半藤一利のレビュー一覧

  • 昭和天皇物語 11

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    必読の昭和史

    千葉県野田市関宿に鈴木貫太郎記念館があります。気になってはいましたが、まだ行けてません。こんなに昭和天皇との縁が深い方だったことを知りました。鈴木貫太郎さんの駆逐艦が日露戦争で活躍したことは知ってましたが、それ以降の活躍を知ることができました。天皇の苦労がまだまだ深まりそうですが、最後まで読み続けたいストーリーです。

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    2022年10月31日
  • 昭和天皇物語 11

    購入済み

    歴史教科書にして欲しい

    昭和生まれなのに、当時現代のことは教育からは何も教えて貰えなかったのが残念
    改めてこういうのがマンガとして読めることが有難い。

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    2022年10月30日
  • 昭和天皇物語 4

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    ヨーロッパ旅行

    当時の洋行の大変さと、裕仁皇太子の得たものの多さを知りました。現代の我々もヨーロッパの都市では、石畳や町並みに感心してしまいますが、当時の日本から見たらまるで別世界だった事かと思います。地下鉄体験に夢中になるシーンも、欧州皇室のあり方を学ぶのも始めて知り、昭和天皇が愛されたことが分かりました。令和にこうした名著が読めるのは幸せです。

    #タメになる #アツい #深い

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    2024年08月26日
  • 遠い島 ガダルカナル〈新装版〉

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    2003年に刊行された書籍の新装版。太平洋戦争のターニングポイントとなったガダルカナルの消耗戦を日米双方の立場から描く。

    死してなお売上の多い筆者の作品。新装版が出たのを機に読んでみました。

    ミッドウェーの敗北からそれでも方針の変わらぬ硬直的な軍令部。ガダルカナル島への米軍の上陸の意図を見誤り兵力の逐次投入を繰り返す。

    戦争は錯誤の連続。米軍にとっても重い戦い。日本側にも何度も挽回のチャンスはあるが、運命はことごとく日本を裏切る。

    内容的にはノモンハンの焼き直し。それだけ日本の軍部が同じ錯誤を繰り返したということだろう。

    筆者独自のテンポ良い語り口もありスラスラと読める一冊でした。

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    2022年08月28日
  • 昭和天皇物語 10

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    令和だから読めるストーリー

    私の親、祖父祖母の世代が持つ、天皇皇后両陛下への気持ちがどんなものだったかが、このマンガを読んで分かるようになって来ました。明治維新を成し遂げた人達や日露戦争の苦難を乗り越えた人達に慈しまれて育ち、ヨーロッパの空気と第一次大戦の戦地を見た天皇陛下、さぞや光り輝く存在だった事でしょう。これからの展開が苦難の連続なのは間違いないですが、学校の歴史では学べない貴重なマンガだと思い、続けて読ませて頂きます。能條先生に感謝します。

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    2022年08月07日
  • 昭和天皇物語 1

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    素晴らしい

    当時の風景や人物が生き生きとして、能純先生のタッチから、言葉の裏のイメージが伝わってくる。乃木さんを始めとする明治の人達の空気が読めて、マンガゆえに伝わる感動がある。10巻まとめ買いしたので、これからも楽しみです。

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    2022年08月03日
  • 語り継ぐこの国のかたち

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    半藤さんは1930年〈昭和5年〉5月21日 生まれで、 2021年〈令和3年〉1月12日に亡くなられている。

    江戸時代の終わりから現代まで、日本で起きた戦争で、何が誤りだったのかを、平和主義者の半藤さんの眼で説いていく。
    特に日露戦争から太平洋戦争までの流れの中で、日本軍の誰がどういう行動をしていたかは非常に参考になった。
    太平洋戦争では、特に帝国陸軍の司令官や参謀の暴走が、結果的に300万人以上の人の命と、とてつもない財産を奪うことになる。陸海軍人の死者は約240万人だったが、7割は広義の餓死で、食糧の補給がされず島々に見捨てられた無念の死だと言う。
    昭和53年 靖国神社にA級戦犯が合祀さ

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    2022年07月27日
  • 昭和天皇物語 10

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    ネタバレ

    「話せば分かる」その声虚しく犬養毅暗殺。一方で首謀海軍将校に対する助命嘆願多数の世論状況。
    満州国の存在により列強に追い込まれ国際連盟脱退。陸軍の派閥闘争と、天皇の軍部統制力低下。
    追い込まれて行く大日本帝国。 国体はこの時点で限界にあったと見える。

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    2022年07月15日
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    ネタバレ

    全体を通してめちゃくちゃ面白かった!!
    読みやすい。
    賛否両論あるんでしょうが、
    明治維新が教科書だけで記されるような輝く歴史ではないとは思うので、その辺りもきちんと理解できる歴史書になっているかと。


    第1章: ペリーのルートが那覇→小笠原諸島→江戸
    江戸がダメなら、沖縄か小笠原諸島を港にしようと目論んでいた。
    ペリーの来た理由:
    これまでは、蒸気船の燃料である石炭の補給地、捕鯨船の寄港地にしたかったというのが最有力だったが、それよりはシーパワー=自分達の国益のために太平洋航路を開く、というのが最大の目的という見方。

    日本人の、「起きて困ることは起こらない」という見方も面白いなぁ。太平洋

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    2022年08月03日
  • 昭和天皇物語 10

