半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和天皇物語 11

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    能條純一『昭和天皇物語 (11)』小学館。

    現在の象徴天皇とは違い、この時代の天皇は国家の方向性を左右する大きな力を持っていた。時には暴走する軍部に対する抑止を行い、絶えず国民に希望を与え続けていた。

    しかし、何時の時代にも権力を手中に納めようとあらゆる手を使い、暗躍する輩がいる。陸軍の内部は皇道派と統制派に分裂し、ついには暴走を始める。

    今の世で言うならば自民党が旧統一教会や創価学会の支援を受けて国政を牛耳り、国民の血税でやりたい放題しているのと何ら変わりがない。無能な岸田とか言う首相がその座に居座り続けていられるのも旧統一教会や創価学会の強力な後ろ楯があってこそだろう。あれだけ酷いこ

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    2022年10月29日
  • ぶらり日本史散策

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    「半藤一利」の日本史エッセイ集『ぶらり日本史散策』を読みました。

    『それからの海舟』、『幕末史』に続き「半藤一利」作品です。

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    クスッと笑ってためになる60本の日本史エッセイ集

    開戦直後に「山本五十六」が恋人に出した手紙、振袖火事とファッションの関係、そして、昭和史研究の大家「半藤さん」がアメリカで見た「この世をオサラバするまで永遠に」忘れられない一枚の賞状とは。
    肩の力を抜いて、日本史の庭を楽しく遊びまわって集め考えた59の歴史風景は、知的な驚きとユーモア、時に深い哀切に満ちている。
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    歴史探

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    2022年10月27日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    「半藤一利」が黒船来航から西南戦争までの幕末史を描いた作品… その名もズバリ『幕末史』を読みました。

    『それからの海舟』に続き「半藤一利」作品です… 『それからの海舟』を読んで、幕末~明治の日本史について、もっと知りたくなったんですよね。

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    黒船来航から西南戦争までの《混乱》の時代がスッキリ分かる語りおろし本。
    大ベストセラー『昭和史』の著者が、多くの才能が入り乱れ、日本が大転換を遂げた25年間を、平易かつ刺激的にひも解いてゆく。

    はたして明治は「維新」だったのか。
    幕末の志士たちは何を成し、また成さなかったのか----。
    独自の歴史観を織り

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    2022年10月26日
  • それからの海舟

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    「半藤一利」が「勝海舟」について語った歴史エッセイ『それからの海舟』を読みました。

    「半藤一利」作品は、1月に読んだ『漱石先生大いに笑う』以来ですね。

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    此の作品ほんたうに面白いですよ。(解説「阿川弘之」)

    幕末の動乱期の中、幕臣の中心として江戸城無血開城という大仕事を成し遂げた後の人生を「勝海舟」はどう生きたのか。
    新旧相撃つ中で旧幕臣たちの生計をたてる道を探り、「福沢諭吉」らの批判を受けながらも明治政府の内部に入り、旧幕府勢力の代弁者としての発言力を確保して「徳川慶喜」と「明治天皇」の会見を実現。
    また一方では逆賊とされた盟友「西郷隆盛」

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    2022年10月26日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    直前に読んだ「日本国紀」とは異なり、日本の歴史を、まさに世界史の視点で、冷静に捉えている印象を持った。どっちの捉え方が適切なのかも含め、自分で絶えず勉強して教養を積んでいかなければならないと思った。いずれにしても、自分の国の、一見すると日常とは関わりが薄いと思ってしまう安全保障なども含め当事者意識を持って政治に参加していかないとならないと思った。

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    2022年10月24日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    なんとなく学校で、主要な出来事が何年に起こりました、ということを学んだにすぎない幕末から明治初期にかけての出来事を、非常に詳細に、また語り口調でわかりやすい言葉でまとめられた内容でした

    とても勉強になりました

    ペリー来航から西南戦争までの内容です

    徳川幕府の終わりと明治政府の始まり、その間がいかにドタバタで革命的であったかがよくわかりました

    よく、200年以上続いた徳川幕府の時代からあそこまで一気に時代が進んだなぁと、一気なんやけど、意外にもビジョンはなくて権力闘争の成れの果てだったのは意外でした

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    2022年10月09日
  • 昭和史裁判

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    「半藤一利」と「加藤陽子」が太平洋戦争に関わった日本のリーダー5人(「広田弘毅」、「近衛文麿」、「松岡洋右」、「木戸幸一」、「昭和天皇」)について裁判風に対談・討論した作品『昭和史裁判』を読みました。

    『日本国憲法の二〇〇日』に続き「半藤一利」作品です。

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    リーダーたちはどこで誤ったのか?
    白熱対談!

