半藤一利のレビュー一覧
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終戦後マッカーサー元帥と昭和天皇会見で、国民に責任はない。全て私の責任であり私の一身はどのようになろうと構わないので援助をお願いしたいと懇願した昭和天皇の人格がどう形成されていったかをたどる物語
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特に皇室に興味があるわけではなかったけれど、昭和天皇の幼少期から天皇へとなる過程とその時代を生きた人物や歴史背景を知ることが出来て興味深かった。
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昭和天皇という偉大な人物の人格形成に多大な影響を与えた人物たち、天皇家という立場と責任などなかなか知る事の出来なかったその時代を垣間見る事が出来る貴重なマンガ
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Posted by ブクログ
なぜ日本は戦端を開いてしまったのか。比較的簡潔に、丁寧に知ることができる良書です。日本人なら一読すべきだと思います。
本書では、中国との開戦以前から米英との開戦までを時期を章ごとに分けて議論し、章末に保阪氏による解説が記載されている。冷静な分析で議論をリードしていく加藤氏と、熱くも丁寧に語る半藤氏・保阪氏の対談はとてもバランスが良く、読みやすかった。三者の話を読んでいる(聞いている)と、「なぜ日本は戦争という道を選んでしまったのか」という理由が、朧げながらも全体像を掴めたような気がする。
【梗概】
"軍部・マスメディアの罪と大衆の不勉強"
日本が米英との開戦を迎えるまで、国内の世論はまさに熱狂に近いもののように思えた。陸軍とりわけ関東軍の暴走とも呼べる中国への侵略行為は、どの視点から見ても肯んずることはできない。軍部は自らの領地(と称する満州国)への中国側の侵略したとして、日中戦争ではなく支那事変と呼称する。これは戦争ではなく自衛なのだ、とすることで天皇の承認を得ずとも戦線を拡大していった。帝国主義による領土・権益拡大を推し進める為に、軍部は自らを正当化し、マスメディアにその正当性を国民へ煽るよう圧力をかける。それによって二・二六事件や五・一五事件のように反戦勢力をテロリズムによって消沈させることもでき、自国民を守るはずの軍部がテロ集団と伍してもおかしくない状態が生まれた。軍部からの情報の統制・歪曲によって世論は戦争へ熱狂していく。常識ある国のトップ(天皇を含む)は軍部の圧力に屈してしまった。軍部には、軍教育による勝つまで戦えという考え方が蔓延り、政治的な知識を持ち合わせない。そうした人間らが国策に意見をし、トップらはそれを飲み込むしかないという権力構造がポイント・オブ・ノー・リターンまで運ばせてしまった。
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Posted by ブクログ
最近よく、政府のコロナ対策が「太平洋戦争の時の作戦と同じで、その教訓を活かしていない」とか言われているので、ちょっと興味を持って本屋さんで目に付いた本を選んだ感じです。
2017年の終戦の日のラジオ対談を書籍化。2017年というのは、盧溝橋事件が起きた年から80年になる節目ということもあったのでしょう。1931年の満州事変から1941年の真珠湾攻撃に至るまでの、太平洋戦争突入前の10年間をいくつかのターニングポイントごとに、原因や判断や起因するもの、そして結果と検証していくのですが、ラジオ番組らしくわかりやすく読めます。
コロナ対策がどこか戦争の時の対応と似ているというのは、戦略がないなど、いろいろあるのだろうけど、この本では戦争突入前の時代なので、個人的に感じたことは、「相手がある事なのに自分の都合がいい結果になることを想定して(信じ切って?)決定を下している点」は、確かに似ているかもしれません。
GoToにしても五輪にしても、実施の判断ではなく、やる事の理由付けが先に来てしまっている、その判断や決定のプロセスは、楽観主義というよりご都合主義みたいでもあり、次第に感染者が増えていき(次第にアメリカとの関係が悪くなっていき)そのあとの対策を狭めてしまっている感じを受けました。
って感想を書いていたら菅総理辞任のニュースが入ってきた。 -
Posted by ブクログ
<目次>
序章 太平洋戦争とは何か
第1章 関東軍の暴走~1931満州事変から1932満州建国まで
第2章 国際協調の放棄~1931リットン報告書から1933国際連盟脱退まで
第3章 言論・思想の統制~1932五・一五事件から1936二・二六事件まで
第4章 中国侵攻の拡大~1937盧溝橋事件から1938国家総動員法制定まで
第5章 三国同盟の締結~1939第二次世界大戦勃発から1940日独伊三国同盟まで
第6章 日米交渉の失敗~1941野村・ハル会談から真珠湾攻撃まで
第7章 戦争までの歩みから、私たちが学ぶべき教訓
<内容>
ノンフィクション作家の保坂正康を中心に、作家の半藤一利と東大教授加藤陽子が鼎談をしつつ、日本のアジア・太平洋戦争に突入するまでを分析し、第7章(本当はこの章立てはない)で「学ぶべき教訓」を三者がまとめた。もともとは、NHKラジオの番組の書籍化。今年2月に半藤さんは亡くなったが、この戦争前後は彼の著書が多く、保坂さん、加藤さんも専門家なので、専門書ほど深掘りしていないが、わかりやすい分析となっている。