半藤一利のレビュー一覧

  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    最近読んだ新書の中では抜群に面白かった。著者のことをよく知らなかったのだが、戦後に戦争に携わった多くの当事者に直接聞いた話がいくつも登場して、臨場感があり、説得力があった。リーダーシップ論はあまた出版されているが、確かに戦中のリーダーシップこそまさしく「リーダーシップ」そのものである。しかも、三国志や戦国時代のそれが好まれるが、時代が古すぎて、本当かどうかもよくわからないのに対し、日本の近代史・太平洋戦争は時代が近くて実感がわく。そういう意味で、本当に面白かった。珍しく何度か繰り返し読みたくなった。

    リーダーの第一の条件として、「最大の仕事は決断にあり」というのは重みがあって、噛みしめたい教

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    2021年08月08日
  • 昭和天皇物語 2

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    能條純一『昭和天皇物語 2』小学館。

    昭和天皇の人と成りを描いたノンフィクション劇画。天皇を美化した啓蒙作品ではなく、笑いあり、涙ありとNHKの朝ドラのような作品である。

    天皇家を政治の道具にしようと企む山縣有朋ら元老たちをよそに、後の昭和天皇となる迪宮の養育係・足立タカ、迪宮の母・節子皇后、お妃候補・久邇宮良子ら3人の女性を軸に物語は展開する。

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    2018年09月30日
  • 昭和天皇物語 1

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    能條純一『昭和天皇物語 1』小学館。

    現代の劇画作家の中でもトップの作画力を持つ能條純一が非常に難しく、デリケートなテーマに挑んだことに驚いた。天皇をはじめ、登場人物が見せる現代の日本人が忘れつつある誇り高く高潔で、極めて真っ直ぐな生き方が眩しい。

    谷口ジローの傑作『坊っちゃんの時代』にも似た雰囲気で、明示、大正を舞台に天皇と関わる人びとが生き生きと描かれる。

    昭和という日本が敗戦から復活を遂げた輝かしい時代が終わり、迎えた平成という時代は一瞬の幻、虚業と狂気にまみれた非常に危うい時代だったと思う。時代の移り変わりと共に天皇をはじめとする皇室も少しずつ変化を遂げてきたように思う。次に迎え

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    2018年09月30日
  • 昭和天皇物語 2

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    立太子の礼を経て晴れて裕仁皇太子となられた。政治に利用されまいと裕仁皇太子の后選びに力を入れる貞明皇后。足立タカが鈴木貫太郎のもとに嫁ぎ養育係を離れ、16歳になった裕仁皇太子が一歩ずつ昭和天皇への道を歩んでいく。皇太子后として内定した久邇宮邦彦王の第一女子であった良子との出会いなど。

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    2018年09月20日
  • 昭和天皇物語 1

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    旦那が読んでいて私も読んでみた。
    昭和天皇の幼少期からを描いた漫画。1巻は養育係の足立タカとの関係、明治天皇の崩御、そして、東郷平八郎を総裁とした高輪東宮御学問所でどのような教育を受けたか、その始まりまで。多くの知識や力のある大人たちが殿下を世界のどこにでても恥じることのないよう高い教養を身に着けさせていくか、苦悩している様子は興味深い。
    歴史は得意ではないけど、これは面白いしわかりやすく私でもはまりそう。集めたい漫画になりそう。

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    2018年09月20日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    幕末維新史は初心者でしたが、これは分かりやすくて面白いです。幕末から太平洋戦争までの、思想的、人脈的な全体の流れが理解できました。
    巻末の推薦書を、今度は読んでみよう。

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    2018年09月04日
  • 昭和天皇物語 2

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    第一次世界大戦や米騒動、2巻最終話のヒキによる世界情勢も気になることながら、とにかく山縣有朋がうざい。
    彼本人には、彼なりの正論があるのでしょうが。
    「あの男はダメだ。あの男の興味は権力と金欲」という貞明皇后の言葉がど真ん中で刺さります。

    「官憲の栄職や権力のためでなく、人が幸せに暮らせる世を創り、そして守るため剣をとって戦った。それを忘れてしまっては山縣さん、維新志士はただの成り上がり者ですよ」
    とはるろ剣第二幕の台詞。山縣さん忘れちゃってますな。

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    2018年07月30日
  • 世界史のなかの昭和史

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    「勝者なき平和でなければならない。勝者も敗者もない平和だけが長続きするのだ。」アメリカ大統領ウィルソン

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    2018年07月08日
  • 昭和天皇物語 2

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    歴史上のレジェンドが登場しつつ、まだまだ平和といえる時代。戦争に突入するのが怖い、が、反面、これからの展開を期待。