    太平洋戦争開戦から70年。
    「広田弘毅」、「近衛文麿」ら当時のリーダーたちはなにをどう判断し、どこで間違ったのか。
    「半藤゛検事゛」と「加藤゛弁護人゛」が失敗の本質を徹底討論!
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    歴史探偵「半藤一

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    2022年09月28日
  • 日本国憲法の二〇〇日

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    「半藤一利」のノンフィクション作品『日本国憲法の二〇〇日』を読みました。

    「半藤一利」作品は、昨年の2月に読んだ『ソ連が満洲に侵攻した夏』以来ですね。

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    「日本のいま」を決めた、激動の200日を詳述する!
    敗戦から、不戦条項を含む「憲法改正草案要綱」が閣議決定されるまでの日々を、当時15歳であった「歴史探偵」が少年と二つの目で描く。

    3月10日の東京大空襲で九死に一生を得た著者は疎開先、茨城県下妻を経て新潟県長岡で日本の敗戦を迎える。
    いま「歴史探偵」として知られる著者は、そのとき15歳の少年であった。
    そして日本は、戦後を生きる原理となる新

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    2022年09月28日
  • 賊軍の昭和史

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    ネタバレ

    毎度お世話になっております、半藤さんと保阪さんの対談形式で、
    昭和史を官軍、賊軍の視点で描く一冊。
    お二方の著書をよく読ませてもらうのは、
    複雑な昭和史をわかりわすくまとめているからなのですが、今回もわかりやすかった。

    鈴木貫太郎って何でこんな評価分かれるんだろうなとずっと思ってたけど、
    「ニ・ニ六事件で殺されかけて、とにかく生きることを優先し、戦争を終わらせるために生き延びた。だから戦争賛成側にも恨まれないようにどっちつかずの態度をとった」という
    本書での視点はなるほどだなぁと。
    斬新な視点だなと思いました。

    今だからこそ、そんな昔の出身地で官軍賊軍なんて…と思うけど、それがアイデンティ

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    2022年09月24日
  • 昭和天皇物語 10

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    「話せば分かる」犬養首相の暗殺によって、ますます軍部の暴走は加速する。
    松岡洋右は国連に残ることを何としてもやり遂げろと昭和天皇の命令と軍部大臣との板挟み、さらに会議での諸外国からの追及。。。遂に国際連盟脱退に至る。
    そんな時期、昭和8年12月23日に念願の皇太子が誕生する。後の平成天皇である。

    日本にとってまだまだ厳しい時代が続いていく。

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    2022年08月19日
  • あの戦争と日本人

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    毎年8月になると太平洋戦争ものを読む。今年はこれ。歴史探偵、半藤さんの多くの取材から浮かび上がる明治維新、日清戦争、日露戦争、そして太平洋戦争への道。日露戦争後、地に足がつかず、現実的な判断ができなくなり、太平洋戦争へ突き進んだ。300万人もの戦没者をもたらした無謀な判断の数々。歴史にはやはりしっかりと向き合う必要がある。

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    2022年08月18日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    ネタバレ

    半藤さんさんと保坂さん、加藤先生の鼎談ラジオ番組を保坂さんが章ごとにまとめを入れて編集した一冊。あれこれ読んでも結局よくわからん感じのこの時代の流れ、会話形式だし保坂さんがまとめてくれているのですっきり入ってくるのが◎。教科書にはこの事件の結果こうなった、しか書いてないけど、なぜそうなったのかがわからないといかんよね。
    研究し尽くした人がたどり着くのは現代に対する警鐘。歴史を学ぶことは今を学ぶことだ、という恩師の言葉をあらためて胸に刻もう。

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    2022年08月06日
  • ソ連が満洲に侵攻した夏

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    「半藤一利」のノンフィクション作品『ソ連が満洲に侵攻した夏』を読みました。

    『指揮官と参謀―コンビの研究』、『ノモンハンの夏』、『「昭和」を点検する』に続き「半藤一利」作品です。

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    かくして皇軍は百万邦人を見棄てた!
    中立条約を平然と破る「スターリン」、戦後体制を画策する米英。
    世界史の転換点で溺れゆく日本軍首脳の宿痾と、同胞の悲劇を壮烈に描く。

