日中韓を振り回すナショナリズムの正体

日中韓を振り回すナショナリズムの正体

1,320円 (税込)

6pt

4.0

昭和史の泰斗2人が、いま日中韓で燃え上がるナショナリズムの実体について分析。背景にある歴史問題を直視し、憎悪の連鎖に歯止めをかけるための提言を行う。そして、他国に振り回されず権力に踊らされない、健全な日本人のナショナリズムの在り方についても示す――。大好評『そして、メディアは日本を戦争に導いた』に続く迫真の対談。

【主な内容】
はじめに 今こそ、歴史の教訓に学ぶ 半藤一利
プロローグ 「国家ナショナリズム」が「庶民ナショナリズム」を駆逐する
第一章 現代日本のナショナリズムが歪んだ理由
第二章 近代史が教える日本のナショナリズムの実体
第三章 中国と韓国の「反日感情」の歴史背景
第四章 現代の中国および韓国のナショナリズム
第五章 将来に向けての日本のナショナリズム
おわりに 憂うべき端境期にある日本社会 保阪正康

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日中韓を振り回すナショナリズムの正体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年05月16日

    ナショナリズム=愛国心は、愛郷心のようなかたちで本来誰にでもあるものだ。が、権力と結びついているナショナリズムというものがあり、それが意図的に前者のナショナリズムを扇動し、政治的に利用しようとする構図がある。それがタイトルにある、日中韓でいま相互不信をかりたてているナショナリズムの正体だ。それぞれの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月02日

     本書は、昭和史の大御所二人の対談である。「ナショナリズム」という妖怪を断罪する意見は、大いに説得力はあるが歴史の読み物としては、今ひとつ面白みに欠けるように思える。
     歴史書をある程度読んでいると、本書には新しい発見や知見は見いだせないように感じられて、物足りないのかもしれない。ちょっと、残念。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年04月04日

    留学時代、世界の色々な国の友人らと話していて、これまで自分は恥ずかしいほどに歴史を、特に近現代史学んでこなかったと自覚して以来、ずっといつかきちんと考えてみようと思っていた。

    半藤氏の昭和史などを読んでから、ついに気になっていたこの本を手にとった。

    一番印象に残ったのは「過去の戦争の直接の責任は...続きを読む

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