半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和天皇物語 1

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    作者すごい

    漫画家を目指す身として作者の凄さに驚きました。昭和天皇という一人の人間をとことん掘り下げた素晴らしい作品です。

    #萌え #感動する #エモい

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    2021年11月01日
  • 昭和天皇物語 9

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    能條純一『昭和天皇物語 (9)』小学館。

    昭和という激動の時代に若くして天皇となった裕仁の苦悩が描かれる。時代と共に皇室の形は大きく変わったが、国民の模範であろうとする天皇は変わることが無いようだ。天皇、政府、陸軍とそれぞれが相容れない願望と信念で異なる道を模索する。若き天皇の下した決断は……

    昭和6年。中国大陸で日本の陸軍『関東軍』が暴走し、溥儀を担ぎ上げ、満州国の建国を画策する。陸軍の暴走を食い止めようと決断を下した天皇だったが……

    最近の皇族の結婚騒動を見ると、皇室というよりも宮内庁のインテリジェンスの質の低下が招いた騒動であるように見える。皇族の結婚相手の本質も見極められない宮内

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    2021年10月30日
  • あの戦争と日本人

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    ネタバレ

    亡くなったことをきっかけに手にとって、あぁ、どうして生きているうちにちゃんと読んでおかなかったのかと後悔。

    戦略がない、精神論だけ、先の対戦の反省が今の日本に活かされているのか、いや、これからこそ、この退潮の時代を精神論でなくどう切り開くべきなのか作者の声を聞きたかった。

    最近、組織について考えることが多く、エリートを集めた軍部も、自分の周りの小さな組織も、病理は一緒なのでは、という気持ちになった。

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    2021年10月13日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    非常に面白い!幕末、明治期を深く知ることが出来る本です。河井継之助の長岡藩が好きだったのですが、何故薩長軍と戦わざるを得なくなったのか、腑に落ちました。

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    2021年10月04日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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    太平洋戦争開戦に至る意思決定がどのようにされたのかに迫るため、当時の日本軍関係者との座談会により事実を掘り起こしていく。日中戦争の泥沼化と米国との経済格差を含む地政学的な不利を把握しながら、陸海軍の対立や外務省のナチスへの傾倒、文民の戦争への無理解が、無謀な対米開戦に導いたとし、単純な陸軍悪玉論を否定する。意思決定において事実を重視せず、個人の思い込みや組織間の関係が大きく影響する様は現代のあらゆる場面においても共通する病理ではないだろうか。

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    2021年09月24日
  • 墨子よみがえる

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     著者の半藤一利さんの著作は、今までも何冊も読んでいますが、今回の著作は扱っているテーマがちょっと毛色が異なっていたので気になって手に取ってみました。
     ご存じのとおり「墨子」は、中国戦国時代、諸子百家の墨家の開祖で平和主義・博愛主義を説いたと言われています。
     本書では、この墨子の論をまさに半藤流の語り口で縦横無尽に解説していきます。ところどころでの確信犯的な脱線のトピックも楽しいですね。
     ただ、この著作で高らかにうたわれている半藤さんのメッセージ、「非戦」への決意はとても大切な志だと思います。巻末の中村哲さんとの対話の内容も併せて思うに、お二人ともとても素晴らしい方だったと本当に残念でな

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    2021年09月22日
  • 戦争というもの

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    企画の段階では、37の「名言」を取り上げる予定だったが、2021年1月に著者が亡くなり、14の「名言」となったそう。残り23の言葉についても、著者の説明と共に知りたかったです。

    学生時代には、戦争のことを学ぶ機会もあり、修学旅行などで、原爆資料館などを訪れることもあり、戦争の悲惨さを知り、憲法9条の問題なども、もう少し、日ごろから考えることがあったように思う。
    しかし、社会人になり、日々の生活に追われるようになると、いつの間にか、戦争のことを正面から考える機会が無くなっていく。
    徐々に、戦争だけは絶対にいけない、そんな上っ面な言葉だけが自分の中に残りつつも、戦争とはなんだったのか、新たに知る

