半藤一利のレビュー一覧

  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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     半藤一利さんはこの表題のをテーマにした講演を全国各地で35年以上続けています。その内容を本にしたものです。
     昭和史といえば半藤氏であり、半藤氏が探偵し尽くした日本人の昭和の敗戦ですが、その当時ととても似ている状況にあります。この本が書かれたのは2012年ですから3・11の東日本大震災が起こったばかりの時です。あの当時、総理官邸と原子力安全・保安院と東京電力のトップは誰も責任を取らず、あれから10年経とうとしているのに、未だフクシマの処理の方向性さえつけられずにいる日本。そして「異次元の金融緩和」や「アベノミクス」、「拉致被害者問題」等々が当初言っていたことがズルズルと曖昧になっている。
     

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    2020年11月22日
  • 世界史のなかの昭和史

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    昭和史3部作の完結編。
    半藤節は健在ですが、著者も認める通り、テーマが広すぎるあまり消化不良感があるのは否めないところです。
    しかし、90歳近くになられてこの内容をまとめあげられたその気概と体力には感服するほかありません。

    日本にとって本当に貴重な生き証人であるとつくづく感じます。

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    2020年11月17日
  • 昭和史裁判

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    昭和史の重要人物にスポットを当てて、検察側(半藤氏)、弁護側(加藤氏)に分かれて議論を交わすという企画に惹かれて購入しました。


    かなりレベルの高い議論が交わされますが、基本的な概念についても注を付けてくれているので、助かります。
    それでもある程度の前提知識がないとついていくのは辛いかもしれません。

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    2020年11月19日
  • 世界史のなかの昭和史

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    この時代からまだ100年も経っていない。
    しかし、戦後生まれの人には知っていそうで知らないことばかり。
    国家同士が駆け引きをして現実の場で戦っていた。現代では企業同士の駆け引きがビジネスの場で起こっている。そういう意味でも、読み応えのある一冊でした。

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    2020年09月25日
  • ソ連が満洲に侵攻した夏

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    満蒙開拓団の悲劇は有名だが、そこに行くまでの詳細な過程が分かり、大変ためになった。それにしても、戦闘開始前から満洲防衛が放棄されていたとは。

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    2020年09月11日
  • 昭和天皇物語 1

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    ネタバレ

    朕は国家なり。

    乃木、東郷。二人の軍神を教育係として、帝王学を習得する大正初期から物語はスタート。

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    2020年08月31日
  • 世界史のなかの昭和史

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    ドイツ、ソ連、アメリカの行動と併せて日本の行動を辿っているのが特徴。日本だけよりもより重層的に流れを感じることができた気がする。

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    2020年08月22日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    2020/06/19半藤一利「日本型リーダーの失敗」「3」
    リーダーの「無答責」 これが日本の風土
    国家を担う「エリート」を定義し、育成しなければならない
    リーダーの目標・戦略の結果を検証・評価する
    これが日本は苦手

    「皆で」という集団主義に曖昧としてしまう
    先の戦争も然り 
    天皇陛下・東條英機・近衛文麿・松岡洋右

    日本の組織運営 
    リーダーと参謀
    責任の所在が曖昧
    参謀の人事権は参謀総長
    参謀重視

    短期決戦主義
    情報と兵站の軽視無視!
    2018.11.10
    今回の著作は秀逸、歴史物ではなく、「失敗の本質の検証」に対する想いが伝わる。
    310万人が亡くなった太平洋戦争
    大きな戦略が明確で

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    2020年07月24日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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    200618半藤一利「なぜ必敗の戦争を始めたのか」「3」
    希望的観測に終始
    結局、国の行く末を誰も考えていない
    →国家の滅亡、されど誰も責任を取らない

    ①シナ事変の解決
    ②油の確保

    三国同盟
    仏領インドシナへの進出(7月)→油の禁輸⇒対米戦覚悟
    関特演 バスに乗り遅れるな

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    2020年07月24日
  • ノモンハンの夏

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    ノモンハンのことはあまり知らなかった。

    これほどまでに残酷な紛争だったとは。

    (残酷とはもちろん、戦場でのことではない)

