半藤一利のレビュー一覧

  • 歴史と人生

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    たびたび現れる予言めいた記述がちょうど現在を生きる私たちにも突き刺さる感じのする厳選された文の数々と、
    時系列っぽく本から本へと文章を見つけ出して繋いだ人たちの苦労も伺える作品。

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    2026年03月03日
  • 名言で楽しむ日本史

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    半藤一利は好きだが、こうした短いコラムのスタイルにはどうも合わない気がする。
    深堀りできない文字数であらわになるのは、彼のユーモアのなさ。軽妙洒脱を気取ろうとするため、かえってそのセンスの無さが浮き彫りになってしまう

    なので、知らなかった言葉と歴史上人物との出会いにのみ価値はある。
    その点で、日本最後の敵討ちとされる、臼井六郎については初めて知って、興味が他の作品へと広がっていた。

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    2026年02月26日
  • 十二月八日と八月十五日

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    半藤作にしてはやっつけ仕事の感が免れない
    開戦時、開戦時とも文化人を含め一般国民の感情は今の北朝鮮のそれと変わらない
    日本人の天皇に対する気持ちと北朝鮮人のキンセイオンに対する気持ち
    わずか80年前のことなので笑ってはいられない
    やはり歴史から学ぶことは多い

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    2026年02月22日
  • もう一つの「幕末史」 “裏側”にこそ「本当の歴史」がある!

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    主観たっぷりで語られるので好みは分かれると思う。個人的には反薩長史観、大いに賛同です。尊王攘夷も維新も、勝った官軍が後付けで好き放題美化してきたものだという論点はその通りだと思うし、なんなら人物の好き嫌いも結構似ている気がする。(福沢諭吉とか超嫌い)

    あと、太平洋戦争のことをもう少し勉強してから読んだほうが楽しめたかも。

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    2026年02月05日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    10年以上も前に書かれた本なので、現在とは認識の異なることも多い。2人の会話を軸に書かれているため、構成も話題の連続性も恣意的なところがある。中には眉唾物の話題もあって、日中戦争が始まった昭和10年代と比べて昭和初期を美化しすぎているのではと思われる記述も多々あった。それでも彼らの懸念事項は現在確実に深刻化しているし、単純短小化されたネット情報になじんだ人たちの言説には恐怖感しかない。圧倒的な国力のあるアメリカとの戦争になだれ込んだ昭和の失敗を学ぶことなく、圧倒的な国力のある中国との争いにも引きずり込まれる日はそう遠くないのかもしれない。

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    2026年01月20日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    内容は大変素晴らしいと思う。が表題が本の内容にあっていないと思う。 「日本の軍人 名将と愚将」という感じかな。でもそれじゃ 本が売れないだろう。
    責任のない天皇の周りの壮大な 無責任体制が戦争を始めてなかなか終えることができなかったということがわかった。

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    2026年01月11日
  • 昭和天皇物語 12

    購入済み

    激昂を描いて欲しかった

    能條さんが将棋の漫画を描いていたときは、正直、好きなタイプの画風ではなくて、途中で挫折しました。が、この作品は、今に至るも、読み続けており、たぶん、最終巻まで読み続けるでしょう。しかし、この巻だけは、私が好きでない、能條漫画の演出が出てしまった・・・日本史マニアとして、2.26事件の時は、いかに昭和天皇がブチ切れなさったか、知っているつもりでした。しかし、この漫画の昭和天皇は、あるいはそういう演出なのかもしれないが、冷静すぎる気が・・・

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    2025年12月31日
  • 昭和天皇物語 17

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    ネタバレ

    この牟田口司令官、マジモンの馬鹿か…?

    牟田口に限らず、銃にナイフつけて向かっても
    勝てないだろ…

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    2025年12月14日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    この2人の作家はジャーナリスト出身で、15年戦争に至った日本の歴史を冷静に語る著述が多い。彼らが2013年に対談した記録は10年以上を経ているにもかかわらず、先見性のある指摘というか、今も変わらないというか。日本のジャーナリズムの劣化、それが知性の退嬰を招き、民主主義を危機に追いやっており、ファシズムが抬頭していると、昭和一桁年代の状況に似てきたと危機感を共有している。「自虐史観」から「居直り史観」への移行がそれを象徴している。
    日本のジャーナリズムの幕末ごろから、現在に至るまでの流れを書いている中で、明治初期が最も政府に批判的な言論が主張され、日清・日露の頃から、政府の情宣紙のように戦争に賛

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    2025年09月25日
  • 昭和天皇物語 17

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    早くも敗色が濃くなる日本軍⋯餓島、ソロモン、インパール、勝ち目のない戦いに沢山の人が投入されても引けないか⋯

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    2025年09月09日
  • 日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日

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    1945年8月14日から15日にかけて発生した「宮城事件」(みやぎじけん)と呼ばれるクーデター未遂事件の話です。
    昭和天皇がポツダム宣言を受諾すると言ってから、国民に伝えるまでにクーデター未遂が起こっていたことは知りませんでした。
    ただ、「お国のために」と戦争を指揮してきた軍隊の上層部や日本が勝つと信じて疑わない人たちが、クーデターを起こそうとするのは割と自然な流れのような気もします。それが天皇の聖断としても、自分の正義を武力で貫こうとしている人は恐いと思いました
    最終的にクーデターが失敗に終わり、昭和天皇による玉音放送が実現したことは、日本の歴史が大きく転換する決定的な瞬間となり、終戦記念日