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    2021年09月15日
  • 戦争というもの

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    はじめて手にした半藤一利さんの本が遺作になってしまったことが悔しいです。
    もっと続きを読みたかったです。

    後半、特に沖縄のところは胸に迫るものがありました。「県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを」と残して自決された司令官の大田実少将の電文に心打たれました。
    こんなふうに沖縄の人々に寄り添った人もいたのだと胸が熱くなりました。

    奥様(エッセイスト)の解説とお孫さん(編集者)の編集後記にも感動しました。

    著者本人の企画書のとおり、まさに“孫に知ってほしい”戦争の名言の数々、
    若い方こそ読むべき本ではないかと思います。

    知りたい事はまだまだあるので、今後も戦争関連の本は読んでいきたいと思

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    2021年09月09日
  • 昭和天皇物語 8

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    ネタバレ

    いよいよきな臭い時代に時代に入ってきた。満州事変、226事件に向かって不穏な雰囲気。私生活でも、内親王はたくさん誕生してもなかなか親王に恵まれず、追い込まれていく裕仁天皇と良子皇后…。しかし、昨今の皇室のかれこれの問題を思うと、この時代のように皇室の為を想って敢えて厳しいことも諫言する方は宮内庁の職員さんには全然おられないのでしょうか、それとも皇族側にそれを聞き自己を省みる素地が皆無なのでしょうか…。

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    2021年09月03日
  • 世界史のなかの昭和史

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    戦前、戦中の世界と日本の関係を、同時並行的に確認でき、大変に感動した。
    ポイントとなる出来事を年表でしか覚えていなかったが、当時の世界は同時に複合的に、過去からの連続、地政リスクからの各国の思惑と駆け引きにより、世界中を巻き込む第二次世界大戦となったことを知る事ができた。
    学問としてよりも、歴史から人間を学ぶ書物として、多くの人が手に取ってほしいとおもったし、今まで読まなかった事を残念に思うくらいの名著だと感じた。

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    2021年09月02日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

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    風船爆弾でペスト菌をアメリカにばら撒くと言う計画があったのは初めて知った。731部隊の存在は重い。日本の軍人は官僚化していた、それに対して米国のミニッツ提督はビジネスマンの如く機敏に動いたと言う指摘も印象的。

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    2021年08月29日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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    やるせない。ヒトラーのように信念や狂気で開戦を決意したのならまだ諦めもつくが、単に無能な指導者たちが流れや空気で何となく戦争を始めてしまうのは本当にやるせない。しかしここに出てくる旧参謀たちは、いくら戦後の回想とは言え、どうしてこうも他人事で無責任な言いようなのだろう。おまけに戦略眼が米軍に比べて子供レベル。なんだかもう一度戦争が始まってもおかしくないように思える。
    そうならないために半藤氏らが正確な歴史を紐解き、後世にこういうバカ者たちがいたことを残してくれた。半藤氏の反戦、平和への貢献は極めて大きい。心よりご冥福をお祈りいたします。

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    2021年08月28日
  • あの戦争と日本人

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    著者の半藤一利氏が今年亡くなられ終戦の8月になり氏の本を初めて読む。
    一度は読むべき本と思う。
    教科書で習った明治時代の富国強兵、脱亜入欧から軍国主義全盛の昭和、あの戦争がどれだけ悲惨だったか、その思いに耐えて読まないといけない。
    昭和天皇から当時の皇太子宛の手紙の内容、戦争とは関係ないと思っていた宮沢賢治の以外な活動など、初めて知る事ばかり。
    終戦の8月になると著者に去来する思い「死者は
    私達が思い出すかぎり行きている」、慰霊の念は忘れてはならない。

