【感想・ネタバレ】昭和天皇物語 12のレビュー

あらすじ

未曾有のクーデター勃発!彼の人は――!?

昭和11年2月26日…

陸軍の青年将校らが「国家改造」のため決起!
内大臣・斎藤実、蔵相・高橋是清らが殺害され、
侍従長の鈴木貫太郎も重傷を負った。

命を賭して、国のため決起した若者たち。
彼らを利用し、自らの立場を強めんとする軍幹部。
暴走は、加速していく。

震撼する日本の中心で、
君主である彼の人は、何を想い、どう動くのか――!?

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誰もが知っていて、実は知らない昭和天皇の激動の生涯。
昭和天皇の幼少期からを描き、人格形成の過程も垣間見られる作品。数えで5歳の頃から養育係として仕える足立タカとのやり取りや、初等教育の過程での周囲との立場の異なりへの気持ちの表れなどから、感じることは昭和天皇も庶民と変わらぬ人であるということ。
あの時代に何を思い、どう行動したのか。大元帥陛下であり大天皇陛下として、そして象徴として、人間として。
昭和天皇の内面を描きつつ、突き進む時代が描かれている今作は、ただの歴史マンガとしては括れない。
改めて、日本とは何か、日本人とは何かを見つめ直すきっかけになるような内面に響く作品だ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

二・二六事件の顛末を描く。
陸軍の粛清に動くが、結果、
軍部大臣現役武官制が復活し、
さらなる軍部の暴動を招く結果になる。

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2023年08月26日

購入済み

全く知らない昭和初期のお話

戦前である昭和初期のお話は、学校で学ぶことも無かったので全くわかりませんでしたが、このマンガのお陰で戦争に向かい負けて行く日本の歴史を学ばせてもらっています。
昭和64年迄書き続けて欲しいです

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2023年03月30日

Posted by ブクログ

劇画タッチの絵はあまり好きじゃないんだけど、出来る限りモデルに忠実にとなると、ここを選択せざるを得ないってのも分かる。なので、そこはそうと受け止めた上で、内容はとても興味深いもの。当たり前なんだけど、前史を含めた昭和史を紐解くもので、事件や人物をたどるだけでも意義深い。当初から軍部のきな臭さ満点で、しかも実は、ここまで天皇蔑ろだったとは…。もちろん、忖度やらタブーやらが跋扈しまくる領域だろうし、本作品も、一つの見方として捉えておくのが妥当だとは思うけど。12巻まで読んで、舞台はクーデター頻発から世界大戦へ、という段。

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2024年04月24日

購入済み

プロレタリア哀史

二・二六事件の制圧~軍人主導の歴史へと進んでいく時代が描かれる。

①:「正義のための暴力は是」を真正面から擁護せずとも、同情・共感を覚える人が少なからずいることが浮き彫りになっているご時世。この話を読んでどう感じ、考えるか。

②:石原莞爾のイメージ相変わらず。彼の著書や遺書を読むと、軍事の天才・慧眼アッパレなのに。獅子王アレクサンドロスや織田信長は稀代稀なるヒーローで石原莞爾は…な不思議。

③:数年前に出たアメリカの文書『ヴェノナ』に続く『ミトロヒン文書』によって、ソ連共産党の世界を巻き込んだ工作活動が暴かれている。これは”陰謀論”でなく歴史の事実。そのあたりを描きこんでいくかどうか。

上手くまとめられず、箇条書きになってしまった。

#切ない #ドロドロ #ダーク

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2023年04月26日

Posted by ブクログ

んんんんー、戦争へ向かうのが止められない。国内も大混乱。国内で思想の違いで殺し合う。これが戦争へ向かう国の姿なんだろうか。

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2023年04月02日

Posted by ブクログ

★3.5かな。
主人公の1945年に至るまでの苦悩があんまり深いように見えない気がしなくもなく。。。もしかすると苦悩と見ようとするのは先入観に過ぎないのかもですけれど。
それにしても言わずもがななんでしょうが、226ってやっぱりテロに分類されるんでしょう。首謀者たちの意識含めて、この事件が100年も経っていない事実は冷静に見つめる必要あり。それが歴史を直視するってことかと。

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2023年03月31日

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