半藤一利のレビュー一覧

  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    昭和史の研究家・半藤・保阪氏などの対談・鼎談集。昭和天皇の幼少期の意外な話から、摂政時代、そして昭和まで。実に豊富な記録が残っているのは歴史解明において有効だと思い、このような記録が発表されたことへの半藤氏たちの喜びが感じられる。一方であまり書かれなかったマッカーサーとの対談への不満も。戦争勃発後、昭和天皇が母・貞明皇太后に叱責されることに気を遣う様子など、昭和天皇の人となりを感じる一方で、軍・政から実権のない立場に祭り上げられ利用された人生への同情も禁じ得ない。「トラトラトラ」、「日本で一番長い日」などの映画を見た記録が残っているのも実に面白い。やはり戦争との関わりを読み解くことが最関心事で

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    2015年06月22日
  • ドキュメント 太平洋戦争への道 「昭和史の転回点」はどこにあったか

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    ロンドン軍縮会議で表面に現われ出た統帥権干犯問題から始まり、日本が戦争へと突き進んでいくプロセスを、ドキュメンタリー形式で描き出しています。

    阿川弘之によって米内光正、山本五十六、井上成美らの人物像が広く知られるようになりましたが、著者は「海軍善玉論」を信じ込むことは歴史理解を誤ると述べています。本書では、山本の懸念をよそに時流に乗り遅れるなとばかり南方進出へ向かっていった海軍の石川信吾らについて、比較的詳しく扱っています。

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    2015年04月29日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    ふたりのおじいさんが好きな話題でしゃべり続ける、考え方の方向性はいろいろあっても愛国談義だ。
    知識としてもっていない話題は分かりにくかったりするけど、ふたりの話しを横で聞いている気分だとすると、いろいろ興味もわいてくる。

    じぶんたちがジジイになった時にこういうはなしができるかな…

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    2015年04月23日
  • 歴代海軍大将全覧

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    対話形式になっているので読みやすい。
    77人の海軍大将の事跡を追っているのだが、マニア以外に読む人いるんかな?(笑

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    2015年04月18日
  • 三国志談義

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    あぁ、もう二人とも楽しそうで何よりです。

    深い知識を持ち合わせたもの同士の放談なので、楽しそうな雰囲気がいですね。自分としては勉強になります。

    今更だけど、思わず唸ってしまったのは、地図の感覚の話。
    日本の地図感覚だと、中国だとえらいことになりますよ。
    そらそうだ。国土の広さ違いすぎるもの。
    言われてみれば納得。でも、ついつい日本の感覚で見てしまい勝ち。
    気をつけます。

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    2015年03月17日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    (隅田川の環境は)昭和二十四年、二十五年、ぐらいまではよかったん

    朝鮮戦争というのは、戦後日本をある意味では救ったのですが、いっぽう日本の自然をぶっ壊す最初のきっかけだったのではないかと思います。

    つくづく思うのですが、この国は守れない国なんです。
    海岸線が長い。世界で六番目に長い。アメリカよりもオーストラリアよりも長いん

    ライト兄弟がはじめて飛行に成功したのは一九〇三年

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    2015年03月15日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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     戦時中に活躍したリーダーを分類して、彼らの行動を詳細に検証するという趣向の本である。日本は敗戦しているわけだから、ダメなリーダーたちのオンパレードだ。この本でいうところの完璧なリーダー像をイメージすると神に限りなく近くなりはしないだろうか、そんな人は存在しないのだから個人に期待しすぎてはいけない。戦いに勝てる組織のあり方が問われているのである。

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    2015年03月12日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    博覧強記のお二人なので話について行くのが大変。書き起こしも編集もそれなりの知識がないと話が繋がらなくなるので大変だったのでは…。
    直接的な「愛国論」的なものは終章のほんの一節に登場します。
    あとは行間と文脈で判断してください。

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    2015年03月04日
  • 日中韓を振り回すナショナリズムの正体

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     本書は、昭和史の大御所二人の対談である。「ナショナリズム」という妖怪を断罪する意見は、大いに説得力はあるが歴史の読み物としては、今ひとつ面白みに欠けるように思える。
     歴史書をある程度読んでいると、本書には新しい発見や知見は見いだせないように感じられて、物足りないのかもしれない。ちょっと、残念。

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    2015年02月02日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    戦争の裏にあったエリートたちの多様な思惑や昭和天皇の孤独さ、特攻兵の上官たちの無責任さなどを知ることができ、新たな視点を得られた。

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    2015年01月24日
  • 三国志談義

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    歴史好きお二方による三国志談義。好きな登場人物ひとつをとっても百人十色の三国志だが、それにしても二人の博識・教養には舌を巻く。

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    2015年01月23日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    太平洋戦争からリーダーシップを学ぶ。二二六事件など気になることがいっぱいある。ほかの著作を読んでみよう。

