[真珠湾]の日

[真珠湾]の日

1,200円 (税込)

6pt

3.8

開戦の姿を克明に描いた傑作ドキュメント

1941年12月8日、日本軍は真珠湾を奇襲攻撃した。なぜ「必敗の戦争」を始めたのか。7カ月に及ぶ熾烈な外交交渉の内幕、その果てに訪れた開戦の日の24時間の詳細な推移とは。膨大な公刊資料、証言、日記などを元に、東京、ワシントン、ホノルル、マレー半島と舞台を移しながら、克明に記録した傑作ドキュメント。

「昭和史の語り部」が遺した、もうひとつの「日本のいちばん長い日」。精緻に記録された「開戦の日」

〈その安全のために、あるいは国益という名の打算行為から国家がなりふり構わず立ち上がることは、これからもありうるのである〉(「あとがき」より)

解説・砂川文次(芥川賞作家・元自衛官)

単行本 2001年7月 文藝春秋刊
旧版文庫 2003年12月 文春文庫刊
新装版文庫 2024年7月 文春文庫刊
【※この電子書籍は新装版文庫を底本としています。旧装版文庫を底本とした電子書籍(2014年4月配信)と本文内容は同一であり、新たに砂川文次さんによる解説を付したものです。】

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[真珠湾]の日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本が歴史的大勝を収めたとされ、また、日本が崩壊へ向かって歩みだした真珠湾攻撃の日。

    その日に至るまでの国の幹部や交渉役たちがどのようなやり取りをしていたか、が本書の前半に描かれる。ここは個人的には日本の追い詰められた鬱屈とした空気感もあり、読んでいて面白いというものではなかったが、読みごたえがあ

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    これだけ、戦争はいかん、という教育を受けながらも、真珠湾への奇襲が大成功した様に、痛快さを感じざるを得なかったところに、本作を読んだ意義があったのではと思う。
    戦争になって欲しくない、と言う気持ちを抱きながらも、どこかに沸々とした「一発わからせてやりたい」という気持ちもあって、大東亜共栄圏、アジア民

    0
    2025年01月08日

    Posted by ブクログ

    半藤一利さんと言えば第二次世界大戦などのノンフィクション。真珠湾の日に何があったのかという掘り下げかと手にしたが、読みはじめたらそれ以前からの様々なやり取りから始まる実録であることがわかった。
    アメリカ側との交渉、所謂ハルノートというれるものの様である。

    歴史の一つとして、真珠湾攻撃というものがあ

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争開戦となった真珠湾攻撃の12月8日。その日にいたる1ヶ月ほど前からの日米の外交戦略の推移を描き出した作品。

    アメリカとの戦争は無謀であるということは重々承知の上で、開戦に踏み切った軍部の思考には追い詰められてしまったのか、という思いがあるのですが、暗号解読されていたという事情を知ってしま

    0
    2025年07月09日

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