半藤一利のレビュー一覧
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戦争は誰もがしたいわけでもないが一部の政治家・軍部での強制命令を発端に群集心理から生まれる。それは本文にある「エリート陸軍の過信・驕慢なる無知・出世欲が横溢・偏差値優等生の天下・底知れず無責任」が起源となった、とある。 一方「尊い犠牲を多く出したことは気の毒の限り、我が軍にとっては良い教訓となったと思う」敗戦間近の天皇の言葉がとても妙に印象に残った。そして戦争における究極の言葉は「戦争の恐ろしさの本質は、非人間になっていることに全然気が付かない。戦争とは人が無惨に虐殺されることである」いずれにしても、戦争をする動機は一人の独裁的で貪欲さの政治家が表に出て群集(現代ではSNS等が炎をつける)を燃
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『昭和史』で有名な著者の歴史コラム。昭和以外も出てきます。
切腹や日の丸国旗など、日本で割とあたりまえの文化を「そもそもいつから?」と疑問を持って歴史の書物などを漁っているのが流石。トイレの日本語での言い表し方を20個近く絞り出したりする。ネットで調べてもこんなには出てこないかもしれない。
正義、忠義などの『義』は羊と我(鋸)を組み合わせた文字で、羊の首を切って生贄にする儀式からきているという。羊は角や蹄に欠損がなく、内臓も病気がないので神への捧げ物としての条件が揃っている。この欠損がないことを「義しい(ただしい)」といい、のちに「正しい、よい」の意味になった。なるほど。
半藤氏は1930 -
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大戦へ
内乱を避けるために戦争へ向かうという愚行、
わかっている者達にはわかっていたのに大戦へ向かうのが
止められなかったのが悔やまれる。
能條先生の絵の味ではあるが、こ事ここにいたってはこの
感情のこもってなさそうな人物たちが区別が付かなくなってきた。 -
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半藤一利のエッセイ集『歴史探偵 忘れ残りの記』を読みました。
半藤一利の作品は5年前に読んだ『新装版 太平洋戦争 日本軍艦戦記』以来なので久し振りですね。
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歴史のよもやま話から、ことばのウンチク、さらには、悪ガキ時代、新入社員時代の思い出といった自伝的作品まで。
歴史に遊び、悠々と時代を歩んだ半藤さんが遺したエッセイ集。
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2021年(令和3年)2月に刊行された作品……2021年(令和3年)1月に亡くなった半藤一利が生前最後に出版に携わった作品のようですね、、、
文藝春秋の営業部が毎月出していた -
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どこまで信用できるか
このシリーズを楽しみにしています。
少し気になったことがあります。
パリ地下鉄・・・ロンドン地下鉄とされている文献を目にしたことがあります。
大正天皇について・・・諸説あり、いずれも病弱であったことは共通することと思われます。
今作に描かれている手を遠眼鏡に病床から庭を眺めるシーンが果たして大正天皇の実像に近いものだったのか・・・ -
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勉強にはなる
第二巻では東宮御学問所時代が舞台となっており、前半は各地への行啓やさまざまな課題を巡るエピソード、後半は皇太子の婚礼に向けた準備の様子が描かれています。登場人物とのやりとりやエピソードの仔細などの情景描写は作者の想いえがく「創作」の部分と読むべきでしょう。