世界史としての日本史(小学館新書)

世界史としての日本史(小学館新書)

858円 (税込)

4pt

これがいまを生き抜くための教養だ!

世界史の圧倒的教養を誇るライフネット生命会長・出口治明氏と、『日本のいちばん長い日』などで知られる日本近現代史の歴史探偵・半藤一利氏が初対談。「日本は特別な国という思い込みを捨てろ」「なぜ戦争の歴史から目を背けるのか」「アメリカを通してしか世界を見ないのは危険だ」など、日本人の歴史観を覆す世界の見方を伝授。「世界のなかの日本」の地位を正確に知ることが、いまの時代を生き抜く最低限の教養なのだ。

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世界史としての日本史(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    現代史にあまり興味はなかったが、一般教養として手に取ってみた。非常に勉強になったし、現代史を勉強しないといけないと思った。

    一つの事象、判断をその小さな視点だけでしか見ないのが今までの日本史だと感じた。世界情勢があっての、日本のある事象であり、判断なのだ。日本国内のある事象を論じるときも、日本史で

    1
    2016年10月28日

    Posted by ブクログ

    歴史作家の半藤一利氏と立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏の対談である。この二人の対談なのだから内容が濃いのはもちろんだが、改めてこの二人の教養の高さを感じた。

    最近は自分が信じたいことが書いてあるものしか読まないという人が増えています。そして日本では中国はこんなにもひどいという本はたくさん出版

    0
    2020年11月17日

    Posted by ブクログ

    歴史上の具体的な事実や明確な数値データを用いて、メディアにはびこる「日本すごいブーム」や、隣国に対する見苦しい誹謗中傷「嫌韓・嫌中」を真っ向から叩っ斬る書。本当に見つめなければならない日本の現状や未来に対する課題、これから日本人がするべきこと等が、分かりやすく記されている。

    0
    2018年01月08日

    Posted by ブクログ

    稀代の教養人である半藤・出口両氏の対談本。

    まず、両氏の尋常ならざる読書量に驚かされる。
    そして、自分の不勉強さと無教養を思い知らされる。

    主たるテーマは、近現代の日本を、世界史の流れと結びつけて捉えることにある。
    両氏の語る内容は、現代(日本)社会の抱える問題点を浮き彫りにする、極めて深いもの

    0
    2016年08月20日

    Posted by ブクログ

    日本人なのでどうしても日本史と言う見方をしてしまいますが、世界の中での日本の歴史と言う視点を持つ事の重要性を学びました。
    大きな流れや全体を俯瞰する視点はビジネスでも役立つと思います。

    日本人の教養のなさや勉強のしなさは、現役世代としては耳が痛い話ですが、昭和の人たちだって満員の通勤電車の中で新聞

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    日清戦争で戦争は儲かると国民に思わせてしまった。
    日露戦争の日本はこれ以上戦争を続けられない状態でルーズベルトに仲介を頼んで、日本の国力を考えれば120点の講和条件を得た。
    ただ日本政府はメディアや国民に正しい情報を知らせず、勝った勝ったと発表していたので、賠償金が取れないとわかった世論が激昂し政府

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    歴史はそれぞれの楽しみ方があっても良いし、どの人物の視点で解釈するのかによっても理解が変わる。浅学非才の身と謙遜しながら、メモ書きも準備せず、半藤一利相手にズケズケと自説を述べる出口治明という構図に新鮮な思いを感じながら。それって出口氏の感想でしょうと苦々しく読みつつも、しかし、それを裏付ける両者の

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    直前に読んだ「日本国紀」とは異なり、日本の歴史を、まさに世界史の視点で、冷静に捉えている印象を持った。どっちの捉え方が適切なのかも含め、自分で絶えず勉強して教養を積んでいかなければならないと思った。いずれにしても、自分の国の、一見すると日常とは関わりが薄いと思ってしまう安全保障なども含め当事者意識を

    0
    2022年10月24日

    Posted by ブクログ

    出口氏と半藤氏、お二人の知識量と学びの意欲に敬服。彼等よりも若手の世代に向けた、もっと教養をつけろという叱咤に、目を合わせられない。新書を数冊読んで知ったかぶっているのは僕だ。


    quarto

    当時の陸軍のエリートたちが根拠なき自己過信を持っていた

    驕慢なる無知であった

    エリート意識と出世欲

    0
    2022年02月22日

    Posted by ブクログ

    日本史だけを見るのではなく、世界史の中でその出来事がどうして日本で起きたのかを見なさい。豪華なこのお二人の対談のメッセージです。明治維新の頃、欧米では何が起きていたか(ボーア戦争で英仏は手が離せず、アメリカは南北戦争)。高度経済成長が可能であった条件とは(冷戦、人口ボーナス、軍事費負担なし)。現在の

    0
    2021年06月18日

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