半藤一利のレビュー一覧

  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    83歳と72歳の対談。
    この年頃の方のお話を聞くのが大好きな私にはたまらない一冊。「腰ぬけ愛国論」という発想も好き。

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    2014年09月23日
  • 昭和史裁判

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    あの戦争を招来してしまった文官の判断と行動、そして背景を泰斗の二人が論団する。
    広田弘毅を貶し、松岡外相を持ち上げてみたりと、輻輳的な視点から論じられ面白い。

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    2014年09月10日
  • それからの海舟

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    明治維新後の勝海舟の姿を知る事ができる1冊です。政府の要職につかず徳川慶喜の名誉回復に駆け回りながらも、奥さんからは墓を一緒にするなと言われる姿。薩長史観の逆から海舟を通して明治初期を知る事ができます

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    2014年09月03日
  • それからの海舟

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    江戸城開城から、あんまり有名じゃないと思われるその後の勝海舟の話。

    勝海舟について僕が知らない時代のことを書いているので買って、実際読んでみて「なるほどそんなことあったんだ」と。

    完全に「勝びいき」の本だけど、そこまで嫌味には感じなくて、親愛の気持ちで書かれている感じなので、勝海舟に興味があればおもしろい本だと思う。

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    2014年08月26日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    この本を読むと官僚組織が力を持ちトップダウンで政策を指示、遂行していくという流れが戦前から変わっていない事がわかります。(力を持ったものが武官が文官に代わっただけ。)過去の戦争での悲劇をを風化させてはいけないと強く思います。

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    2014年08月26日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    「未来少年コナン」や「ラピュタ」、「カリオストロの城」など宮﨑駿の描く廃墟が好きだ。その宮﨑氏が零戦とその設計者たちを主人公とする映画を制作した。平和を希求しながら廃墟を執拗なまでに美しく懐かしく描くのは何故だろう?どうして今回は戦闘機?と頭が混乱している。
    同時期に公開された「永遠の0」の原作者とは歴史認識を巡って意見の対立があったようだ。でも「永遠の . .」はCGの一部しか見るべきところはないから。
    それにしてもお二人の教養はすごい。

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    2014年08月21日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    今の記者のレベルがひどい点。◆新聞は戦争で儲かること。◆◆明治期の新聞は、旧幕臣がメインで、そのため政権に批判的だったなど。◆これは括目。◆◆毎日新聞西部本社版の終戦日の白紙紙面のこと。

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    2020年07月27日
  • 昭和の名将と愚将

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    以前から気になっていた本だが軍人を名将と愚将に分けて語るというのは如何なものかという気持ちがあり、なかなか読む踏ん切りがつかず。だが、昭和陸海軍の失敗を読み、この二人の思想や話が好きで読んでみたくなったので読んでみた。名将に対しては良いエピソードにくわえ、悪いエピソードも交えて話しているので読んでいて面白い。米内光政や石原莞爾に対するエピソードは失礼な話になるがクスッとなる部分もあった。愚将に関しては自己顕示欲の塊のような部下を人を人と思わない人ばかりで読んでいて気が滅入る。

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    2014年05月19日
  • 戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

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    ★TBSラジオ荻上チキのセッション22での「日本の首相ベスト5」(正式タイトルは違うと思うが)を聞いていて、知らない首相の名として、石橋湛山の名があがっていたので、知りたいと思って手にとった。(確か、best5には入っていなかったが、リスペクトす神保哲生氏が最高の首相にあげていた)
    では、本の感想ですが、半藤一利氏も書いているが、この本は石橋湛山の事を書いたのではなく、「満州事変以降から、国際連盟脱退までの当時の日本の軍部・内閣・新聞・世論がどう動いて行ったか」その対極にあった石橋湛山の言論をとおしてあぶり出したものである。
    彼の経歴はさらっとしか触れられていないが、彼の言葉が彼を知

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    2014年06月16日
  • 昭和史裁判

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    目のリハビリとして読む。無茶だった(苦笑)

    先の太平洋戦争(大東亜戦争)で政府の中枢にいた五人について、半藤一利、加藤陽子両氏がそれぞれ検察側、弁護側に立って議論しているマニアックな内容。
    日本史の教科書に載っている載っていない人たちがたくさん出てきて、読むほうは困ります(苦笑)。
    膨大な資料を良くぞ読み込んだものだと感心。
    憧れる…

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    2014年03月13日
  • 戦う石橋湛山 昭和史に異彩を放つ屈伏なき言論

