半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和天皇物語 8

    購入済み

    歴史ドラマ

    人間としての昭和天皇が漫画で生き生きと描かれていて、テレビや写真で見たことのある昭和天皇の超然とした雰囲気とはギャップがあり、そこが面白い。活字や切り取った映像では分からない心の機微などが漫画でよく表現されている。ベースとして日本史の知識がないと辛いかもしれないが、少し歴史をかじっていれば、教科書に出てくるような著名人達が人間味をもって動いているのを読むだけでも興奮する。

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    2021年12月31日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    生涯学習講座の講義録をまとめたもの。
    歴史は苦手だけど、令和3年1月に著者が亡くなり話題になっていたことから、幕末史をおさらいする気持ちで購入。軽妙な語り口調で読み進みやすく、大河ドラマ「晴天を衝け」とも時代が同調していて、相乗効果でとても楽しく読み進められた。
    反薩長史観の幕末史。「御一新」ではなく「御瓦解」、薩長が徳川から政権を奪取したに過ぎず、この国のかたちが大きく変わったわけではないという見方には共感。実際、政策の実務は旧幕臣無くしては成り立たなかったことは大河でも描かれていた。木戸孝允らが書簡で、戊辰戦争に勝ってうかれた連中が今後の日本をどうするかを考えずエコイムズだけで政府にあれこ

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    2022年02月23日
  • 昭和天皇物語 9

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    天皇の立場の難しさと露骨なまでの軽視。
    様々な角度で登場人物たちの想いが入り交じり、早い展開だった。

    当時の物騒な世相も反映され、イメージしやすい。

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    2021年12月11日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    「失敗の本質」を読む中で出てくるリーダー個人に焦点を当て、その時の判断の背景がよくわかります。リーダー個人の判断より どことなく 周囲も納得できる人選として今もなお、卒業時の成績が参照されるような傾向も身近にあるのではないかと思う人員配置。想定外という言葉が多く語られたように、不都合な案件は直視できない点などは過去の出来事というより いまでも 見直す必要がある時が必ずくる気がしました。

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    2021年12月06日
  • 昭和天皇物語 2

    ネタバレ 無料版購入済み

    当時の時代背景が結構リアル

    陛下の婚約者事情に薩摩と長州の事情が入り込むとは思っていなかった。陛下は眼鏡の印象深いけど、大正時代、眼鏡はあまり上に立つ者が身に付けるものではなかったのかな。今では当たり前のものも100年前は全然違ってその差異が勉強になる。
    タカと陛下の掛け合いが好きだったがこんな早くに離脱するとは…。婚約者候補、ええ人そう。

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    2021年11月11日
  • 昭和天皇物語 9

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    ネタバレ

    関東軍の暴走と、それに苦悩する昭和天皇、日本の内閣が描かれている。
    国際的見地から見て、日本の将来を真に考える人物をどんどん暗殺していき、自分たちの思い通りにしていこうとする軍部。
    あくまで国際的に協力して、情勢を穏やかにしていこうとする昭和天皇や内閣。
    その闘いに勝っていく(勝手にどんどん暴走していく軍部→追認するしかない天皇)軍部が、後の大戦を引き起こしていくことになる。
    もちろん、天皇自身は戦争を起こしたくなかったにちがいない。その苦悩がよく伝わってくる第9巻であった。

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    2021年11月07日
  • 昭和天皇物語 2

    無料版購入済み

    社会で役立つ

    この作品を会社の同僚にオススメしたところとても感謝されました。昭和天皇のホッコリするエピソードや賛否両論された部分が見どころです。

    #深い #切ない #感動する

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    2021年11月01日
  • 昭和天皇物語 1

    無料版購入済み

    作者すごい

    漫画家を目指す身として作者の凄さに驚きました。昭和天皇という一人の人間をとことん掘り下げた素晴らしい作品です。

    #萌え #感動する #エモい

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    2021年11月01日
  • 昭和天皇物語 9

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    能條純一『昭和天皇物語 (9)』小学館。

    昭和という激動の時代に若くして天皇となった裕仁の苦悩が描かれる。時代と共に皇室の形は大きく変わったが、国民の模範であろうとする天皇は変わることが無いようだ。天皇、政府、陸軍とそれぞれが相容れない願望と信念で異なる道を模索する。若き天皇の下した決断は……

    昭和6年。中国大陸で日本の陸軍『関東軍』が暴走し、溥儀を担ぎ上げ、満州国の建国を画策する。陸軍の暴走を食い止めようと決断を下した天皇だったが……

    最近の皇族の結婚騒動を見ると、皇室というよりも宮内庁のインテリジェンスの質の低下が招いた騒動であるように見える。皇族の結婚相手の本質も見極められない宮内

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    2021年10月30日
  • あの戦争と日本人

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    ネタバレ

    亡くなったことをきっかけに手にとって、あぁ、どうして生きているうちにちゃんと読んでおかなかったのかと後悔。

    戦略がない、精神論だけ、先の対戦の反省が今の日本に活かされているのか、いや、これからこそ、この退潮の時代を精神論でなくどう切り開くべきなのか作者の声を聞きたかった。

    最近、組織について考えることが多く、エリートを集めた軍部も、自分の周りの小さな組織も、病理は一緒なのでは、という気持ちになった。

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    2021年10月13日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    非常に面白い!幕末、明治期を深く知ることが出来る本です。河井継之助の長岡藩が好きだったのですが、何故薩長軍と戦わざるを得なくなったのか、腑に落ちました。

