04月28日

    「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与らず我に関せずと存候。」どうでい!福沢よ!
    勝海舟の、江戸城無血開城後は「氷川清和」に詳しくその心中が語られていますが、半藤先生の勝論、また未だ未読であるじいさんの日記等から意外と内に秘めるタイプであったじいさんの姿を感じ取りました。他資料とつなぎ合わせて浮...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    江戸城無血開城となった、勝海舟と西郷隆盛の会談後の勝海舟のその後。

     以前司馬遼太郎さんの本で勝海舟について、学校の歴史で知った以上のことを知り、すごい人だなと感銘を受けた。書店で偶然この本を見かけて、迷わず購入。面白かった。そして、より勝海舟が好きになった。
     現在の政治の体たらくを思うにつけ、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月27日

    薩長嫌いもここまで来たら大したものだ。歯に衣着せぬ物言い、それに海舟を勝っつあん呼ばわりする歴史家の先生。これにも恐れ入りました。
    海舟さんの「それから」は意地でも表舞台に出てやるものか!って感じがした。江戸っ子の粋とやせ我慢のなせる業なのだろうか。まさか、そんな単純な事ではないだろうが、
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月26日

    「半藤一利」が「勝海舟」について語った歴史エッセイ『それからの海舟』を読みました。

    「半藤一利」作品は、1月に読んだ『漱石先生大いに笑う』以来ですね。

    -----story-------------
    此の作品ほんたうに面白いですよ。(解説「阿川弘之」)

    幕末の動乱期の中、幕臣の中心として江戸城...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月17日

    それから、つまり明治維新後の勝海舟の過ごし方に焦点をあてた、半藤ならではの書籍。幅広い調査に基づいて著されたことが分かる。
    よく言われているように、ブラブラしていたらしいが、維新後は政治に深く関わらず、客観的な立場を貫いたのは、なかなかに大変だったんだろうと思う。そのようにして、いわゆる余生を暮らす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月05日

    天下動乱のとき、人々が難を恐れ策に窮して誰もその護に当たろうとしないとき、勝は百難を恐れずに身を挺したのである。もちろん旧幕府の首相兼外相兼陸相として、西軍側と交渉しなければならない立場におかれたゆえといえば、それまでではあるが、決して逃げようとはしなかった。しかもその首尾一貫してとった方策が西欧列...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月03日

    明治維新後の勝海舟の姿を知る事ができる1冊です。政府の要職につかず徳川慶喜の名誉回復に駆け回りながらも、奥さんからは墓を一緒にするなと言われる姿。薩長史観の逆から海舟を通して明治初期を知る事ができます

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    Posted by ブクログ 2014年08月26日

    江戸城開城から、あんまり有名じゃないと思われるその後の勝海舟の話。

    勝海舟について僕が知らない時代のことを書いているので買って、実際読んでみて「なるほどそんなことあったんだ」と。

    完全に「勝びいき」の本だけど、そこまで嫌味には感じなくて、親愛の気持ちで書かれている感じなので、勝海舟に興味があれば...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月31日

     「それから」とは江戸城無血開城。維新後も旧幕臣のため、陰に日に働いた海舟の後半生を描いた評伝です。
     裏で働きかけるといっても、海舟のそれは黒幕というような後ろ暗いイメージではないような。「たくさんの人と日頃から仲良くするのがお仕事」という、まさしく私の憧れるところのフィクサー。
     福沢諭吉等には...続きを読む

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