半藤一利のレビュー一覧

  • 歴史と人生

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    以前に読んだ歴史と戦争が重い内容だったので、覚悟を決めていたのだが、楽しく読ませてもらった。特に第二章は、煩悩、ソクラテス、ナポレオン、チャーチル、マッカーサー、鴨長明、秀吉、光秀、日蓮、沢庵和尚、ちゃきちゃき、ジョン万次郎、四月入学、ヨーソロ、一等国、万歳、アンネ・フランクなどなど多岐に渡るこぼれ話がこれでもかと出てくる。勉強になった。

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    2022年02月28日
  • 歴史探偵 昭和の教え

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    「歴史探偵」こと半藤一利さんのエッセイ集。

    1エピソードにつき見開き1Pほどで非常に読みやすい。
    古い言い回しや語彙がちょくちょく出てくるが読んで分からないことはないし、むしろ小気味良いくらい。

    昭和史の巨人だけあって、歴史だけでなく漢文や和歌に日本の古典作品、語源や字義などテーマはさまざま。
    とはいえそれら多岐に渡る教養をたった一読で盗めるわけもなし、「昭和の教養人はどんなことを知っていたのか」知れたのがとりあえずの収穫かと言ったところ。

    複数のエッセイで「薩長ぎらい」を自称していたのが印象的で、遥か明治時代の出来事を、好き嫌いで論じられるくらいに身近に感じる人が2021年まで生きてい

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    2022年02月27日
  • 世界史のなかの昭和史

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    先日、亡くなった半藤一利が昭和のはじまりから日米戦争勃発までの日本と世界について語る。

    特に強調されているのは日本とドイツ、ソ連とのやりとり。外交下手で現実は理想通りになると信じる脳天気な日本がドイツ、ソ連に手玉に取られる様子は悲惨のようで、喜劇のようだ。

    考えてみると、第1次世界対戦をはるか遠くのできごとと眺めながら、アジアへ勢力を拡張し、経済成長、軍備増強を果たすバラ色の将来を信じていた日本。対照的にドイツは大戦の敗戦処理、ソ連は革命直後の混乱を相当な覚悟と犠牲を強いて立て直す。やがてヒトラーとスターリンという強力なリーダーも登場。

    修羅場をくぐり抜けた経験で圧倒する2国に日本がかな

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    2022年02月09日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    戦時中の旧日本軍の内容は他でもよく見た使い回しだが、対して米軍の話は新鮮だった。
    結論、昨今の日本も当時と大して変わっていないのだが。

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    2022年01月25日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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    「海軍反省会」があったように陸軍にも同じような記録があったわけだ。当然、人の記憶なのでどこまで本当なのかは分からない。
    でも陸軍と海軍が協調していなかったことだけは分かる。もっとも事情はアメリカも同じで、陸海の反目は洋の東西を問わないようだ。
    となると、日米の差は軍を制御する政府の力の差ってことになる。そして国家は国民に見合った政府しか持ち得ない。やっぱり戦う前から負けてたんだよ。

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    2022年01月18日
  • 歴史と戦争

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    実際に戦前から戦後を生きた方の、なんとも重たい言葉の数々。
    特に東京大空襲の体験は衝撃的ですし、戦後に戦中の将校たちにインタビューを行い書いている文もすごく印象的。

    この本は半藤氏のたくさんある著書から印象的な部分を引用してできているものなので、氏の著書を多く読んできた方なら物足りなく感じるだろうと思いますが、私みたいな初めて入る人にとっては最適だと思いました。

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    2021年12月06日
  • マッカーサーと日本占領

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    前置き「青い眼の大君」として君臨し敗戦国民の尊敬と好意を受けた。朝鮮戦争で半島ほとんど制圧されてから巻きしたが硬直状態になって、原子爆弾の使用を進言して解任されたと言われている。

    マッカーサーは彼のフィリピン防衛失敗を本間雅春の軍事法廷で復讐した。
    天皇を「国際法違反」で戦犯とするのは、国際法に則ったものなのか?

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    2021年11月08日
  • 昭和天皇物語 9

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    うーむ、これで良いのかな。ほんとに。
    なかなか実像が見えてこないお方だけにちょっと躊躇しますな、このマンガの解釈は。

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    2021年11月07日
  • 墨子よみがえる

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    墨子は、名前は知れども、中身は知らずで、特に関心もなく過ごしてきた。けれども、半藤さんが、読みなさいというからには、何かあるのだろうと、読んでみた。
    本書は、導入編といったところで、墨子の何たるかは、今一つわからなかったけれども、墨子をネタに縦横無尽に古典の知識が展開される。墨子の兼愛、非攻、俠、天、など色々な概念。日本国憲法の9条の精神的根拠になりそうな気もした。墨子も、いつか翻訳した原典に当たってみたいと思う。
    巻末の中村哲さんとの対話が圧巻。『西欧的な民主主義を入れないと人間は幸せになれないというのは驕り。』経済や社会制度が変われば至福が来るという風潮への疑念と、人を殺して、戦争してまで