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    2021年10月04日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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    太平洋戦争開戦に至る意思決定がどのようにされたのかに迫るため、当時の日本軍関係者との座談会により事実を掘り起こしていく。日中戦争の泥沼化と米国との経済格差を含む地政学的な不利を把握しながら、陸海軍の対立や外務省のナチスへの傾倒、文民の戦争への無理解が、無謀な対米開戦に導いたとし、単純な陸軍悪玉論を否定する。意思決定において事実を重視せず、個人の思い込みや組織間の関係が大きく影響する様は現代のあらゆる場面においても共通する病理ではないだろうか。

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    2021年09月24日
  • 墨子よみがえる

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     著者の半藤一利さんの著作は、今までも何冊も読んでいますが、今回の著作は扱っているテーマがちょっと毛色が異なっていたので気になって手に取ってみました。
     ご存じのとおり「墨子」は、中国戦国時代、諸子百家の墨家の開祖で平和主義・博愛主義を説いたと言われています。
     本書では、この墨子の論をまさに半藤流の語り口で縦横無尽に解説していきます。ところどころでの確信犯的な脱線のトピックも楽しいですね。
     ただ、この著作で高らかにうたわれている半藤さんのメッセージ、「非戦」への決意はとても大切な志だと思います。巻末の中村哲さんとの対話の内容も併せて思うに、お二人ともとても素晴らしい方だったと本当に残念でな

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    2021年09月22日
  • 戦争というもの

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    企画の段階では、37の「名言」を取り上げる予定だったが、2021年1月に著者が亡くなり、14の「名言」となったそう。残り23の言葉についても、著者の説明と共に知りたかったです。

    学生時代には、戦争のことを学ぶ機会もあり、修学旅行などで、原爆資料館などを訪れることもあり、戦争の悲惨さを知り、憲法9条の問題なども、もう少し、日ごろから考えることがあったように思う。
    しかし、社会人になり、日々の生活に追われるようになると、いつの間にか、戦争のことを正面から考える機会が無くなっていく。
    徐々に、戦争だけは絶対にいけない、そんな上っ面な言葉だけが自分の中に残りつつも、戦争とはなんだったのか、新たに知る

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    2021年09月15日
  • 戦争というもの

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    はじめて手にした半藤一利さんの本が遺作になってしまったことが悔しいです。
    もっと続きを読みたかったです。

    後半、特に沖縄のところは胸に迫るものがありました。「県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを」と残して自決された司令官の大田実少将の電文に心打たれました。
    こんなふうに沖縄の人々に寄り添った人もいたのだと胸が熱くなりました。

    奥様(エッセイスト)の解説とお孫さん(編集者)の編集後記にも感動しました。

    著者本人の企画書のとおり、まさに“孫に知ってほしい”戦争の名言の数々、
    若い方こそ読むべき本ではないかと思います。

    知りたい事はまだまだあるので、今後も戦争関連の本は読んでいきたいと思

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    2021年09月09日
  • 昭和天皇物語 8

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    ネタバレ

    いよいよきな臭い時代に時代に入ってきた。満州事変、226事件に向かって不穏な雰囲気。私生活でも、内親王はたくさん誕生してもなかなか親王に恵まれず、追い込まれていく裕仁天皇と良子皇后…。しかし、昨今の皇室のかれこれの問題を思うと、この時代のように皇室の為を想って敢えて厳しいことも諫言する方は宮内庁の職員さんには全然おられないのでしょうか、それとも皇族側にそれを聞き自己を省みる素地が皆無なのでしょうか…。

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    2021年09月03日
  • 世界史のなかの昭和史

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    戦前、戦中の世界と日本の関係を、同時並行的に確認でき、大変に感動した。
    ポイントとなる出来事を年表でしか覚えていなかったが、当時の世界は同時に複合的に、過去からの連続、地政リスクからの各国の思惑と駆け引きにより、世界中を巻き込む第二次世界大戦となったことを知る事ができた。
    学問としてよりも、歴史から人間を学ぶ書物として、多くの人が手に取ってほしいとおもったし、今まで読まなかった事を残念に思うくらいの名著だと感じた。

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    2021年09月02日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

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    風船爆弾でペスト菌をアメリカにばら撒くと言う計画があったのは初めて知った。731部隊の存在は重い。日本の軍人は官僚化していた、それに対して米国のミニッツ提督はビジネスマンの如く機敏に動いたと言う指摘も印象的。

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    2021年08月29日
  • なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

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    やるせない。ヒトラーのように信念や狂気で開戦を決意したのならまだ諦めもつくが、単に無能な指導者たちが流れや空気で何となく戦争を始めてしまうのは本当にやるせない。しかしここに出てくる旧参謀たちは、いくら戦後の回想とは言え、どうしてこうも他人事で無責任な言いようなのだろう。おまけに戦略眼が米軍に比べて子供レベル。なんだかもう一度戦争が始まってもおかしくないように思える。
    そうならないために半藤氏らが正確な歴史を紐解き、後世にこういうバカ者たちがいたことを残してくれた。半藤氏の反戦、平和への貢献は極めて大きい。心よりご冥福をお祈りいたします。

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    2021年08月28日
  • あの戦争と日本人

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    著者の半藤一利氏が今年亡くなられ終戦の8月になり氏の本を初めて読む。
    一度は読むべき本と思う。
    教科書で習った明治時代の富国強兵、脱亜入欧から軍国主義全盛の昭和、あの戦争がどれだけ悲惨だったか、その思いに耐えて読まないといけない。
    昭和天皇から当時の皇太子宛の手紙の内容、戦争とは関係ないと思っていた宮沢賢治の以外な活動など、初めて知る事ばかり。
    終戦の8月になると著者に去来する思い「死者は
    私達が思い出すかぎり行きている」、慰霊の念は忘れてはならない。

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    2021年08月17日