半藤一利のレビュー一覧

  • 指揮官と参謀 コンビの研究

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    先の戦争での指揮官と参謀の組み合わせ、人間関係、好悪の情がどのような影響を及ぼしたのかのエッセイ風の読み物。
    しかし、司馬遼太郎がノモンハンを書こうとして「魅力的な人間が一人もいない」と書けなかったように、先の戦争を通して小説の主人公として通用する人物の少なさよ…

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    2014年02月19日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    昭和史を研究したお二人からの警告。今の日本の状況はかなりまずいよと。
    現在のメディア同様、戦前のメディアもただ「売れる」という理由から、戦争の危機を訴える記事ではなく、戦争を煽る記事を書き続けたという。その方が「売れた」からだ。「売れる」ということは「求める」人たちが多数いるというわけで、しかしここを考えるとややこしくなるのでちょっと置いておくが、日本のメディアには「ジャーナリストというものは存在しない」ということをしっかりと心得た方が早いのではないか。
    書くことで生計を立てている者に崇高なものを求める方が間違っているのだ。
    もう1度言うが日本のメディアに「ジャーナリストはいない」し、「いたこ

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    2015年06月15日
  • 昭和の名将と愚将

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    対談形式なので読みやすく、内容は薄い。
    二人の会話の中で出てくる大戦時の指揮官の多くに実際会ってインタビューしている所が凄い。
    半藤一利だからこそ言える内容が多く、以降の本人と逢えなかった者には表現できないような仕草や言動の描写が有る。
    しかし、半藤氏がこの分野での大家過ぎて後進が育たず、本人にインタビューしたからといってその文章が絶対視されるようになりはしないかと不安になるぐらいいろんな人間と会っている。

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    2013年12月04日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    ネタバレ

    付箋つけたとこ。
    ・漱石「坊っちゃん」は中学校を下敷きにして大学を皮肉っている。
    ・「こころ」の奥さん……女の人が思われていることに気づかないわけがない。
    ・「草枕」のユートピアは俳句が下敷き。
    ・零戦は描くのが難しい機体。
    ・日本は守れない国。資源を持たざる国。だから原発を。
    ・大和や武蔵は武力誇示宣伝に使えばよかったのに、あえて隠匿した。
    ・腰ぬけ愛国論だってある。
    ・ひとつのジャンルは50年。アニメも。鉄腕アトムがちょうど50年前。
    ・実際に立っていた建物と、現代の観客がそれを無化の姿と思えるかどうか。
    ・隅田川には空母の代わりに橋が建てられた。
    ・芥川を主役にした探偵モノ。とぼけた推理

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    2013年09月21日
  • 日本国憲法の二〇〇日

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    戦後の状況がよくわかった。生き証人の言葉は強い。
    日本国憲法の崇高な理念が多少なりとも理解でき、昭和天皇とマッカーサー元帥の関係も初めて知ることができた(今までに類書を読んでいなかっただけ)。

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    2013年08月30日
  • 歴代海軍大将全覧

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    帝国海軍が始まって以来の、全ての海軍大将についての考察が書かれている本です。

    兵学校のクラスヘッドであっても、中将から大将に昇格するのは非常に大変です。そこでこの著書は、大将に昇格できた要因を、戦果や歴任してきたポスト、どのような人間で構成される派閥に属していたか等のヒントをもとに考えていきます。

    ロンドン海軍軍縮条約や軍令部の権限強化について、「この提督が1枚噛んでいなければ・・」と思わせるような、戦争責任を負ってもおかしくない大物提督に注目して読まれると、帝国海軍の敗因が少し見えてきます。

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    2013年08月29日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    昭和史を語る際にいつも示唆を受ける半藤、保阪に右よりの中西が加わり、どのような討議になるのか興味深いところでした。昭和の大戦という際に、日米戦争を分けて、中国に対しては明らかに侵略戦争であったという半藤、保阪に対して中西は何となく曖昧な姿勢であると思いました。それだけに日本が反乱もなく、一致して闘っていけたのは米英に対して自衛=興国存亡の危機にあるという意識が強かったからだという一致した考えもなるほどと思いました。このタイトルではなく、「なぜ負けることが分っている戦争をしたのか」という観点から、日本の指導層に対する厳しい批判は今の私たちの姿勢(政治だけでなく、企業においてさえ)に反省させられる

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    2013年08月21日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    ネタバレ

    ■本の題名から内容をかなり期待したが、全体的には思ったより面白いとは言えなかった。
    ■日本型リーダーを、第二次世界大戦時の軍人の行動から考察。
    ■しかし、日本型リーダーは陸軍にのみ存在したわけではない。
    ■題名は日本だが、実際は軍人のリーダーシップ面からの敗戦論。
    ■驚いたのは、日露戦争時の大山巌元帥と東郷平八郎の行動。巷間言われているような鷹揚なものではなく、リーダー自らが危機に立ち向かったことが史実だということ。リーダーは神輿に担がれていてはならないのだ。きちんと部下の行動を管理し、必要な時は自分が行動し、責任も取るという行動が大切だということ。それがわかっただけでも、この本は一読の甲斐は

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    2014年01月19日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    平積み棚を見て。◆311の政府の有様を見て著者が筆を執らずにはいられなかった模様。◆太平洋戦記の著者の昔話の焼き直し。一応、五十六の難点を指摘。◆◆参謀が責任ないのに権力を握ることを日本型リーダーと指摘。◆成功体験を繰り返すこと。

