半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和史裁判

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    目のリハビリとして読む。無茶だった(苦笑)

    先の太平洋戦争(大東亜戦争)で政府の中枢にいた五人について、半藤一利、加藤陽子両氏がそれぞれ検察側、弁護側に立って議論しているマニアックな内容。
    日本史の教科書に載っている載っていない人たちがたくさん出てきて、読むほうは困ります(苦笑)。
    膨大な資料を良くぞ読み込んだものだと感心。
    憧れる…

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    2014年03月13日
  • 戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

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    戦前戦中時代に東洋経済新報社において、様々な圧力に屈すること無く自由の論調を主張し続けた経済人。大手新聞社が軍部に迎合する翼賛記事の掲載競争を行って当時の世論をミスリードしていたことに反発し、「伝統も主義も捨て軍部に迎合し形骸だけを残しても意味が無い。そんな醜態をさらすなら自爆して滅んだ方がまし」として一歩もひるまなかった。戦後その経済に対する見識と豪毅をもって首相に選出されるが、過労から長期療養が必要になってしまう。湛山は責任を果たせないならばと潔く首相を退陣する。

    本書は石橋湛山の伝記ではなく、戦前戦中のジャーナリズム史を石橋の目を通して浮き彫りにしたもの。マスコミという「商売」がいかに

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    2014年11月09日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    いわゆるリーダー論というよりは、太平洋戦争時代のリーダーがいかにダメだったかを説いた一冊。
    いわゆるリーダーシップ論を見たい人には不向きかも。

    太平洋戦争に興味があり、かつその敗戦理由を明確に知ることがなかった自分にとっては、目から鱗の一冊だった。

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    2014年02月03日
  • ソ連が満洲に侵攻した夏

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    根拠なく、願望で「ソ連は仲介してくれるはず」と、有利な講和の幻想に引っ張られる指導部と、人質のごとく満州に留め置かれる日本人入植者。結果は御存知の通り。もう、中国残留日本人孤児の話題もニュースから絶えて久しいが、ソ連が悪いと言う前に、悪いソ連を創りだした無策にはもう少し光があたってもよい。

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    2014年02月01日
  • 歴代陸軍大将全覧 昭和篇/満州事変・支那事変期

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    ネタバレ

    本書は昭和の陸軍に詳しい四人による座談会の速記録をまとめたものである。有名な人、無名な人ともにいるが読んでいて面白い。本書は座談会の記録という性質上、出典根拠が示されていない発言も多いため、人物批評は留意して読む必要があると思うが、読みやすく入門書としておすすめである。

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    2014年11月15日
  • ぶらり日本史散策

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    あまり歴史に興味がなくわからないことばかりではありましたが、軽快な文章で歴史に興味が持てました。歴史探偵といわれる理由がわかるような、なるほどぉと思うようなことも書いてあり勉強になりました。
    半分くらいは昭和史、第二次世界大戦あたりのことなので、学校の授業だと駆け足でやってしまうあたりなので、勉強しなおしたいと思いました。

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    2013年09月21日
  • 指揮官と参謀 コンビの研究

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    指揮官と参謀コンビの研究。コンビとして立ちまわった結果がどうなったかが書かれていて、読後に色々考えさせられる本。問題の本質が単純でなく、それぞれの生き方考え方が複雑に絡み合ってるが故に、問題解決が一筋縄でいかないということでしょうか。人と人の組み合わせと相性は難しい。戦場でのリーダーシップって何なんだろう。

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    2013年09月14日
  • 山本五十六

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    山本五十六の故郷・長岡の歴史~五十六の戦死までを綴った史伝文学。対英米戦争に反対の立場にありながら、太平洋戦争の指揮を執るという悲痛な立場にあった五十六の苦悩が伝わってくる。 真珠湾から、ミッドウェー、ガダルカナル島の戦いまでの流れがよく分かる。最近、戦争に関する様々な本を読んでいるが、ミッドウェーに負けたのが痛恨だったと思う。本書にもあったが、もしミッドウェーに勝っていたら歴史はどう変わっていただろうか。

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    2013年09月10日
  • あの戦争と日本人

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    7、8月に必ず読む終戦もの。半藤さんのバランス感覚と資料に裏付けられた発言は、目から鱗のことがままある。今回もそんな一冊でした。

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    2013年07月22日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    今現在の現状を理解するのに先の大戦ってとても重要だと思う。例えば、開戦の理由は石油をアメリカに止められたのが直接の要因で、エネルギーに関しては当時とあんまり変わっていない。負けた要因をきちんと分析、理解ることもこれまたとても重要。さっきバラカンさんのラジオで戦争は二度と起こしてはならない、みたいなこといってたけど、起こしてはならないからこそ、きちんと抑止力としての武力は必要だし、憲法もちゃんと改正しないといけない。戦争ダメの理想論だけで思考停止に陥るってのは、先の大戦の理解が足りないからなんだよね。

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    2013年03月10日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    軍部にコミンテルンが入っていたようだとか、受勲スコアの考え方とか、草鹿龍之介が剣道的な戦略概念を持っていたとか、開戦直前の顛末とか、知らなかったことが書かれていて興味深い。

