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Posted by ブクログ 2023年10月17日
半藤さんの昭和通史三作目。少しずつこの時代が立体化してきました。ヒトラーとスターリンに転がされ続けた日本。それにしても松岡と近衛のトホホ振りには目を覆いたくなります。国際政治は冷徹。根拠なき自信や根性だけでは生き残れません。日米開戦後の国際情勢の把握、分析、諜報はどうなっていたんでしょうか?知りたい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月11日
これまで「幕末史」「昭和史」などの著書があり、これは「B面昭和史」に続くもの。日本の歴史が、日本のなかだけで完結するものが多いなか、欧米の動きを軸に記述し、読み物として面白い。460ページを超えるが、後半はほぼ一気読み状態。映画「ウィンストン・チャーチル」をみた直後だけに、当時の状況が思い描かれるが...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月29日
ヒトラーやスターリンの動きがわかるので、昭和史が立体的に語られている。それにしても太平洋戦争に突入していく日本って哀しい。情報があったとしてもそれを見ない、反対だったとしても従う、悪いことは言わない、思わない。
マスコミの酷さは今も変わらない。たぶんこれからも変わらずに、一丸となって失敗へと向か...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月17日
太平洋戦争前夜の昭和史について、今までの著書で書ききれなかった部分を、世界史と絡める視点から描こうとされています。その時日本では、ドイツでは、ソ連では、とそれが関係しあって全体的な流れが出来上がったのだということを、一部著者の推論も入りながら知ることができます。なぜ日本は戦争に向かっていってしまった...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月04日
朝鮮情勢の命運に世界の注目が集まっているこのタイミングだったらこそ、昭和の戦争に向かっていったあの時代の世界と対比させて読むことができた。
金正恩は現代のヒトラーなのか。少なくともヒトラーほどの野心はなさそうだだが今この時点ではなんとも言えない。だが金正恩を取り巻く世界情勢は80年前と変わらないよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月11日
ソ連憲法を起草したのがスターリン。
スターリンは野心があるが政治的嗅覚が鋭い人間で、レーニンは遺言で彼をトップに絶対するなと述べていた。しかしスターリンはこの遺言公表を関係者に限るよう政治工作した。
『日本におけるナチ第五列』日本におけるナチス宣伝工作を書いた大著。
チャーチルが海相に復帰したとき、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月26日
ソ連、アメリカ、中国、ドイツ等との関係の中で、どういう経緯で日本が第二次大戦に突入し、ズルズルと勝ち目のない戦いを続けたのかが見えてくる。
それにしても、大多数の日本人がなぜそこまで好戦的な態度であったのか、マスコミの扇動?でも何故?。政府も情報機関を持たない、もしくは貧弱であったが故か、世界の情勢...続きを読む
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