あらすじ
真珠湾攻撃、迫る!
昭和14年9月、第二次世界大戦が勃発!
日本は独・伊と三国同盟を締結し、
米英との対立を鮮明化していく。
彼の人の平和への思いは届かず、
事態は悪化の一途をたどるばかり。
対米戦争は逃れられない運命なのかーー
昭和16年9月、第6回御前会議で彼の人は、ある行動に出る!
誰もが知っていて、実は知らない昭和天皇の激動の生涯。
昭和天皇の幼少期からを描き、人格形成の過程も垣間見られる作品。数えで5歳の頃から養育係として仕える足立タカとのやり取りや、初等教育の過程での周囲との立場の異なりへの気持ちの表れなどから、感じることは昭和天皇も庶民と変わらぬ人であるということ。
あの時代に何を思い、どう行動したのか。大元帥陛下であり大天皇陛下として、そして象徴として、人間として。
昭和天皇の内面を描きつつ、突き進む時代が描かれている今作は、ただの歴史マンガとしては括れない。
改めて、日本とは何か、日本人とは何かを見つめ直すきっかけになるような内面に響く作品だ。
感情タグBEST3
匿名
胸が痛い
思いとうらはらに物事が進み引き返せない状態。
はかり知れないジレンマや苦悩が痛いほど伝わってきました。
もっとしんどい展開が待っていると思いますが、読み進めたいと思います。
苦しい
毎巻、昭和天皇の苦しみをなぞったお話で、読んでるだけで苦しいのだから、
当時の国のトップとしての苦しみは計り知れない。
でもこうやって昭和初期の戦争の話を読めることは、本当に有難い。
次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
いよいよ太平洋戦争に。しない方がいいのはわかってるのにすることになってしまうのは、なんなんでしょうね。なんとしてもそこをすり抜ける術を身に付けなければと再認識させてくれました。
開戦...
天皇の心に反して、どうしても開戦に向かってしまう日本。
近衛は当時からこんな風に思われていたのだな。
なかなか似た顔が多いように見える本作だが、山本長官の凛々しさは
際だっている。
Posted by ブクログ
とうとう太平洋戦争が始まっちゃうねぇ(^_^;)
しかし止めようとしてるのは陛下位しかいないねぇ(・_・;)
誰もが冷静な判断ができない状態だったんだろうねぇ!
Posted by ブクログ
何でかなぁ。ほとんどの人は“勝てない”と知っていて、“するべきではない”と思っていたのに。泣きながら「開戦」の言葉を言う東條英機と、それに対する陛下の言葉が重すぎる。