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K病院・内科病棟の十号室。謎の血尿で入院中、しかしそれ以外に取り立てて不健康なところのない木戸俊二は、同じようにヒマを持て余している内科病棟の患者たちと、他愛も無い世間話をして過ごしていた。そんな彼らの専らの話題と言えば、いまはもう廃止された“付添婦”の〈秋田さん(本名不明)〉のこと……。生と死が通り過ぎていく場所の、刹那的な日常を軽妙に綴った表題作ほか、幻の傑作「ボギー、愛しているか」を併録。
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Posted by ブクログ
純文学というのは話に出てくる卵のように冷めていくに従ってじわじわと出汁が染み込んでいくようなものなのだと最近色々な本を読んで思うところです。
併録「ボギー、愛していいるか」(2005年)初期の伊藤たかみ作品が好きなので、序章からラストまで一気に読み進む。「男っていつまでたっても馬鹿なんだから」と背中を見てうらやましく思ってしまう。
『ボギー、愛しているか』と『秋田さんの卵』の2編。 『ボギー、愛しているか』は自宅に帰りたくない夫の話。ええー、少し前にも『我が家の問題』でそんな内容を読んだばかりなのに…それほど帰宅したくない男って多いのか? うちもだったら!? と考えると恐ろしいわ。そうでないことを祈る。 男ふたりで中学時代の友...続きを読む人ボギーの命日にW島へ行こうと言う。男の友情ってこんな感じ? 『秋田さんの卵』は病院での出来事。入院してるってこんな感じなんだろうね。狭い空間であれこれ制限されると人の噂話で盛り上がりそう。 表紙のイラストが印象的で可愛い。
入院中の俊二が気になっているのは、病院内でも有名になっている今時珍しい付添婦の秋田さんのことだった。 余命わずかのナツメ氏の付添をしている秋田さんだが、彼を看取って引退するという噂もあるなかで 病院という毎日が同じことの積み重ねをしているうちに、日々が同じピースで組み合さっていく退屈な日常に埋もれ...続きを読むながら 秋田さんのことを気遣う人生の中での特殊なとき。 看護師とか病院関係者がむやみやたらに薬を持ち帰って服用しているとか、 病院で働いている友達がまったく同じことをしているからわろたw 死んでしまったかつての友人が流れ着いた思い入れのある島に行こうと、バツ2でアル中の売れない作家の加藤と、離婚の危機にいる飯島の話、 ボギー、愛しているかは、男って、めんどくせえ~って感いっぱいだった。 男女って難しいよね。 毎日を生きていくって、難しいよね)^o^(
淡々としていてなんかいい かるーく読め、なにか感じさせてくれる作品。 秋田さんのいい人過ぎ無い様や意外な情を持っている様がいい。 一生懸命タバコの空き箱で細工を作っている様子が浮かんできて ちょっとせつなくもあった。
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