    日露戦争の復讐と版図拡大に野望をいだく「スターリン」、原爆を投下し戦後政略を早くも画策する米英、日ソ中立条約を頼り切ってソ満国境の危機に無策の日本軍首脳―三様の権謀が渦巻く中、突如ソ連軍戦車が八月の

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    2022年08月05日
  • ノモンハンの夏

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    「半藤一利」の著書『ノモンハンの夏』を読みました。

    『指揮官と参謀―コンビの研究』に続き「半藤一利」作品です。

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    「司馬遼太郎」氏が最後にとり組もうとして果たせなかったテーマを、共に取材した著者がモスクワ・ベルリンの動静を絡めつつ描いた傑作

    参謀本部作戦課、そして関東軍作戦課。
    このエリート集団が己を見失ったとき、満蒙国境での悲劇が始まった。
    「司馬遼太郎」氏が最後に取り組もうとして果せなかったテーマを、共に取材した著者が、モスクワの「スターリン」、ベルリンの「ヒトラー」の野望、中国の動静を交えて雄壮に描き、混迷の時代に警鐘を鳴らす。
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    2022年08月02日
  • 指揮官と参謀 コンビの研究

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    「半藤一利」の著書『指揮官と参謀―コンビの研究』を読みました。

    「半藤一利」作品は、昨年10月に読んだ『漱石先生ぞな、もし』以来ですね。

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    陸海軍の統率者と補佐役の組み合わせ十三例の功罪を分析し、個人に重きを置く英雄史観から離れて、現代の組織における真のリーダーシップ像を探り、新しい経営者の条件を洗い出す。

    太平洋戦争敗北の背景には、新しい組織論の欠如があった。
    英雄が歴史を作り出す時代は終わり、現代の組織においては、「際立った個人」より、総合的戦略としてのリーダー・シップが必要とされている。
    日本軍における指揮官と参謀の組合せ13例から組織

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    2022年08月01日
  • あの戦争と日本人

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    日露戦争までの日本人の苦悩の選択と昭和の戦争の安易な選択の対比がこれでもかとでてくる。
    それ自体興味深いが、筆者が1番言いたいのはあとがきにある新聞と日本人ではないかと思った。

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    2022年07月23日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    「半藤一利」と「宮崎駿」の対談を収録した作品『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』を読みました。

    『風立ちぬ』を観て、『零戦 その誕生と栄光の記録』を読んで、零戦のことや「堀越二郎」のことを、もう少し知りたくなったんですよね。

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    世界の「宮崎駿」×歴史探偵「半藤一利」が語り尽くす!

    『崖の上のポニョ』ぶりの「宮崎駿」作品として話題を集める『風立ちぬ』の主人公は、ゼロ戦設計士「堀越二郎」がモデル。
    世界の「宮崎駿」が書生となって、敬愛する「半藤一利」と語り下ろす。

    「宮崎駿」監督が「かねてからお目にかかりたかった」という昭和の語り部「半藤一利」

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    2022年07月18日
  • 父から子に伝えたい戦争の歴史

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    戦争について専門家が伝える短文集。
    大戦までが戦争ではなく、現在も続いていることを改めて実感しました。
    横井さんの言葉は重いですね。

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    2022年07月14日
  • 昭和史の論点

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    昭和史研究の第一人者「坂本多加雄」、「半藤一利」、「秦郁彦」、「保阪正康」が昭和史を討論した作品『昭和史の論点』を読みました。

    ちょっと前になりますが、12月8日… 太平洋戦争開戦の日に、昭和史のことを考えたくなり読み始めました。

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    日本は進路を誤ったのか、戦前は「暗黒」だったのか、ワシントン体制から戦争責任まで、いまに尾をひく諸問題を徹底討論する。

    国を鎖していた小さな国が、急速な近代化をなしとげ、しまいには世界の“一等国”を自任するまでになった。
    しかし東亜の風雲はおさまらず、軍部は独走し、複雑な国際情勢の中で、ついに未曾有の大戦争に突入

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    2022年06月18日
  • 昭和天皇物語 10

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    国際連盟に残りたいのに、外国と敵対したくないのに。
    軍を止めることができない、口惜しさ。
    そして皇太子殿下の誕生。上皇陛下は大変な時にお生まれになったのね……。

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    2022年06月17日