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    2021年08月17日
  • 戦争というもの

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    半藤一利さんは特に近現代史の研究家として第一人者であろう。しかし、安倍前首相や、その取り巻き達からは嫌われていた。第2次大戦における後世に伝えたい言葉を紹介したこの本は、半藤さん最後の著書である。
    まずは山本五十六。真珠湾奇襲にあたり指揮官だけの会議において「日米交渉が成立したら、例え攻撃機発進後でも直ちに帰投せよ」と指示したところ、機動部隊司令長官南雲中将は「実際問題として実行不可能」と発言。山本長官は「兵を養うは、一に国家の平和を守らんがためである。これができない指揮官は即刻辞表を出せ!」と叱責。各指揮官は全員シュンとなったという。司馬遼太郎は当時の日本について「現実の日本は、アメリカに絹

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    2021年08月17日
  • 昭和天皇物語 8

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    ネタバレ

    張作霖爆殺事件に対し、事態を有耶無耶にしようとする田中義一(同時の総理大臣)を一喝した昭和天皇。
    しかし、欧米で目にした「君臨すれども統治せず」の考え方から、この御仁の行動を反省。以後は政治に口を出さないようにしていこうと決意する。
    しかし、今度は満蒙の関東軍が暴走を始める、、、、、、
    激動の昭和の始まりであり、十五年戦争へと突入する日本の未来はどうなるのか、不安になる昭和天皇の人間らしい側面が描かれている。

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    2021年07月22日
  • ノモンハンの夏

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    半藤さんの辻政信に対する怒りが切々と伝わってくる名著。それにしても今の日本の官僚機構がかなりダブって見える。

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    2021年07月21日
  • 戦争というもの

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    半藤一利さんが「歴史探偵」と呼ばれる所以に納得の本書であった。「戦争は国家を豹変させる。歴史を学ぶ意味はそこにある」深く胸に刺さった。もっと半藤さんの話を聞きたかった。合掌。

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    2021年07月21日
  • 世界史のなかの昭和史

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    これまで「幕末史」「昭和史」などの著書があり、これは「B面昭和史」に続くもの。日本の歴史が、日本のなかだけで完結するものが多いなか、欧米の動きを軸に記述し、読み物として面白い。460ページを超えるが、後半はほぼ一気読み状態。映画「ウィンストン・チャーチル」をみた直後だけに、当時の状況が思い描かれるが、この本のストーリー展開はドイツが中心。

    「歴史探偵」を自称し、当時と現在の安倍政権を比べて論じるなど、以前の著書よりくだけた感があるが、おおまかな流れは理解できる。「歴史はまっすぐには進まない」など、著者独自の「史観」も参考になる。

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    2021年07月11日
  • 戦争というもの

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    半藤一利の著作を最後に読んだのはいつだっけ?

    と思いながら、書店の平積みにあるこの本を手に取った。

    その時亡くなっていることに気がつき、惜しい人を亡くしたなと感じた。

    半藤一利といえば私の中では『昭和史』。

    大学生の時に、なぜかわからないが読んだ。

    戦争の悲惨さ、民衆の心の動き、政府の未熟さ。

    どれをとっても悲しみと怒り。

    沖縄に行けば、否応なく感じるその苦しさ。

    それを気がつかせてくれたのも、この人だったと思う。

    今の現代人が歴史に興味をもてないのは悲しい。

    著者は
    「人間の眼は、歴史を学ぶことで、はじめて開くものである。」
    という。

    歴史を伝える立場にある以上、この言

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    2021年07月08日
  • ノモンハンの夏

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    ノモンハンでの凄惨な戦闘と、それを生起させた要因について精緻に、分かりやすい筆致で語りかけてくれる。
    しかし、そもそも満州国を建国するとなればソ連と長大な国境を接すること、日中戦争を進めるためにはその手当をしながらでなければならないこと、南進すれば北にも相応の兵力を残置しなければならず、米国からの石油輸入も止められることを想定しなければならないこと・・歴史の結果を知っている我々は何故日中戦争、ノモンハンの事変、太平洋戦争へと突き進んでいったのか理解に苦しむのであるが、その時の時間軸にいた人々はそのようなことは見えない。歴史の本質なのかもしれない、と思う一方、我々は歴史から学び、今この時間軸から

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    2021年07月04日