半藤一利のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"歴史探偵"半藤一利とジブリの宮崎駿監督の対談本。"風立ちぬ"上映後の対談ということで、同作の舞台でもあった関東大震災~戦後すぐくらいの昭和初期の思いで語りが中心。お互い好きだという夏目漱石についての語りもあり。タイトルから連想されるような零戦・戦艦長門、日本海海戦の裏話あたりのミリタリーねたもあるけれど、それも昔語りの中の一つという感じかな。個人的には昔の東京下町の風景などお二人(&ご両親etc)を通してみる昭和の姿が興味深かった。東京大空襲で他人に助けられた半藤少年と、関東大震災で突き放された堀辰雄の対比も心に残る。
タイトルは半藤氏のコメントから -
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経緯を知れて良かった
昭和天皇のお妃選びの話はどっかで軽く読んでましたが
周りの判断でそうなったのかと思ってましたが
結構陛下の決断で決まってたんですね
素晴らしい人間像を読めて満足です -
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勉強になる
読んでいて大変面白く興味深かった。私の知っている陛下とは別物だと感じた。菊タブーのせいなのかは知らないが日本の漫画で主人公が天皇陛下であらせられることは滅多にない、あるにはあるが近世ではない。これは貴重なシリーズだと思う。
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Posted by ブクログ
著者自身が文中でもあとがきでも書いているように、脱線話が多く、墨子に興味があって読み始めた者にとってはいささかイライラする。著者にしてみれば、その方が軽い仕上がりになって読者にとっても読みやすくなるだろうとの思いもあるのだろうが、著者と同時代を生きた読者にはともかく、若い読者の感覚にはそぐわないように思う。著者の言わんとすることは若い読者にこそ届けたいものであるだけに、そこが残念だった。もうすこしオーソドックスに墨子について語ってほしかった。ただ、巻末の中村哲との対談はよかった。短い紙幅の対談でありながら、アフガニスタンの現状や中村哲の活動とその思想が本当に読みやすくわかりやすく語られている。
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あまり実情が知られていない戦前の昭和帝。現人神として君臨してたと思いきや、人知れず様々な苦労があったんだな。
帝の思惑と世情がどんどん乖離していくのが歯がゆい