半藤一利のレビュー一覧
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この本は1941年、日本で原子爆弾の研究が始まる所からスタートする。アメリカ、ドイツの視点でも書かれ、やがてアメリカが広島に原子爆弾を落とすその日までが克明に記録されている。
日本がどんな戦争をしたのか、どうして原爆が落とされてしまったのか、原爆が落とされた時どんな事が起きていたのか…
“歴史にifは許されない”という1文があって、全くその通りで、今何を言っても歴史は変わらないのだけど、もしあの時ああしていたら原爆は投下されなかっだろう、と思う場面が多くあり、戦争によって犠牲になった沢山の人達の事を思うと色々と考えさせられる。
教科書だけでは知り得ない所まで書かれているので、知れば知るほど、衝 -
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試し読み
Posted by ブクログ
ロンドン軍縮会議、統帥権干犯問題の頃から、柳条湖、そして第二次大戦へとひた走る日本の、軍部の、メディアの狂気の中で、一人闘う石橋湛山の言葉たち。今読めば当たり前のようでも、当時の情勢の中ではどんなにか苦しく、重圧を押しのけての勇気ある言論だったか。朝日や毎日などの”大新聞”が軍部のお先棒を担いで書いていた記事と比べると、湛山の「良識」は胸にしみる。
この「屈服なき言論」は、どうも現代には比するものがないように思えるのが哀しい。だからこそ、今読んでいる新聞記事を改めてもう一度疑うために、湛山の執筆したものと、当時の朝日や毎日が書いていた具体的な記事を並べて比較することに、現代的な意味があるよう -
購入済み
全く知らない昭和初期のお話
戦前である昭和初期のお話は、学校で学ぶことも無かったので全くわかりませんでしたが、このマンガのお陰で戦争に向かい負けて行く日本の歴史を学ばせてもらっています。
昭和64年迄書き続けて欲しいです -
Posted by ブクログ
半藤一利さん、加藤陽子さん、そして編者の保坂正康さんによる対話形式で進む、1931年の満州事変から1941年の日米開戦までの、特に日本がとった行動とその背景について説明してくれる。
軍部を中心とした思い込み、慢心、根拠のない自信、精神論。今までおぼろげながら認識していた昭和史を再認識させてくれた。
折しもロシアによるウクライナ侵攻が進められ、おとしどころが見えない状態だ。一端戦争になれば、終結が難しくなることが現代でも読み取れる。
ただ、お粗末ながら当時民主主義国であり、第一次世界大戦の教訓からつくられた、国際連盟の常任理事国5ヵ国の一翼を担っていた日本ですら、戦争への道を選んでいったのだ -
Posted by ブクログ
歴史を丹念に研究してきた著者が、歴史上あまり取り上げられていない真実を掘り起こした著作。
歴史は、戦争の勝者によって作られる。敗者は、煮え湯を呑み込むしかない。
明治維新に関して言えば、今の歴史として教育されてるのは、史実かもしれないが、勝者から見た歴史、所謂「薩長史観」である。
薩摩藩と長州藩が幕府側を敵とみなし、官軍と名乗り、旧幕府側を賊軍として滅ぼしたその視点から書き起こされたのが、幕末から明治維新の歴史の真実となってしまっている。
著者は東京生まれだが、親族が長岡の出身であり、奥羽越列藩同盟の視点も持ち合わせていた。その両方の視点から見た、幕末~明治の歴史。
こぼれ落ちた真実 -
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だんだんと
色んな出来事が立て続けに起こるので難しくなってくるが、軍部がだんだん狂気に染められていく感がある。
俊英永田鉄山の死から・・・。
名乗らずにタカに電話を掛けるシーンが堪らない。 -
購入済み
必読の昭和史
千葉県野田市関宿に鈴木貫太郎記念館があります。気になってはいましたが、まだ行けてません。こんなに昭和天皇との縁が深い方だったことを知りました。鈴木貫太郎さんの駆逐艦が日露戦争で活躍したことは知ってましたが、それ以降の活躍を知ることができました。天皇の苦労がまだまだ深まりそうですが、最後まで読み続けたいストーリーです。
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Posted by ブクログ
2003年に刊行された書籍の新装版。太平洋戦争のターニングポイントとなったガダルカナルの消耗戦を日米双方の立場から描く。
死してなお売上の多い筆者の作品。新装版が出たのを機に読んでみました。
ミッドウェーの敗北からそれでも方針の変わらぬ硬直的な軍令部。ガダルカナル島への米軍の上陸の意図を見誤り兵力の逐次投入を繰り返す。
戦争は錯誤の連続。米軍にとっても重い戦い。日本側にも何度も挽回のチャンスはあるが、運命はことごとく日本を裏切る。
内容的にはノモンハンの焼き直し。それだけ日本の軍部が同じ錯誤を繰り返したということだろう。
筆者独自のテンポ良い語り口もありスラスラと読める一冊でした。 -
購入済み
令和だから読めるストーリー
私の親、祖父祖母の世代が持つ、天皇皇后両陛下への気持ちがどんなものだったかが、このマンガを読んで分かるようになって来ました。明治維新を成し遂げた人達や日露戦争の苦難を乗り越えた人達に慈しまれて育ち、ヨーロッパの空気と第一次大戦の戦地を見た天皇陛下、さぞや光り輝く存在だった事でしょう。これからの展開が苦難の連続なのは間違いないですが、学校の歴史では学べない貴重なマンガだと思い、続けて読ませて頂きます。能條先生に感謝します。
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購入済み
素晴らしい
当時の風景や人物が生き生きとして、能純先生のタッチから、言葉の裏のイメージが伝わってくる。乃木さんを始めとする明治の人達の空気が読めて、マンガゆえに伝わる感動がある。10巻まとめ買いしたので、これからも楽しみです。