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    2025年08月26日
  • 手紙のなかの日本人

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    半藤一利の歴史を彩る文人武人の手紙をテーマにしたエッセイ集『手紙のなかの日本人』を読みました。
    半藤一利の作品は、昨年読んだ『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』以来ですね。

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    歴史探偵の名著復刊!
    夏目漱石、親鸞、織田信長、明智光秀、勝海舟と西郷隆盛、永井荷風、小林一茶、良寛、太閤秀吉、細川ガラシャ……歴史を彩る文人や武人、22人の手紙。
    無心状であれ、恋文であれ、遺書であれ、それらは真率な感情が綴られ、思わず笑ってしまったり、あるいは襟を正したり。
    「いろんな人たちと一杯やりながらの会話を楽しむつもり」で、歴史探偵・半藤さんが美しい日本の手紙を

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    2025年08月24日
  • 昭和史の論点

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    『正論』の連載を新書にまとめたものだが、25年前には保守派の議論もまだしも穏当なものだったとの感に打たれる。ただ座談形式なので仕方がないのかもしれないが、結構重い話なのに(笑)がついていたりすると、どうにも違和感を拭えない。
    ハル・ノートのくだりなどは四人の議論が錯綜し、戦後半世紀を経た評論家の座談会でさえこの調子であれば、中堅幕僚の突き上げを食らっていた当時の政府が完全に当事者能力を失っていたというのも想像に難くない。
    半藤が「元首の天皇が大元帥に命令して2.26や大戦を収束させた」と繰り返している(他の参加者はあまり取り合わないのだが)のは、明治憲法の構造上、「大元帥としての天皇」の戦争責

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    2025年08月18日
  • 昭和天皇物語 17

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    <目次>


    <内容>
    日本は戦争のドツボに。陸軍を中心に、無能な人びとと描かれる軍人。山本五十六と鈴木貫太郎は有能なように見える。まあ大筋あっていたんだろうが…。意外に淡々と描かれているね。

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    2025年07月31日
  • 昭和天皇物語 17

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    ガダルカナルの戦いでの敗北、山本五十六連合艦隊司令長官戦死、史上最悪の作戦と言われたインパール作戦。昭和天皇の苦悩は続く。

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    2025年07月30日
  • 戦争というもの

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    半藤一利さんの「戦争というもの」を読みました。

     率直な感想としては、読みやすく加工されたヘビーな作品といった感じで、180ページほどで戦争の残酷さを生々しく記載した本でした。

     暴走する軍部、徴兵され命を落とす国民。戦争はこれだけの命を費やすほど大切なものなのか。なんともやりきれない気持ちになります。

     特に印象に残ったのは、日本が戦争に突入するまでの流れのところです。本でいうと序盤ですが、自業自得の面も大いにあるとはいえ、日本がいかに追い込まれ、戦争に入っていったのかがよくわかります。この国際社会で『孤立』するリスクが痛いほど理解できました。

     今年は戦後80年。戦争を経験した人は

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    2025年07月25日
  • [真珠湾]の日

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    太平洋戦争開戦となった真珠湾攻撃の12月8日。その日にいたる1ヶ月ほど前からの日米の外交戦略の推移を描き出した作品。

    アメリカとの戦争は無謀であるということは重々承知の上で、開戦に踏み切った軍部の思考には追い詰められてしまったのか、という思いがあるのですが、暗号解読されていたという事情を知ってしまうと、全てが手のひらの上の出来事だったのか、という勝ち目がない以上に勝てるはずもないという無力感が出てしまいます。

    真珠湾攻撃に成功したことを知った市井の人々が残した記録が興味深い。
    戦争に勝てるという高揚感や、よくぞ開戦に踏み切ったという賞賛が全てではなく、敗戦を予測して暗鬱な気持ちを叫ぶ人もい

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    2025年07月09日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    敗戦記念日がまた近付いてきたこともあってか、ふと手に取った。お三方(特に加藤さんと半藤さん)の著作はこれまでにちょくちょく読んでいるので、おさらいという感じで読んだ。

    当時の色々な人の色々な思惑と事実とを照合すると、「対米戦を回避する術はあった筈」とやっぱり思ってしまう。

    リットン報告書やハル・ノートに対する、冷静さを欠いた威勢がいいだけの感情的な煽りは、発行部数を伸ばすのにはよかっただろうが、亡国ぎりぎりまで民族を追い込んだ、という面では、マスコミの罪はとてつもなく大きいと思う。

    また、五・一五事件のあと、実行者の助命嘆願書が百万を超える数集まり、裁判でも実行者が自身の信じる主義主張を

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    2025年07月05日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    タイトルに世界史から考えるとあるものの、それほど世界史の話はなく、幕末から明治にかけて関わった外国と外国人の話が少し出てくるだけだった。そういう意味ではこのタイトルに惹かれて本書を手に取った読者には少し物足りない内容かもしれない。私自身は半藤一利さんが好きで読んだ本なのであまり関係はないが。

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    2025年05月24日
  • ぶらり日本史散策

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    明治の、それも日露戦争後に作られた型によって、国家は運営され、国民はそれを選び協力してきた。その型とは一言に言って、軍事大国の道に合わせることである
    いつまでたっても文章は上達しないものだと、我ながら呆れている。日暮れて未知投資とは本当に良い言葉である

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    2025年05月19日