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    2018年07月01日
  • 歴史と戦争

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    2018年06月08日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    もう明治維新150年とか薩長土佐で勝手にやってくれと思っている人たちにとっては当たり前の視点・史観では有るけど、それがこの2名の対談でより明確になっていて大変心地が良い。よく太平洋戦争の総括が不十分である事への指摘が多いが、そもそも日露戦争当時戦争への総括が不十分であり、その実際が広く国民に知らしめられなかった事により、再び「鎖国」となり、それ太平洋戦争へ繋がっているという指摘は重要だし、それは今の我が国の現状にも重なって見える。戦争は外交・政治の一手段である、これは即ち戦争中であろうとその前段階であろうと相手との対話と交渉が必要である事を示している。日中戦争時の近衛内閣の「国民党とは交渉に値

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    2018年05月06日
  • 昭和天皇物語 2

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    面白い。

    軍部独裁に走る前の日本は面白い。しかしだな、昭和帝が聡明であったなどというようなシーンはついぞ見たことがない。現実にはすっとぼけた池沼のイメージしかない。フィクションとして割り切って見ることをオススメする。

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    2018年04月16日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    講義の内容をまとめたものなので、非常にフランクで読みやすい。司馬遼太郎の幕末は良くも悪くもエンタメ要素があるので、冷静に歴史としての幕末史を見てみましょうという本である。
    色々トピックはありすぎるが、メインは慶喜だろう。大政奉還を決断したという意味で評価されるが、それ以外は非常に利己的で保身的な人物としか思えない。維新後は趣味人で、様々な遊びをしていて、実は本人は幸せだったんじゃないかと思うと、非常に現代人らしい人だ。
    あとは半藤さんが勝海舟を評価しているのは頷ける。この人も自分勝手で保身的と評価されやすいが、何度も殺されかけている割に護衛を付けない辺り、龍馬に似た豪胆さもある。なんだかんだ役

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    2023年10月20日
  • 昭和天皇物語 1

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    敗戦直後のマッカーサーとの会見での昭和天皇の戦争責任に関する御言葉は別のドキュメンタリーで知っていたが、如何様にして「昭和天皇」という人物が生まれたか、明治大正の少年時代から大胆な解釈から物語が始まる。

    「大元帥」として「象徴」として、また「人間」としてどのように生きたか最後まで見届けたい。

    昭和が終わった1989年、そして平成が終わろうとしている2018年を生きている身として。

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    2018年02月01日
  • ノモンハンの夏

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    必至に頑張る現場と、腐りきった上役。空虚な楽観で現実を直視せず、犯した失敗を教訓に出来ない能天気ぶり……。悲惨極まるノモンハン事件には、大日本帝国の、ひいては現代日本にも根を張る、日本人のウィーク・ポイントが凝縮されていると思った。

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    2018年01月08日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    アジア・太平洋戦争における戦いの軌跡から、現代に活かせる「リーダーとしての心構え」を語った一冊。帝国陸海軍についての基礎的な解説から入るので、軍事や近代史に明るくなくても大丈夫。本文中、帝国陸海軍の元兵士へインタビューした時のエピソードが頻出するのだが、見事なリーダーシップを発揮して戦い抜いた人物ほど戦争について口を閉ざし、馬鹿で無能な奴ほど誇らしく戦争を語っていたのが面白かった。

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    2018年01月08日
  • 日本海軍の興亡 戦いに生きた男たちのドラマ

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    『昭和史1926-1945』を読んで「半藤先生、ずいぶん陸軍嫌いの海軍ageなんだな」と思ったのだが、海軍の歴史にスポットを集中させた本書では、それがさらに顕著。愛憎ないまぜの冷静さを欠いた筆致には、一種異様な迫力がある。

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    2018年01月08日
  • 昭和の名将と愚将

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    多少覚悟はしていたものの、やはり「特攻」の内実は暗澹たる気持ちにさせられる。あまりにも悲惨で、この上なく酷い。「国を護るための尊い自己犠牲」などと美談に仕上げて、思考停止してはならないと強く思った。戦前のごとく世論がどんどん右傾化している昨今、「特攻」や戦争そのものに対し、徹底的に考察されなければ、またこの愚が繰り返されないという保証はどこにも無いぞ……

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    2018年01月08日
  • あの戦争と日本人

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    半藤先生は他の著作でもちょくちょく「昭和史を追っていくと、明治・大正の近代史に目が向くようになる」と書いているが、本書はまさに、そんな近代史と昭和史との繋がりを辿ったものと言えようか。明治と昭和(日露戦争とアジア太平洋戦争)とを比較・検討し、そこに潜む戦争の内実や、国民の心の有り様を追う一冊。いつもながら、半藤先生の、真摯かつ謙虚な、良識ある歴史との向き合い方には感嘆させられる。「歴史に学ぶ」とはどういうことか、思考の一助になる名著だと思う。

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    2018年01月08日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    読んでるうち、「なんでェ、あれもこれもそれも、別段大した問題じゃねェんだな」と肩の力が抜けていく一冊。

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    2018年01月08日