半藤一利のレビュー一覧

  • あの戦争になぜ負けたのか

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    戦争の裏にあったエリートたちの多様な思惑や昭和天皇の孤独さ、特攻兵の上官たちの無責任さなどを知ることができ、新たな視点を得られた。

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    2015年01月24日
  • 三国志談義

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    歴史好きお二方による三国志談義。好きな登場人物ひとつをとっても百人十色の三国志だが、それにしても二人の博識・教養には舌を巻く。

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    2015年01月23日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    太平洋戦争からリーダーシップを学ぶ。二二六事件など気になることがいっぱいある。ほかの著作を読んでみよう。

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    2015年07月15日
  • 昭和史裁判

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    加藤氏と半藤氏の対談形式で、
    ・広田広毅
    ・近衛文麿
    ・松岡洋右
    ・木戸幸一
    ・昭和天皇
    について。
    このあたり詳しくないので、難しかったけれど、面白かった。

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    2014年12月02日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    異色な組み合わせの対談。
    果たしてどんな会話になるだろう?と全く想像がつかない組み合わせって、ついつい読んでみたくなる。

    そのうち一人が半藤さんときたらもう読むしかない。
    これまで、「昭和史」しか読んだことはないが、それがとても楽しい読書時間で。

    戦争を生き抜いた人たちが語る戦争は、教科書で読むような話とまるで違う。お二人とも、様々なことを知っているため、その知識の幅広さに驚かされっぱなし。
    こんな会話が、楽しめるような大人になれるといいな。

    「風立ちぬ」見てみよう。「草枕」読んでみよう。「隅田川の向こう側」読んでみよう。

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    2014年09月14日
  • 歴史をあるく、文学をゆく

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    八月を迎えると文学したくなる。しかし何を読もう、と思い悩むのもいつものこと。書店を回遊するのも良いけど、金ドルを買った今年は、キンドルで「文学」と検索して本書に辿り着いた。
    そういう意味では、やっぱり漱石か、という落胆も少し感じつつ、永井荷風という選択肢を示してもらえたのは収穫だった。「墨東綺譚」の舞台は墨田区の向島百花園のあたり、そしてここは半藤氏の育った地であるという。夏に読んで、秋に公園を訪れられたらいい。

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    2014年08月03日
  • それからの海舟

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    西郷隆盛との会談により、江戸城無血開城という一世一代の大仕事を成し遂げた勝海舟の、その後の生き方にスポットを当てた評伝です。事実を淡々と記述するのではなく、薩長嫌いを公言する著者が、海舟贔屓を前面に打ち出して、その江戸っ子らしい啖呵にエールを送っています。

    海舟と榎本武明を批判した、福沢諭吉の「痩我慢の説」に対しては、海舟擁護の論陣を張り、さらに若い頃に慶応義塾の熟長だった小泉信三に議論をふっかけて不興を買ったエピソードなども語られています。

    日本国のため、江戸城無血開城を実現した海舟が、明治の世になっても、日本のために「あひるの水かき」を続けてきたことを知ることができ、興味深く読みました

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    2014年06月17日
  • 漱石俳句探偵帖

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    著者は御年84歳になり、テレビの討論会に出ては、「反戦、反戦」と繰り返すのみで、論理的な議論の展開やディベートが出来ないのは見ていて痛々しい限りであるが、やはり文藝春秋の編集長・役員を務めただけあって、15年前に書かれた本書はそれなりに面白い。
    しかも、漱石の孫娘が伴侶なので、その伴侶や義理の母(漱石の娘の筆子)から聞いた漱石の身近な話がふんだんに出てきて、漱石をより身近な存在にしてくれる。
    痔瘻で苦しむ漱石、立ち小便をする漱石、屁を垂れる漱石、胃潰瘍に悩ませられながらも食意地の張った漱石等々、俳句の背景と共に素の夏目金之助を炙り出している楽しいエッセイです。

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    2014年06月13日
  • 昭和史裁判

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    半藤一利さんと加藤陽子さんによる、
    先の大戦に関わる対談集、といっても、

    ただの対談ではなく、戦時の主要メンバー、
    全部で5名に対する評価についての内容となっています。

    広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一、そして、昭和天皇。

    一方的な弾劾というわけではなく、それぞれが、
    検事役、弁護士役を入れ替えながら茶話的な感じで。

    まだまだ、基礎知識が足りていないなぁ、、と思いながらも、
    興味深く読めました、、近代史さらえ直さないと、です。

    そんな中、個人的に興味深かったのは、、

     “(先の大戦は)新聞が世論を煽り立てましたから”

    新聞という無責任なメディアについて言及されているのが興味

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    2014年06月05日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    30年後にはアジアも共同体になると考えれば、領土問題は先送りでもいいのでは?というのはなるほどと思う。◆◆漱石の草枕が俳句小説なのか…◆堀辰雄はよまないといけないのかな。◆◆隅田川の橋が、ロンドン軍縮会議の余波で軍艦の材料だったとは。◆◆ドイツ人は日本人が嫌いであること。

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    2020年07月27日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    作家 半藤一利と映画監督 宮崎駿の対談集。映画「風立ちぬ」を核に、二人の戦中戦後の思い出、漱石「草枕」、戦闘機、日本が失った自然や現代のこの国の問題点など、様々な視点を絡めた構成となっています。「風立ちぬ 」の背景にあるものを知ることができるのも中々興味深いです。