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    2021年10月24日
  • 戦争というもの

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    最後になった。12年前に再就職した会社の社長から、日本、韓国、中国の近代史は、知っておく必要があると教えられた事を思い出す。日本の学校では近代史を教えない。

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    2021年10月17日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    読後、映画「風立ちぬ」を見ると、その背景が一層理解できる。
    設計者として美しいものを作る。目先の利益ではなく、国家百年の計として未来を構想することが出来るか。
    先が見えなくても、いや真っ暗でも意思の強さ、美しさ、悲しさを知ることができる。希望、理想を捨てるなかれ。

    風立ちぬ、いざ生きめやも。

    ヴァレリーや堀辰雄、漱石のメッセージもそうなのかもしれない。

    しかし、映画は詰め込んだ感じで、一回では分からないでした。

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    2021年10月10日
  • 墨子よみがえる

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    故・半藤一利さんの著作。非戦への奮闘努力として古代の思想家の墨子を解説。いつも通りといえばそれまでだが、脱線が多すぎて読みにくかった。しかしながら、理解したところでは、
    ・兼愛・非攻の精神でどんなケースであれ、誰の利益にもならない戦争は身を挺して止める
    ・そのためには、縦横無尽に王や士大夫を説得して戦争の未然防止らに勤める
    ・天を奉ずる点では儒家と同一だが、天は抽象的の存在ではなく鬼神を使わして実際に懲罰を加えるもの。お天道様に反した行いはすべきではない。
    ・運命論・宿命論には反対。未来は行動によって変えられる。
    ・墨守というが、戦争絶対抑止のため、攻められた側に加担して、土木工事や加工技術を

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    2021年10月02日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

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    あとがきの池上さん曰く、「昭和史に詳しい半藤さんに、平成について語ってもらう」対談。
    確かに「昭和史を振り返っての現代批判」は多くあっても、直接平成を語る、というのは目新しい?かも?

    とにかく、具体的な細かいエピソードが抜群に面白い!
    神や真理は細部に宿るけど、歴史も細部に宿ると思います。

    半藤さんの功績は昭和の証人に丹念にインタビューしたことだと思いますが、昭和となると半藤さんがインタビューされる側なんだなあとしみじみ思いました。

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    2021年09月08日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

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    半藤一利と池上彰で振り返る平成史。

    内容は主に半藤の質問に対し、池上彰が答える形式なので、平成の政治・経済についてわかりやすく解説していた。
    特筆すべき内容はなかったものの、平成を振り返ることができた。

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    2021年08月09日
  • ノモンハンの夏

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    実に細かい史実を元にノモンハン事件を描いている。全く無知だったが当時の背景や人間模様、何故この事件が起こったのか、よくわかった。
    上層部の一部の傲慢な人間の為に何万人の命が簡単に失われた現実は、とても衝撃的で、また怒りの感情が湧いてきた。

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    2021年07月09日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

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    半藤氏が亡くなったのは、まだ最近のことだったと思う。太平洋戦争、高度経済成長、バブル、阪神淡路震災、いかに多くを見てこられたかと思う。当時と今と、変化した部分もあれば、経験したことを活かせていないのか、とため息をつくところもある。経験したことを活かすためには、まず立ち止まり、それが何だったのかと考えなくてはいけないんだろうな。最後の方で半藤氏が言っていた。

    「みんなして「右向け、右」はよくない。思考停止がもっともよくないことでしてね。」

     下手な考えであっても、考え続けた方が、少しでも失敗を生かすことはできるだろうね。

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    2021年07月04日
  • 昭和天皇物語 8

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    <目次>


    <内容>
    ロンドン軍縮条約からの統帥権干犯問題、濱口首相の暗殺未遂から病死、満州事変の勃発まで。

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    2021年06月05日
  • ノモンハンの夏

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    帝国陸軍はノモンハン事件をソ連軍との最初の近代戦争としての総括が出来なかった。
    そのため日本太平洋戦争でも同じ過ちを繰り返した。
    いずれの戦争も辻と服部という参謀が主導したということは2つの戦いの結果とは無関係ではないだろう!

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    2021年06月05日
  • 昭和天皇物語 7

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    私が物心ついた頃には、もうおばあちゃんだったような気がする香淳皇后。その若かりし頃のこと(子との死別など)が印象的だった。

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    2021年05月07日
  • 歴史と戦争

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    実際に戦争を体験された半藤氏の言葉の数々は説得力があります。ご冥福をお祈りし、平和国家、日本を継承します。

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    2021年04月21日