半藤一利のレビュー一覧

  • 語り継ぐこの国のかたち

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    半藤さんは1930年〈昭和5年〉5月21日 生まれで、 2021年〈令和3年〉1月12日に亡くなられている。

    江戸時代の終わりから現代まで、日本で起きた戦争で、何が誤りだったのかを、平和主義者の半藤さんの眼で説いていく。
    特に日露戦争から太平洋戦争までの流れの中で、日本軍の誰がどういう行動をしていたかは非常に参考になった。
    太平洋戦争では、特に帝国陸軍の司令官や参謀の暴走が、結果的に300万人以上の人の命と、とてつもない財産を奪うことになる。陸海軍人の死者は約240万人だったが、7割は広義の餓死で、食糧の補給がされず島々に見捨てられた無念の死だと言う。
    昭和53年 靖国神社にA級戦犯が合祀さ

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    2022年07月27日
  • 昭和天皇物語 10

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    「話せば分かる」その声虚しく犬養毅暗殺。一方で首謀海軍将校に対する助命嘆願多数の世論状況。
    満州国の存在により列強に追い込まれ国際連盟脱退。陸軍の派閥闘争と、天皇の軍部統制力低下。
    追い込まれて行く大日本帝国。 国体はこの時点で限界にあったと見える。

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    2022年07月15日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    全体を通してめちゃくちゃ面白かった!!
    読みやすい。
    賛否両論あるんでしょうが、
    明治維新が教科書だけで記されるような輝く歴史ではないとは思うので、その辺りもきちんと理解できる歴史書になっているかと。


    第1章: ペリーのルートが那覇→小笠原諸島→江戸
    江戸がダメなら、沖縄か小笠原諸島を港にしようと目論んでいた。
    ペリーの来た理由:
    これまでは、蒸気船の燃料である石炭の補給地、捕鯨船の寄港地にしたかったというのが最有力だったが、それよりはシーパワー=自分達の国益のために太平洋航路を開く、というのが最大の目的という見方。

    日本人の、「起きて困ることは起こらない」という見方も面白いなぁ。太平洋

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    2022年08月03日
  • 昭和天皇物語 10

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    ついに

    ついに常任理事国の日本が国際連盟から脱退することになります。
    今、ウクライナ問題で常任理事国であるロシアの拒否権について議論されることもありますが、国際連盟の時に常任理事国である日本を過度に追い詰め過ぎて外交手段が断たれてしまったという教訓もあって現在の国際連合があるらしいです。

    #深い #タメになる #ダーク

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    2022年06月26日
  • 聖断 天皇と鈴木貫太郎

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    「半藤一利」のノンフィクション作品『聖断 天皇と鈴木貫太郎』を読みました。

    『聯合艦隊司令長官 山本五十六』、『完本・列伝 太平洋戦争―戦場を駆けた男たちのドラマ』に続き「半藤一利」の太平洋戦争に関する作品です。

    -----story-------------
    聖断がくだり、そして戦争は終わった――。

    連合艦隊の消滅、沖縄の陥落、広島・長崎への原爆投下、ソ連の満洲侵攻など、刻一刻と破局へと突き進んでいった戦争末期の日本。本土決戦が当然のように叫ばれ“一億玉砕論”が渦巻く中、平和を希求する昭和天皇と心を通い合わせ、二人三脚で戦争を終結に導いた一人の老宰相がいた。
    その名は「鈴木貫太郎」。

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    2022年06月04日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    近現代日本史の碩学、三人(半藤一利、保阪正康、加藤陽子)による鼎談。元は2017年8月15日にNHラジオで放送された番組に加筆されたもの。日中戦争については、現在のロシアによるウクライナ侵攻と重ね合わせて読むこともできる。
    万民必読の書といえるかも。

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    2022年06月03日
  • 昭和天皇物語 10

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    現在の国際情勢との相似

    最近の国際情勢や国連の機能不全を見ていると、この巻で当時の日本が置かれた状況や国際連盟とのやりとりに色々考えさせられる。全ては同じではないにしても、政治家と軍の闘争、軍の中での争い、国民感情、国家間の思惑など現在の状況の相似形に見えるところが多々ある。昭和天皇の思いとは別の方向に情勢が否応なしに進んでいってしまう様は本当に読んでいて辛い。

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    2022年05月30日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    昭和史同様、
    本棚から引っ張り出してきて
    再読。
    半藤さん自身も語っているが
    これは維新と言う名の
    薩長の下級武士によるクーデター。
    封建制度を疑い、改革を一気に進めた
    25年間を半藤一利さんが
    分かりやすく
    レクチャーしてくれてます。
    世界と肩を並べる為に
    必要な事だった維新。
    しかしながら、
    将来の日本の在り方を
    余り考えずに
    その場しのぎで
    進んだと考えられる側面もあった。
    うーん。
    西郷隆盛さんを改めて偉大な人物と
    感じました。
    この人がいなければ、今の日本は
    なかったかもしれませんと。

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    2022年05月08日
  • 昭和天皇物語 9

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    ついに

    ついにここまできたかという感。
    陸軍も海軍も文民統制からほど遠く、統帥権を持っている天皇すらも軽んじる。

    #ドキドキハラハラ #ドロドロ #アガる

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    2022年04月23日
  • 昭和天皇物語 9