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    戦前戦中時代に東洋経済新報社において、様々な圧力に屈すること無く自由の論調を主張し続けた経済人。大手新聞社が軍部に迎合する翼賛記事の掲載競争を行って当時の世論をミスリードしていたことに反発し、「伝統も主義も捨て軍部に迎合し形骸だけを残しても意味が無い。そんな醜態をさらすなら自爆して滅んだ方がまし」として一歩もひるまなかった。戦後その経済に対する見識と豪毅をもって首相に選出されるが、過労から長期療養が必要になってしまう。湛山は責任を果たせないならばと潔く首相を退陣する。

    本書は石橋湛山の伝記ではなく、戦前戦中のジャーナリズム史を石橋の目を通して浮き彫りにしたもの。マスコミという「商売」がいかに

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    2014年11月09日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    いわゆるリーダー論というよりは、太平洋戦争時代のリーダーがいかにダメだったかを説いた一冊。
    いわゆるリーダーシップ論を見たい人には不向きかも。

    太平洋戦争に興味があり、かつその敗戦理由を明確に知ることがなかった自分にとっては、目から鱗の一冊だった。

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    2014年02月03日
  • ソ連が満洲に侵攻した夏

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    根拠なく、願望で「ソ連は仲介してくれるはず」と、有利な講和の幻想に引っ張られる指導部と、人質のごとく満州に留め置かれる日本人入植者。結果は御存知の通り。もう、中国残留日本人孤児の話題もニュースから絶えて久しいが、ソ連が悪いと言う前に、悪いソ連を創りだした無策にはもう少し光があたってもよい。

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    2014年02月01日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    いわゆる日本型の組織運営、特にリーダシップの問題を太平洋戦争の失敗をもとに論じたもの。今の電機メーカーの崩壊と同じように感じるのは、日本の組織運営の考え方に欠陥があるのでは。

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    2013年12月22日
  • 歴代陸軍大将全覧 昭和篇/満州事変・支那事変期

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    ネタバレ

    本書は昭和の陸軍に詳しい四人による座談会の速記録をまとめたものである。有名な人、無名な人ともにいるが読んでいて面白い。本書は座談会の記録という性質上、出典根拠が示されていない発言も多いため、人物批評は留意して読む必要があると思うが、読みやすく入門書としておすすめである。

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    2014年11月15日
  • ぶらり日本史散策

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    あまり歴史に興味がなくわからないことばかりではありましたが、軽快な文章で歴史に興味が持てました。歴史探偵といわれる理由がわかるような、なるほどぉと思うようなことも書いてあり勉強になりました。
    半分くらいは昭和史、第二次世界大戦あたりのことなので、学校の授業だと駆け足でやってしまうあたりなので、勉強しなおしたいと思いました。

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    2013年09月21日
  • 指揮官と参謀 コンビの研究

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    指揮官と参謀コンビの研究。コンビとして立ちまわった結果がどうなったかが書かれていて、読後に色々考えさせられる本。問題の本質が単純でなく、それぞれの生き方考え方が複雑に絡み合ってるが故に、問題解決が一筋縄でいかないということでしょうか。人と人の組み合わせと相性は難しい。戦場でのリーダーシップって何なんだろう。

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    2013年09月14日
  • 山本五十六

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    山本五十六の故郷・長岡の歴史~五十六の戦死までを綴った史伝文学。対英米戦争に反対の立場にありながら、太平洋戦争の指揮を執るという悲痛な立場にあった五十六の苦悩が伝わってくる。 真珠湾から、ミッドウェー、ガダルカナル島の戦いまでの流れがよく分かる。最近、戦争に関する様々な本を読んでいるが、ミッドウェーに負けたのが痛恨だったと思う。本書にもあったが、もしミッドウェーに勝っていたら歴史はどう変わっていただろうか。

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    2013年09月10日
  • あの戦争と日本人

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    7、8月に必ず読む終戦もの。半藤さんのバランス感覚と資料に裏付けられた発言は、目から鱗のことがままある。今回もそんな一冊でした。

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    2013年07月22日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    今現在の現状を理解するのに先の大戦ってとても重要だと思う。例えば、開戦の理由は石油をアメリカに止められたのが直接の要因で、エネルギーに関しては当時とあんまり変わっていない。負けた要因をきちんと分析、理解ることもこれまたとても重要。さっきバラカンさんのラジオで戦争は二度と起こしてはならない、みたいなこといってたけど、起こしてはならないからこそ、きちんと抑止力としての武力は必要だし、憲法もちゃんと改正しないといけない。戦争ダメの理想論だけで思考停止に陥るってのは、先の大戦の理解が足りないからなんだよね。

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    2013年03月10日