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    2013年01月03日
  • 歴史探偵 昭和史をゆく

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    勉強になった。
    平和に対する考え方を改めて自分に問いかける必要がある。
    学ばなくては前にさえ進めない。

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    2012年12月24日
  • 山本五十六

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    迎合艦隊司令長官 山本五十六の生涯をつづった一冊。著者である半藤一利氏が、同郷であることもさることながら、彼の生き様にほれ込み、畏敬を以て文章を連ねていることがよく分かる。盲目的に彼に傾倒しているわけではなく、『人間』としての一人の男の生涯を見ている。それ故、彼の人となりを称えているところもあれば、批判しているところもある。それによって生じた、本来であれば滞りなく邁進すべきであった攻略・作戦に大なり小なり影響もしている。
    例え、後世の人々が、山本五十六を軍神として称えていたとしても、著者はあくまで『人間』としての山本五十六にほれ込み、そして知りたいと思ったのだろう。

    山本五十六の人となりは、

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    2012年12月23日
  • ノモンハンの夏

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     この戦争には明確な勝利点がない。広大な荒野にソ連軍と関東軍がそれぞれ国境線を主張する。はっきりいって国境線が5キロ10キロずれたとしても景色は変わらない。都市があるわけでも資源があるわけでもない。そんなところで、国境を犯したとして大本営の戦線不拡大の方針を無視して戦争を始める関東軍は無謀の一言に尽きる。とくに傲慢なのが参謀の辻正信だ。

     『一挙に攻勢に出ればソ連兵は軟弱だからすぐに退却する』という相手を舐めきった認識のもと(陸軍の中では日露戦争以来のロシア兵に対する常識的な認識らしい)戦争をしたくてしょうがなく、挑発を繰り返した感じだ。おそらく辻の頭の中にはソ連軍との陣地争いに勝つことした

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    2017年08月15日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    流暢で聴き手の興味を外さない、講演記録。

    半藤流の見立てが横溢・・ということで、「こういう解釈もあり」という講談風の幕末史NHKスペシャル・・と思ったらいいのでは。

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    2018年10月14日
  • 日本海軍、錨揚ゲ!

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    「カヨカ、カコシラ」=「本艦艦長から貴艦長へ、艦長並びに航海士来艦されたし」

    「ム」=「迎えの内火艇送れ」

    1目標、2方向、3高度、4距離、5動静、6視認度

    両舷前進原速

    「大和」ですら伝声管を撤去できなかった、伝声管から浸水

    「聯合艦隊解散の辞」

    スマートで目先が利いて几帳面、負けじ魂これぞ船乗り

    どこかで読んだ話もちらほら入っていますが、そこは、まぁ、ね。お二人の楽しそうに語り合う姿が見えるようです。それと、装丁のシンプルさがいいですね。桜に錨。

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    2012年11月02日
  • 昭和の名将と愚将

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    これ、面白いね。当時の日本陸軍、海軍両方から優れた指揮官とダメな人両方上げてその功罪を分析してるんだけど、基本的に優れた人ってどこか組織から剥離して(つまり本流ではなく)己の価値観を持ちながら現実と折り合っていける人なんだよね。(名将には当然硫黄島の栗林中将、今村さんやらが入ってます)。一方ダメ将軍は官僚的な人、己がない人、茶坊主やらなんだけど、これって今の日本人にもそっくり当てはまるんだよね。保安院、東電、郵政、日本の組織がジェネラリスト指向故必然的にダメな人を選んじゃう所って昔も今も変わらない。

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    2012年09月01日
  • 歴史探偵 昭和史をゆく

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    約20年前の著作で、歴史探偵モノの最初期の作品のようだ。張作霖爆殺事件から昭和の終焉まで、歴史的大事件とその周辺のエピソードを丹念に拾っていて興味深い。政府首脳、軍部誰も責任を負わない無責任体制の中で、開戦になだれ込んでいく過程が悲しい。

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    2012年08月13日
  • ぶらり日本史散策

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    東京タワーの材料は?大正時代に隅田川にたくさんの橋が架けられた理由は?歴史の楽しい裏話がたくさん入ってます。

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    2012年08月06日
  • 昭和史の論点

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     本書は、著名な歴史家4人による対談形式の本であるが、昭和史をわかりやすく概観できる良書であると思った。
     昭和史は、侵略と戦争の時代と平和な戦後史にはっきり分かれると思うが、戦後世代にとって戦前の昭和史は、よく知らない別世界の出来事のように思えてしまうのが実感だろうと思う。
     その戦前期の昭和史全体を鳥瞰するような本書は、興味深く読めた。
     しかし、「昭和天皇の英明」という視点だけはどうだろうかと思った。本土決戦を叫ぶ陸軍を退けて「聖断」を下した事実を取り上げた評価なのだが、「英明」な君主だったら敗戦のような事態にはならないだろうと思われる。
     しかし、本書は左右のイデオロギーに加担しない冷

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    2012年06月07日