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    昭和は長い

    思ってた以上に引き込まれました。
    全てではないのでしょうが、いいのかな?という思いもありつつ
    中々知れない様々な事柄など漫画を通して知れて良かったです。

    明治時代も大正時代も多少なりとも垣間見えました。
    楽しみにしています。

    #アツい #エモい #タメになる

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    2022年04月02日
  • 風の名前 風の四季

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    日本人が風に寄せる想いは果てしがない。それは、膨大な風の名称の存在に現われている。半藤一利氏と荒川博氏が、四季の風とそれ以外に分け、風の名称を織り込んだ和歌、短歌、俳句、俗謡、民謡などを取り上げて、蘊蓄の限りを尽くす。滋味深い読書体験を必ず約束する一冊。
    私個人としては、熱い夏の日の木陰で味わうそよ風を最も愛する。残念ながら、特にこういう風は取り上げられていない。生活に密着した風の多くが挙げられている。

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    2022年03月07日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

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    半藤氏はTV番組では太平洋戦争の話題の時に生き証人のように登場されていた。貴重な戦前戦後の語り部の逝去を惜しむ声が多い。私はあまり雑誌を読まないので、こんなに軽妙でおもしろいエッセイの方だとは知らなかった。私の祖父母はよく昔の話をしてくれて、それを聞くのが楽しみだった。思えばそんな読後感。氏は昭和20年代に文春に入社され、新人時代に坂口安吾氏のところへ原稿を取りに行ったそうです。銀座のビルの上から富士山が見えたそうです。軽く楽しい物から専門的な資料まで、有るだけ全部遺稿を出版してほしい。

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    2022年02月27日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    日本史、特に近現代史が苦手な私にとって、辞書代わりに
    スマホを手に読んだ。
    今もほぼ変わらぬ、いや後退している日本の様子に一社会人として、なんだか嫌になりつつあるが、まぁそれでも、
    先人たちを反面教師に、こんなふうにはならない様に気をつけたい。

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    2022年02月27日
  • 世界史のなかの昭和史

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    日本の学校では、戦争について、あまり教えず
    テレビでは、日本から見た、日本に起きた戦争の悲劇が多い、日本があの時代にどうやって列強諸国に
    飲み込まれ、大きな過ちの戦争をやったのか
    これは、それを教えてくれる大事な著者。

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    2022年02月20日
  • 昭和天皇物語 1

    jn

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    学べる

    平成生まれですし、天皇について全然知らなかったのですが、漫画でわかりやすく読めました。絵も見やすくて、おすすめです。

    #深い #感動する

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    2022年02月14日
  • 昭和史をどう生きたか 半藤一利対談

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     澤地久枝さん、保阪正康さん、戸髙一成さん、加藤陽子さん、梯久美子さん、野中郁次郎さん、吉村昭さん、丸谷才一さん、野坂昭如さん、宮部みゆきさん、佐野洋さん、辻井喬さん。これら12人の方々と半藤一利さんとの「昭和の時代」をテーマにした対談集です。
     半藤さんの著作は、今までも何冊も読んでいますが、本書においても半藤さんの言葉は強く心に沁み入ります。この真っ当な想いは、大切に持ち続けなくてはなりません。

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    2022年02月14日
  • 日本人の宿題 歴史探偵、平和を謳う

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    ネタバレ

    半藤さんが亡くなってから、著書に触れることが多くなった。
    先日、職場の若手から、「どうして西暦と元号にこだわる人っているんですか?どっちでも良いじゃないですか。」と言われてびっくりした。
    彼らにはどうでも良いことで、西暦にこだわる人の思いを知ろうとしないその言動に正直驚くだけでなく失望した。
    この本にも書いてあるが、ネットが広がり便利になる一方で、自分の興味のあることしか目を向けなくなる今の風潮に、この国のこれからについて危機感を持つ。
    教育者として、私は何ができるか、深く考えさせられた一冊。

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    2022年02月10日
  • それからの海舟

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    勝海舟という人物について、あまり知識を持っていなかったが、ようやっとその偉大さがわかった。江戸城無血開城は大手柄。しかし、それでも戊辰戦争を防げなかったところにこの国の問題があるということがわかる。

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    2022年01月30日
  • 語り継ぐこの国のかたち

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    ネタバレ

    日本の過去に起こった戦争。
    それをただ単に
    過去の事象として見ていくのではなく
    それらを きちんと教訓としていくべきであると
    著者は語っている。

    戦争中は 戦果が悪いのにも関わらず
    不都合な事実は上に伝えない。
    他国の武器の向上を知りつつも
    改善しなかった。
    敵が自動式銃を使っていたのに
    日本は旧式の銃だった。
    それは 三八式銃の玉が沢山作ってしまっていたから。
    (そんな理由で?!)
    戦車など 敵は厚い鉄板だけど日本はぺらぺら。
    当時の偉い人達は そういう他国の情報など
    知らなかったというのではなく
    知っていたのに 無視して今までの事に固辞していった。
    更に 底知れぬ 無責任さ。
    精神論で勝

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    2022年01月09日
  • 昭和天皇物語 9

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    戦争に向かう緊迫感

    昭和天皇が悩みもがいている姿が伝わってくる。立憲君主国の体制下で天皇のあるべき姿を求めて悩み続けていたのだろう。昭和天皇の思いとは別に、軍部が勝手な行動を起こし、戦争がどんどん近づいてくる緊迫感がすごい。

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    2021年12月31日