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    2015年07月15日
  • 昭和史裁判

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    加藤氏と半藤氏の対談形式で、
    ・広田広毅
    ・近衛文麿
    ・松岡洋右
    ・木戸幸一
    ・昭和天皇
    について。
    このあたり詳しくないので、難しかったけれど、面白かった。

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    2014年12月02日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    異色な組み合わせの対談。
    果たしてどんな会話になるだろう?と全く想像がつかない組み合わせって、ついつい読んでみたくなる。

    そのうち一人が半藤さんときたらもう読むしかない。
    これまで、「昭和史」しか読んだことはないが、それがとても楽しい読書時間で。

    戦争を生き抜いた人たちが語る戦争は、教科書で読むような話とまるで違う。お二人とも、様々なことを知っているため、その知識の幅広さに驚かされっぱなし。
    こんな会話が、楽しめるような大人になれるといいな。

    「風立ちぬ」見てみよう。「草枕」読んでみよう。「隅田川の向こう側」読んでみよう。

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    2014年09月14日
  • 歴史をあるく、文学をゆく

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    八月を迎えると文学したくなる。しかし何を読もう、と思い悩むのもいつものこと。書店を回遊するのも良いけど、金ドルを買った今年は、キンドルで「文学」と検索して本書に辿り着いた。
    そういう意味では、やっぱり漱石か、という落胆も少し感じつつ、永井荷風という選択肢を示してもらえたのは収穫だった。「墨東綺譚」の舞台は墨田区の向島百花園のあたり、そしてここは半藤氏の育った地であるという。夏に読んで、秋に公園を訪れられたらいい。

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    2014年08月03日
  • それからの海舟

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    西郷隆盛との会談により、江戸城無血開城という一世一代の大仕事を成し遂げた勝海舟の、その後の生き方にスポットを当てた評伝です。事実を淡々と記述するのではなく、薩長嫌いを公言する著者が、海舟贔屓を前面に打ち出して、その江戸っ子らしい啖呵にエールを送っています。

    海舟と榎本武明を批判した、福沢諭吉の「痩我慢の説」に対しては、海舟擁護の論陣を張り、さらに若い頃に慶応義塾の熟長だった小泉信三に議論をふっかけて不興を買ったエピソードなども語られています。

    日本国のため、江戸城無血開城を実現した海舟が、明治の世になっても、日本のために「あひるの水かき」を続けてきたことを知ることができ、興味深く読みました

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    2014年06月17日
  • 漱石俳句探偵帖

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    著者は御年84歳になり、テレビの討論会に出ては、「反戦、反戦」と繰り返すのみで、論理的な議論の展開やディベートが出来ないのは見ていて痛々しい限りであるが、やはり文藝春秋の編集長・役員を務めただけあって、15年前に書かれた本書はそれなりに面白い。
    しかも、漱石の孫娘が伴侶なので、その伴侶や義理の母(漱石の娘の筆子)から聞いた漱石の身近な話がふんだんに出てきて、漱石をより身近な存在にしてくれる。
    痔瘻で苦しむ漱石、立ち小便をする漱石、屁を垂れる漱石、胃潰瘍に悩ませられながらも食意地の張った漱石等々、俳句の背景と共に素の夏目金之助を炙り出している楽しいエッセイです。

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    2014年06月13日
  • 昭和史裁判

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    半藤一利さんと加藤陽子さんによる、
    先の大戦に関わる対談集、といっても、

    ただの対談ではなく、戦時の主要メンバー、
    全部で5名に対する評価についての内容となっています。

    広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一、そして、昭和天皇。

    一方的な弾劾というわけではなく、それぞれが、
    検事役、弁護士役を入れ替えながら茶話的な感じで。

    まだまだ、基礎知識が足りていないなぁ、、と思いながらも、
    興味深く読めました、、近代史さらえ直さないと、です。

    そんな中、個人的に興味深かったのは、、

     “(先の大戦は)新聞が世論を煽り立てましたから”

    新聞という無責任なメディアについて言及されているのが興味

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    2014年06月05日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    30年後にはアジアも共同体になると考えれば、領土問題は先送りでもいいのでは?というのはなるほどと思う。◆◆漱石の草枕が俳句小説なのか…◆堀辰雄はよまないといけないのかな。◆◆隅田川の橋が、ロンドン軍縮会議の余波で軍艦の材料だったとは。◆◆ドイツ人は日本人が嫌いであること。

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    2020年07月27日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    作家 半藤一利と映画監督 宮崎駿の対談集。映画「風立ちぬ」を核に、二人の戦中戦後の思い出、漱石「草枕」、戦闘機、日本が失った自然や現代のこの国の問題点など、様々な視点を絡めた構成となっています。「風立ちぬ 」の背景にあるものを知ることができるのも中々興味深いです。

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    2014年03月21日