山本おさむの作品一覧
「山本おさむ」の「そばもん ニッポン蕎麦行脚」「遥かなる甲子園」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山本おさむ」の「そばもん ニッポン蕎麦行脚」「遥かなる甲子園」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
『どんぐりの家』で第24回日本漫画家協会賞優秀賞も受賞、アニメ映画化もされた。『今日もいい天気』パート1と2で第42回日本漫画家協会賞特別賞を受賞。『遥かなる甲子園』がTVドラマかや映画化された。その他作品に『ペンだこパラダイス』、『天上の弦』、『聖-天才・羽生が恐れた男』などがある。
Posted by ブクログ
深い物語。人間というもの、人間社会というものの、残酷さ理不尽さ、どうしようもなさ。その中で足掻く人の勁さ。
イデオロギーなぞで人が幸せになるか、と言った流転の海の熊吾のセリフを思い出す。
漫画なのに語られる言葉が重い。
『不完全であるところの実在の人間は、その理念を遂に、地上に実現することはできないのだ。美しい理念は、人間の邪悪なる欲望によって歪められ、汚され続け、やがて人々はそれを現実と呼ぶようになるのだろう。どのような政治体制になろうとも、そこからこぼれる者、はじき出される者は必ず出てくる。』
単なる理想主義に走るのではなく、こうした現実、人間と人間社会の特性をふまえて、制度の限界も踏ま
今障害学を学んでいる者ですが、この漫画は教材としてあちこちの研究書に出てくるので興味がありました。思いの外内容が壮絶で、もし自分がこれらの子供の親だったらどうしただろうと考えさせられました。日本で初めて聾を大々的に扱った漫画として、また半世紀昔の日本の障害教育の歴史を描いた作品として、とても意味のある作品だと思います。
現代の事なのに、知らなかった
読み始めは、戦後すぐの話だと思っていたが、ほぼ同世代の話(主人公の武明が4年下)だった。私も高校時代、創立3年の新しい高校で、野球部が無く、自分たちの時代に野球部を立ち上げた。野球をやりたい人間を集めて、先生に頼んだら、それで野球部が出来て、公式戦にも参加出来たのに、福里ろう学校とは大違いだ。彼たちはこんなに苦しんだんだと思うと、自分たちのやって来た事は恥ずかしいばかりだ。あの時、彼らくらい野球に取り組んでいたら、その後の人生も変わっていただろう。でも還暦を過ぎた今、このマンガに出会えた事は感謝したい。小中学生の教材にして欲しいぐらいの作品だと思いました。