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    2014年03月21日
  • 指揮官と参謀 コンビの研究

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    先の戦争での指揮官と参謀の組み合わせ、人間関係、好悪の情がどのような影響を及ぼしたのかのエッセイ風の読み物。
    しかし、司馬遼太郎がノモンハンを書こうとして「魅力的な人間が一人もいない」と書けなかったように、先の戦争を通して小説の主人公として通用する人物の少なさよ…

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    2014年02月19日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    昭和史を研究したお二人からの警告。今の日本の状況はかなりまずいよと。
    現在のメディア同様、戦前のメディアもただ「売れる」という理由から、戦争の危機を訴える記事ではなく、戦争を煽る記事を書き続けたという。その方が「売れた」からだ。「売れる」ということは「求める」人たちが多数いるというわけで、しかしここを考えるとややこしくなるのでちょっと置いておくが、日本のメディアには「ジャーナリストというものは存在しない」ということをしっかりと心得た方が早いのではないか。
    書くことで生計を立てている者に崇高なものを求める方が間違っているのだ。
    もう1度言うが日本のメディアに「ジャーナリストはいない」し、「いたこ

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    2015年06月15日
  • 昭和の名将と愚将

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    対談形式なので読みやすく、内容は薄い。
    二人の会話の中で出てくる大戦時の指揮官の多くに実際会ってインタビューしている所が凄い。
    半藤一利だからこそ言える内容が多く、以降の本人と逢えなかった者には表現できないような仕草や言動の描写が有る。
    しかし、半藤氏がこの分野での大家過ぎて後進が育たず、本人にインタビューしたからといってその文章が絶対視されるようになりはしないかと不安になるぐらいいろんな人間と会っている。

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    2013年12月04日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    ネタバレ

    付箋つけたとこ。
    ・漱石「坊っちゃん」は中学校を下敷きにして大学を皮肉っている。
    ・「こころ」の奥さん……女の人が思われていることに気づかないわけがない。
    ・「草枕」のユートピアは俳句が下敷き。
    ・零戦は描くのが難しい機体。
    ・日本は守れない国。資源を持たざる国。だから原発を。
    ・大和や武蔵は武力誇示宣伝に使えばよかったのに、あえて隠匿した。
    ・腰ぬけ愛国論だってある。
    ・ひとつのジャンルは50年。アニメも。鉄腕アトムがちょうど50年前。
    ・実際に立っていた建物と、現代の観客がそれを無化の姿と思えるかどうか。
    ・隅田川には空母の代わりに橋が建てられた。
    ・芥川を主役にした探偵モノ。とぼけた推理

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    2013年09月21日
  • 日本国憲法の二〇〇日

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    戦後の状況がよくわかった。生き証人の言葉は強い。
    日本国憲法の崇高な理念が多少なりとも理解でき、昭和天皇とマッカーサー元帥の関係も初めて知ることができた(今までに類書を読んでいなかっただけ)。

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    2013年08月30日
  • 歴代海軍大将全覧

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    帝国海軍が始まって以来の、全ての海軍大将についての考察が書かれている本です。

    兵学校のクラスヘッドであっても、中将から大将に昇格するのは非常に大変です。そこでこの著書は、大将に昇格できた要因を、戦果や歴任してきたポスト、どのような人間で構成される派閥に属していたか等のヒントをもとに考えていきます。

    ロンドン海軍軍縮条約や軍令部の権限強化について、「この提督が1枚噛んでいなければ・・」と思わせるような、戦争責任を負ってもおかしくない大物提督に注目して読まれると、帝国海軍の敗因が少し見えてきます。

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    2013年08月29日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    昭和史を語る際にいつも示唆を受ける半藤、保阪に右よりの中西が加わり、どのような討議になるのか興味深いところでした。昭和の大戦という際に、日米戦争を分けて、中国に対しては明らかに侵略戦争であったという半藤、保阪に対して中西は何となく曖昧な姿勢であると思いました。それだけに日本が反乱もなく、一致して闘っていけたのは米英に対して自衛=興国存亡の危機にあるという意識が強かったからだという一致した考えもなるほどと思いました。このタイトルではなく、「なぜ負けることが分っている戦争をしたのか」という観点から、日本の指導層に対する厳しい批判は今の私たちの姿勢(政治だけでなく、企業においてさえ)に反省させられる

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    2013年08月21日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    ネタバレ

    ■本の題名から内容をかなり期待したが、全体的には思ったより面白いとは言えなかった。
    ■日本型リーダーを、第二次世界大戦時の軍人の行動から考察。
    ■しかし、日本型リーダーは陸軍にのみ存在したわけではない。
    ■題名は日本だが、実際は軍人のリーダーシップ面からの敗戦論。
    ■驚いたのは、日露戦争時の大山巌元帥と東郷平八郎の行動。巷間言われているような鷹揚なものではなく、リーダー自らが危機に立ち向かったことが史実だということ。リーダーは神輿に担がれていてはならないのだ。きちんと部下の行動を管理し、必要な時は自分が行動し、責任も取るという行動が大切だということ。それがわかっただけでも、この本は一読の甲斐は

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    2014年01月19日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    平積み棚を見て。◆311の政府の有様を見て著者が筆を執らずにはいられなかった模様。◆太平洋戦記の著者の昔話の焼き直し。一応、五十六の難点を指摘。◆◆参謀が責任ないのに権力を握ることを日本型リーダーと指摘。◆成功体験を繰り返すこと。

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    2020年07月27日