無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
作中最大の関心事に見える「主人公が指輪をはめたかったのは誰?」という謎の解明は、実は添え物であることが次第に分かってくる。
だって、答えは書いてなくても、次第に主人公の気持ちはなんとなく汲めるようになってくるから。
つまるところ、本作は謎解きミステリーではない。
自分がプロポーズをしようと思っていた女性が一体誰なのかを見極める過程を通じ、アダルトチルドレンである主人公が大人になってゆく成長模様を描写した物語である。
という視点で、気になった部分を再度読み返してみると、特に気にも留めていなかったような些細なものも、実は何かのメタファーとなっていたり、また違った世界が見えてくる。
バーチャル・リアリティの中で、ゲームの如く何度もリセットボタンを押しながら、同じ場所をひたすら散歩するかのように歩み、それでも確かに進んでいく。
それにしても、こりゃ女性ウケはしないだろうなー笑
しかし、男って多かれ少なかれ、誰でも案外こんなもの(誰しもが三股するとかではなく)。
自分も早いうちに氷漬けされたマンモスを溶かさなくては、と思わされた。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
途中三股相手についての薄い描写が続くなどで飽きそうにもなったけど、最後の急展開、そして曖昧に終わらせた感じが、逆に読後感をよいものに。
また、解説がよかった。
失敗したくない人は先に読んでみてもよいかも。
Memo:
「価値観さえ合えば、結婚したくなる。価値観とは、何を大事にするかという大きな意味じゃなく、きっと、どの時間を一番大切にしたいかという意味なのだ。プライベートな時間とか、仕事の時間とか、そういう脈絡の中における価値ではなく、過去、現在、未来のどれを大切にするかということだ。」
「結婚できない男たちは、過去でも現在でも未来でもなく、止まった時間の中にいる。まさに氷河期の、分厚い氷に閉じ込められたマンモスのようなものだった。」
「過去にも現在にも、そして未来にも所属できずにいる男。マンモスのように氷漬けになった男を、その息で溶かし出してくれ。」
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。