あらすじ
今こそ伝えておかねばならない歴史として「昭和史」に取り組みつづける、原点と活力の源はどこにあるのか。悪ガキ時代、戦争体験と雪中猛勉強生活、編集者時代の“秘話”。
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Posted by ブクログ
【かつて橋の技師になることを諦めはしましたが,今を生きる人と昭和史のあいだに橋を架ける仕事を俺はしているんだ――なんて言うと,こじつけになるでしょうか】(文中より引用)
昭和史の第一人者としても名高い半藤一利が自身の生い立ちや執筆動機について語った作品。編集者として仕事を重ねてきた半藤氏がいかにして昭和史にのめり込むようになったかがわかるとともに,「続けること」の大切さを教えてくれる一冊です。
サイズ感で言えば薄い本に入ると思うのですが,その内容が極めて面白く同時に濃い。特に少年時代の戦争体験については,それ自体が昭和史を構成するエピソードとしても強く印象に残るものでした。
半藤氏の別の著作も久しぶりに手にとってみたい☆5つ