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    ついに

    ついに常任理事国の日本が国際連盟から脱退することになります。
    今、ウクライナ問題で常任理事国であるロシアの拒否権について議論されることもありますが、国際連盟の時に常任理事国である日本を過度に追い詰め過ぎて外交手段が断たれてしまったという教訓もあって現在の国際連合があるらしいです。

    #深い #タメになる #ダーク

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    2022年06月26日
  • 聖断 天皇と鈴木貫太郎

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    「半藤一利」のノンフィクション作品『聖断 天皇と鈴木貫太郎』を読みました。

    『聯合艦隊司令長官 山本五十六』、『完本・列伝 太平洋戦争―戦場を駆けた男たちのドラマ』に続き「半藤一利」の太平洋戦争に関する作品です。

    -----story-------------
    聖断がくだり、そして戦争は終わった――。

    連合艦隊の消滅、沖縄の陥落、広島・長崎への原爆投下、ソ連の満洲侵攻など、刻一刻と破局へと突き進んでいった戦争末期の日本。本土決戦が当然のように叫ばれ“一億玉砕論”が渦巻く中、平和を希求する昭和天皇と心を通い合わせ、二人三脚で戦争を終結に導いた一人の老宰相がいた。
    その名は「鈴木貫太郎」。

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    2022年06月04日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    ネタバレ

    近現代日本史の碩学、三人(半藤一利、保阪正康、加藤陽子)による鼎談。元は2017年8月15日にNHラジオで放送された番組に加筆されたもの。日中戦争については、現在のロシアによるウクライナ侵攻と重ね合わせて読むこともできる。
    万民必読の書といえるかも。

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    2022年06月03日
  • 昭和天皇物語 10

    購入済み

    現在の国際情勢との相似

    最近の国際情勢や国連の機能不全を見ていると、この巻で当時の日本が置かれた状況や国際連盟とのやりとりに色々考えさせられる。全ては同じではないにしても、政治家と軍の闘争、軍の中での争い、国民感情、国家間の思惑など現在の状況の相似形に見えるところが多々ある。昭和天皇の思いとは別の方向に情勢が否応なしに進んでいってしまう様は本当に読んでいて辛い。

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    2022年05月30日
  • 幕末史(新潮文庫)

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    昭和史同様、
    本棚から引っ張り出してきて
    再読。
    半藤さん自身も語っているが
    これは維新と言う名の
    薩長の下級武士によるクーデター。
    封建制度を疑い、改革を一気に進めた
    25年間を半藤一利さんが
    分かりやすく
    レクチャーしてくれてます。
    世界と肩を並べる為に
    必要な事だった維新。
    しかしながら、
    将来の日本の在り方を
    余り考えずに
    その場しのぎで
    進んだと考えられる側面もあった。
    うーん。
    西郷隆盛さんを改めて偉大な人物と
    感じました。
    この人がいなければ、今の日本は
    なかったかもしれませんと。

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    2022年05月08日
  • 昭和天皇物語 9

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    ついに

    ついにここまできたかという感。
    陸軍も海軍も文民統制からほど遠く、統帥権を持っている天皇すらも軽んじる。

    #ドキドキハラハラ #アガる #ドロドロ

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    2022年04月23日
  • 昭和天皇物語 9

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    昭和は長い

    思ってた以上に引き込まれました。
    全てではないのでしょうが、いいのかな?という思いもありつつ
    中々知れない様々な事柄など漫画を通して知れて良かったです。

    明治時代も大正時代も多少なりとも垣間見えました。
    楽しみにしています。

    #エモい #アツい #タメになる

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    2022年04月02日
  • 風の名前 風の四季

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    日本人が風に寄せる想いは果てしがない。それは、膨大な風の名称の存在に現われている。半藤一利氏と荒川博氏が、四季の風とそれ以外に分け、風の名称を織り込んだ和歌、短歌、俳句、俗謡、民謡などを取り上げて、蘊蓄の限りを尽くす。滋味深い読書体験を必ず約束する一冊。
    私個人としては、熱い夏の日の木陰で味わうそよ風を最も愛する。残念ながら、特にこういう風は取り上げられていない。生活に密着した風の多くが挙げられている。

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    2022年03月07日
  • 歴史探偵 忘れ残りの記

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    半藤氏はTV番組では太平洋戦争の話題の時に生き証人のように登場されていた。貴重な戦前戦後の語り部の逝去を惜しむ声が多い。私はあまり雑誌を読まないので、こんなに軽妙でおもしろいエッセイの方だとは知らなかった。私の祖父母はよく昔の話をしてくれて、それを聞くのが楽しみだった。思えばそんな読後感。氏は昭和20年代に文春に入社され、新人時代に坂口安吾氏のところへ原稿を取りに行ったそうです。銀座のビルの上から富士山が見えたそうです。軽く楽しい物から専門的な資料まで、有るだけ全部遺稿を出版してほしい。

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    2022年02月27日
  • 日本型リーダーはなぜ失敗するのか

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    日本史、特に近現代史が苦手な私にとって、辞書代わりに
    スマホを手に読んだ。
    今もほぼ変わらぬ、いや後退している日本の様子に一社会人として、なんだか嫌になりつつあるが、まぁそれでも、
    先人たちを反面教師に、こんなふうにはならない様に気をつけたい。

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    2022年02月27日
  • 世界史のなかの昭和史

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    日本の学校では、戦争について、あまり教えず
    テレビでは、日本から見た、日本に起きた戦争の悲劇が多い、日本があの時代にどうやって列強諸国に
    飲み込まれ、大きな過ちの戦争をやったのか
    これは、それを教えてくれる大事な著者。

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    2022年02月20日