    辻服部地獄にいてくれなければ困る。

    もう少しノモンハンのことをよく知りたいような気がする。

    でも知ったら知ったでやるせなさに耐えきれないかも。

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    2020年07月24日
  • 昭和天皇物語 6

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    能條純一『昭和天皇物語 (6)』小学館。

    前月刊行されていたのを不覚にも見逃していた。

    関東大震災、摂政となった裕仁を襲う凶弾、震災からの復興と婚礼、良子妃の出産……第6巻は随分とあっさりと史実を並べただけで、物語を大分端折っているように感じた。第5巻までは裕仁の人と成りをもう少し丁寧に描いていたと思う。

    滅多なことは描けないという事情があるのかも知れないが。

    本体価格591円
    ★★★★

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    2020年05月22日
  • 昭和天皇物語 6

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    ネタバレ

    復旧と復興の違い
    有事の際の天皇の象徴としての役割
    皇后の国母たる務め
    バルセロナの都市計画を骨組み
    智仁勇
    殿下死にそうになっても動じず

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    2020年05月17日
  • 昭和天皇物語 6

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    #本 #漫画 #昭和天皇物語
    “皇嗣”というのは、元々あったのね……
    皇太子と皇嗣の違いを調べてみよう……

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    2020年05月04日
  • 昭和天皇物語 6

    購入済み

    素晴らしく面白い

    若かりし昭和天皇の描写が淡々となされていますが、当時の時代背景や宮廷内の力関係など言葉少ないながら丁寧に描かれていて総合的に読み応えがあります。次巻にも期待します。

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    2020年05月03日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    風立ちぬ が大ヒット上映中!の時に買った積ん読本。最近金曜ロードショーで放送されたので読みたくなってやっと読めた。
    昭和のお父さんたちが昔を懐かしんだりスパッと斬ったり、平成が終わろうとする今昭和に想いを馳せました。『風立ちぬ』もう一回見たくなります。

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    2020年03月21日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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    陸軍は陸軍の、海軍は海軍の戦争をそれぞれ戦っていたということ。お互いがお互いの事を知らず、知らせず、知ろうともせずに自分の都合の良いように思い込んで、結局何も決めずに戦争を始めたということか。

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    2020年02月22日
  • レイテ沖海戦

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    謎の反転で有名なレイテ沖海戦を新任少尉達の視点を交えつつ記した戦記物。
    レイテ湾突入が成功していれば、とは思わずにはやはりいられない。

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    2020年02月21日
  • 昭和天皇物語 5

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    ネタバレ

    首相原敬暗殺される!そして元老山県有朋死去…国葬だったのはこの漫画で知りました。明治、昭和天皇に挟まれあまりクローズアップされて来なかった大正天皇に焦点が当たっているのもいい。大正天皇、令和の御世にいらしたらもっと自分らしく生きて長生き出来たのかなとも思う。上皇陛下が退位されるに辺り会見で摂政を置くのに云々仰っていたのはこの巻に出てくる、御璽を渡すまいと大正天皇が嫌がるエピソード、それに近い事は祖母節子皇太后から幼少期お聞きしていたのかも知れないと思った。なんと二十番までもある!?世界漫遊の歌を天皇の一家は最後まで歌うのです、という裕仁親王の回想の中の元気な大正天皇の姿が哀しい。

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    2020年02月03日
  • 歴史探偵 近代史をゆく

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    「歴史探偵」である作家・半藤一利さんが史料をもとにした大胆な推理で、日本近代史(戦前が中心)の裏事情を読み解いた本。

    日本近代史のB面(裏事情)に関する考察なので、近代史(特に戦前)の基礎知識を持っていると本書を存分に楽しめます。

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    2020年01月20日
  • ぶらり日本史散策

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    歴史探偵・半藤一利さんがさまざまな日本史のエピソードを明快な語り口で解説したエッセイ本。

    前半は昭和史(戦前・戦中)を、後半は日本史全般について、ユーモアたっぷりに語っています。

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    2020年01月05日