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    2020年07月27日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    いかにあの戦争が非合理的な意思決定の積み重ねとして開戦され、続けられたかが綴られている。「あの方がそこまで言われるのなら、勝ち目はないけれど、一緒にやってみよう」という精神論。今に至っても尚、似たような論調を耳にするのは気のせいだろうか。印象に残ったのはアーリア民族至上主義のヒトラーが何故日本と組んだのか。そして特攻、玉砕、零戦、戦艦大和に関するくだり。今後のためにももっと意思決定における説明責任を追求すべきだと思う。それに事後のaccountabilityも欠かせない。

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    2013年02月02日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    一般向けに半藤が講演してきたエッセンスを文書に起こしたという体裁。読みやすいがどこかで半藤自身あるいは他の人が紹介してきた内容の総覧という感じ。忙しいオジサンには読みやすくて扱いやすいだろう。

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    2018年10月14日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    6名のそうそうたる面々によるが大東亜戦争に関する座談会。
    半藤一利・保坂正康・中西輝政・戸高一成・福田和也・加藤陽子の6名。僕自身かつてその著作で勉強させてもらった人も多くいます。また、この6人の大東亜戦争に対する立ち位置が微妙に違っているので、そのあたりも興味深く読ませてもらいました。

    ただ、内容が非常に多岐に渡るため、それぞれの議論が尽くされていない印象があります。一致点を見つけて終了、といった感じです。もう少しテーマを絞り込むか、参加者を3人くらいにするかした方が、より深い議論が楽しめたのでは、と思います。

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    2012年09月01日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    太平洋戦争がなぜ起こったのかを色々な観点から見ていく。 日本の中国侵略から端を発してアメリカ・イギリス等々の包囲網からの石油のストップ。 日本は遅れてきた植民地政策による帝国であった。

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    2012年06月23日
  • 指揮官と参謀 コンビの研究

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    ちょっと簡単に書きすぎているのかなと。
    でもあえてコンビということで、それはそれでいいのかもしれない。

    これを読むと、所詮日本人は日本人、と思ってしまう。
    今の世の中ですら、あぁ、日本人だから仕方ないと、と。

    昔から変わらないものなのだなぁ。

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    2012年03月28日
  • 日本国憲法の二〇〇日

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    憲法制定までの政府とGHQとのやり取りがもっと詳しく述べられるのかと思いきや、ほとんど時間の経過に沿って、事実のみを簡単に表しているだけなので物足りなさを感じた。 ところで、15歳の少年には敗戦の意味はなかなか理解できなかったのではないだろうか。厭世的にもなれず、人生をリセットするほど生きてもいないし、どっちつかずの心持ちであったのだろう。それよりまして、一番の食べ盛り、本当にひもじい思いをして毎日過ごしたのに違いない。

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    2012年02月04日
  • 歴代陸軍大将全覧 大正篇

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    本書は四人の識者が日本陸軍大将について語った速記録の大正編である。
    有名な人から今となっては無名の人までいて興味深い。大正編までは藩閥がものをいう一面があったのが特徴である。意外と評価の低い人もいました。昭和編にも期待です。

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    2013年11月04日
  • 歴代陸軍大将全覧 明治篇

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    本書は陸軍大将全員の人物像と業績を四人の歴史家が紹介した座談会の記録である。 明治篇では維新の建軍から日露戦争までをカバーしている。
    有名な方から歴史に埋もれてしまった方までいて興味深い。

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    2013年11月04日
  • 山本五十六

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    山本五十六の後輩である著者が、過去に著した文を整理して書き直した著作で全体を貫く一貫した主題はないが、かえって山本五十六の人となりをいろいろな側面から知るきっかけになる。著者は山本贔屓と明言して書いているが、戦後雑誌に掲載された愛人の存在にも記述が及び、一面的な見方に偏る事無く山本五十六を見る事ができる。

    政府または海軍という組織にあって自らの大局観にもとづき発言、行動した。しかし一方で反対派を見下していることを露にしがちで、組織内で本懐を遂げることなく、組織人として行動し終わった。対米英開戦が決まったときにこの人の人生は終わっていた。

    しかし、この本で一番印象の強かったのは次の文だ。

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    2011年12月25日
  • 日本海軍の興亡 戦いに生きた男たちのドラマ

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    ネタバレ

    宮部みゆきの『蒲生邸事件』のテーマにもなっているが、歴史の大きな流れ、特に1つの国家・組織が破綻していく流れというのは、個人ではどうにもとめられないものがある。

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    2011年11月07日
  • 漱石俳句探偵帖

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    途中で書かれていたのだが、どうやらこの人は「ノモンハンの夏」を書いた人であるらしい。嘘をつけと思ったが本当でした。ええぇ全然違うくないですか!そして漱石の義理の孫だと。へえー。

    というのは置いておいて、本書は俳句を元に当時の漱石エピソードに照らし合わせて心情等を辿っていくといった構成。俳句は偉ぶらなくてずっと初期の漱石そのまんまって感じ。とはいえ、あんまり上手くないんじゃないの俳句。師匠(子規)にギタギタにされたんじゃ。弟子達にも結構滅茶苦茶に言われてるよね。

    でやっぱり面白いのは漱石本人、そして漱石一味のエピソード。
    ・胃病持ちの癖に何度も食べ過ぎでそれを悪化させる漱石。しかし決して食べ

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    2011年07月17日